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【E-M10】フィッシュアイボディキャップレンズで気分はキャメラマン!


シリーズ【マガジン:E-M10はいいカメラ

前回の続きです。

フィッシュアイボディキャップレンズを手に入れてヒャッハーな僕はとりもなおさずがしゃがしゃと撮ったのであります。

しかし数枚撮って気づいた。ピントがあっていない……なぜだ!!!
まさか欠陥品を掴まされたのか!?

そんなことを思ったのでした。

だが……はたと気がついた。

カメラのスライドノッチに「∞ー・ー0.2m/0.66ft」とあることを。

これはなんだかわからないが、これをスライドさせたらピントがあうのではないかと。

そこで……

この位置にしてみた。カチッと小さな手応えで止まったので、撮影。

おぉ、ピントばっちりです。

このレンズはいわゆる全周魚眼ではなく、対角魚眼というタイプ。左右140度の範囲を写すことが出来るとのこと。

意図的に太陽を入れて見ると、盛大にフレアーがでるのも、なんとなく味があっていいですね。

ちょうどこの日は知り合いとボリビア料理を食べる予定だったので、標準レンズとフィッシュアイを携えたのですが、ちょっとしたときにフィッシュアイの画角が欲しくても超手軽に交換できます。

値段は安めで性能は高級品にはかないませんが、この手軽さでレンズを交換する機会が増えるのはメリットだと思います。

工夫をすればフィッシュアイ特有の歪みも目立たなく撮ることが出来ます。
特に狭い店内の様子を撮るのには適していますね。

おっと、ノッチがずれてピンぼけてる。

暗い店内。このレンズはF8.0と暗いレンズ。安めのコンデジだとかなり不利な条件ですが、E-M10は高感度と手ぶれ補正のおかげでしっかり撮れます。

APS-C、フルサイズやフルサイズのセンサーとくらべると、小さくて不利といわれがちのマイクロフォーサーズですが、すこしぼかしにくいくらいでスナップにはまったくハンデを感じません。

むしろレンズ含めてコンパクトなシステムのE-M10には一眼レフのような仰々しさや持ち運びの面倒さがなくて僕のライフスタイルには馴染みますね。

特にこのフィッシュアイボディキャップレンズは薄くて軽いので、ちょっとした広めの画角が欲しいときに携えるのになんら無理がありません。

そして、遠景を撮ればフィッシュアイならではの歪みが効くので、広々とした空間表現が愉しめます。

家から歩いて数分の海水浴場。おじさんが投げ釣りでキスを釣っていました。
安いレンズのくせに意外な空気感。あえてアンダーの補正をかけました。

海辺に来て思うのは地球が丸くとれるなぁ……ということです。

フィッシュアイというレンズ自体が初めてなのですが、日常の中に思わぬ非日常を創り出すことが出来て、気分はキャメラマンなのであります。

非日常感をブーストするためにアートフィルターをかけてもいいかもしれません。とりあえずジオラマをかけてみましたけれど、ドラマチックトーンともあうかもしれないでしょうねぇ。

ほんのすこし彩度を上げて……朝焼けを撮ってみました。
フィッシュアイの広い画角で何をとるかはまだまだ修行がいるなぁと思う次第ですね。正直、素人には持て余す画角ではないのかなぁ。

だからいつまでたってもフィッシュアイというレンズ種はユーザー受けする大量生産コンテンツになれずに……つまり、安くならないのでしょう。

これが6万円もするレンズであれば、果たして使いこなせるか躊躇するでしょうがフィッシュアイボディキャップレンズは8000円。

買って損はないというか、買ってくだちい!!

マイクロフォーサーズ規格を選んだ人々への、これは特権のひとつなのであります。

次回はフィッシュアイのまとめをお送りします!!

続く


※なお、時系列の次のエントリは「バッテリーをめぐる思惑……」です。


OLYMPUS ミラーレス一眼
9mm f8 フィッシュアイ ボディキャップレンズ
ブラック BCL-0980 BLK



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