ITC が IntelliCAD 12.0 をリリース
IntelliCAD Technology Consortium(ITC)が久しぶりのメジャーバージョンアップになる「IntelliCAD 12.0」をリリースしたそうです。
パフォーマンスの向上と多くの新機能を含むメジャー リリースということのようですが内容的には以下のような感じ
新機能
レポートとレポート テンプレートを作成し、データをテーブルと .xls ファイルに抽出可能に。(DATAEXTRACTIONのことかしら?)
イメージ、テクスチャ、ブロック、外部参照、ワイプアウトを使用してスーパー ハッチングを作成可能に。(ExpressToolsの機能っすね)
動的に変えられるクイック プロパティの対応。(カーソル近くに出るあれっすね。)
制御頂点とノットのパラメータ化を使用してスプラインを描画。(IntelliCAD はスプラインの諸々が弱いので少し良くなった感じ。)
図心スナップ対応。(ようやっと実装されたのね。)
従来のイメージ タイル メニューを作成および編集します。(詳細は触らんとわからないな。)
表の対応強化。(これも DATAEXTRACTION と絡んだ内容っぽい。)
ビジュアルスタイル の使い勝手向上。
追加の新しいコマンド
プロジェクト ジオメトリ
CV の表示・非表示
レイヤー分離 VP フリーズ
グローバル属性編集
ブロック名変更
ブロックの変更
高度あわせ?
クイック トリム
マルチコピー
機能強化
他の図面からのページ設定のインポート
.pdf へのパブリッシュまたはエクスポート時の PDF プリセットの選択
.fmb ファイルのインポートとエクスポート
断面平面の表示設定の設定
レイヤー上のエンティティをカットできるかどうかの制御
断面平面、およびオフセット、トリム、延長コマンドの使用時やハッチングの編集時の変更のプレビュー
と、こんなところで、API的には、.NET API が更新されていて、ODA SDK はバージョン 2023.12 (多分最新に近いもの)が使用されるらしい。
ARX互換強化中の IcAPI はまだ PRレベルのようなので、実用可能なレベルになるのは先のようです。
AutoCAD の進化が停滞しているので、機能差はそこそこ縮まってるかなというのとある程度順調に進化してると思います。
でも、他のDWG系CADと比べるとちょっと諸々の動きが遅いかなという印象です。IntelliCAD の進化はデータ&機能互換的なところの下限が上がるバロメータ的な状態ですが、ソフトウェアの開発は今後加速度が上がってくと思うので開発者が確保し続けられるかによって今後の進化スピードがどう変わるかという点が個人的なウォッチポイントになるかも。
ではでは。
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