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寄付カレンダー2023/03/13~03/19

【寄付カレンダー:3月13日】山室軍平の命日

3月13日は、宗教家の山室軍平の命日(1940年)です。

岡山出身の山室軍平(1872年9月1日(明治5年7月29日) - 1940年(昭和15年)3月13日)は、救世軍の設立に関わった人です。イギリスで生まれた救世軍は、1895(明治28)年に12人のイギリス人士官が横浜に上陸して日本でも活動が始まりました。日本人最初の救世軍士官が山室軍平でした。山室軍平は社会鍋で日本の街頭募金を生み出した人です。

【寄付カレンダー:3月14日】大阪万博の開幕日

3月14日は、大阪万博の開幕日(1970年)です。

日本万国博覧会(大阪万博)は、1970(昭和45)年3月14日〜9月13日までの183日間、大阪府吹田市で開催された国際博覧会です。大阪万博の開催にあたっては、国の支援のほか、企業からの協賛金、競艇や競輪などの公営競技からの協賛金の他、寄付付きの記念切手や記念貨幣の販売からの協賛金などによって運営されました。

【寄付カレンダー:3月15日】帝国軍人援護会の設立

3月15日は、帝国軍人援護会の設立認可の日(1904年)です。

帝国軍人援護会は、日露戦争に際して結成された軍人援護を目的とする内務省所管の財団法人で、1904年(明治37年)3月15日に設立認可されました。戦争終結後の1906年(明治39年)6月には解散しています。出征軍人の遺族、戦病死者、傷痍兵などの援護を目的して創設され、皇族や華族、財閥などからの寄付によって運営されました。

【寄付カレンダー:3月16日】渋沢栄一の誕生日、大山捨松の誕生日、東北魂義援金の開設

3月16日は、渋沢栄一の誕生日(1840年)で、鹿鳴館の貴婦人の大山捨松の誕生日(1860年)で、東北魂義援金の開設の日(2011年)です。

渋沢栄一(1840年3月16日(天保11年2月13日)- 1931年(昭和6年)11月11日)は、明治・大正期の実業家で、日本の元祖フィランソロピストです。500以上の企業の設立に関わったと言われていますが、学校や非営利組織など600以上の創立にも関わっています。自ら寄付することもあれば、様々な事業の寄付集めにも関わっていました。

大山捨松(安政7年2月24日(1860年3月16日)- 大正8年(1919年)2月18日)は、元老となった大山巌の妻で、華族、教育者でした。アメリカ留学経験の大山は、「鹿鳴館の貴婦人」として慈善活動にも積極的に取り組んでいました。また、国内の看護師教育や女子教育への支援を行っていました。日本で初めて、鹿鳴館で慈善バザーを開催した人でした。

東北魂義援金は、2011年3月11日に発生した震災で大きな被害を受けた被災者を支援するためにサンドウィッチマンが開設した寄付プロジェクトです。集まった義援金は、サンドウィッチマンが責任を持って、岩手、宮城、福島の各県庁に直接届けています。当初は「東北の復興の為に、被災者の支援の為に」という形でしたが、2012年10月より「震災孤児・遺児」の支援を目的としています。

【寄付カレンダー:3月17日】野口幽香の誕生日、つくば科学技術博の開幕

3月17日は、幼児教育者の野口幽香の誕生日(1866年)で、つくば科学技術博の開幕(1985年)です。

野口幽香(慶応2年2月1日(1866年3月17日) - 昭和25年(1950年)1月27日)は、幼児教育者、社会事業家です。1900年(明治33年)1月、貧しい子供たちのために二葉幼稚園を森島峰と共に設立しました。1906年(明治39年)、明治の三大貧民窟のひとつであった東京・四谷鮫河橋に二葉幼稚園を移転し、本格的な「貧民幼稚園」の始まりとなりました。その運営には寄付が活用されました。ちなみに、平成27年度の保育士の試験の問題の中で「A 野口幽香と森島峰が寄付を募って、1900 年に設立した。 イ 二葉幼稚園」と出題されています。幼児教育・保育のファンドレイザーの先駆けのような方でした。

1985年のこの日、茨城県の筑波研究学園都市で国際科学技術博覧会(つくば科学技術博)が開幕しました。9月16日まで開催されました。その運営には、国の支援のほか、企業の協賛や競艇や競輪などの公営競技の協賛、寄付付き記念切手、記念硬貨、ジャンボ宝くじなどによる協賛金によって運営されました。

【寄付カレンダー:3月18日】井上円了の誕生日

3月18日は、東洋大学の創設者の井上円了の誕生日(1858年)です。

井上円了(1858年3月18日(安政5年2月4日) - 1919年(大正8年)6月6日)は、仏教哲学者で東洋大学の創設者です。妖怪研究もしていて、「妖怪博士」とも呼ばれていました。東洋大学の校舎の再建のための募金活動では、全国各地で5000回を超える公演活動を行い、聴衆動員数はおよそ140万人と言われています。地道な募金活動ですね。

【寄付カレンダー:3月19日】 瓜生岩子の誕生日、サグラダ・ファミリアの着工、新しい地図の「雨あがりのステップ」の配信

3月19日は、明治時代の社会事業家の瓜生岩子の誕生日(1829年)で、サグラダ・ファミリアの着工(1882年)で、新しい地図の「雨上がりのステップ」の配信スタート日(2020年)です。

瓜生岩子(文政12年2月15日(1829年3月19日) - 明治30年(1897年)4月19日)は、現在の福島出身で、孤児・窮民の救済、授産指導などに尽力しました。窮民貧児のための救済機関として救養会所の全国設置などを訴え、東京市養育院に関わる他、福島で孤児院の立ち上げなどに関わっていました。
その他に、磐梯山噴火、濃尾大地震、明治三陸大津波の際には、各地でバザーを開催してその収益と募金を、被災者の救済に充てていたそうです。「社会福祉の母」と呼ばれていました。

スペインのサグラダ・ファミリアは、民間カトリック団体「サン・ホセ教会」が、すべて個人の寄付に依って建設される贖罪教会として計画されたものです。設計者のアントニオ・ガウディも、サグラダ・ファミリアがあるスペイン・バルセロナ市内で、一軒一軒、家を回って、建築費のための寄付のお願いをしていたそうです。

新しい地図の「雨あがりのステップ」はパラスポーツ応援チャリティーソングとして制作されました。3月19日にiTunes Store、レコチョク限定でリリースされ、同年6月30日までの売上金額の全てが日本財団オリンピックサポートセンターに寄付され、パラスポーツの支援に充てられました。99,594ダウンロード、2300万6214円の寄付になったそうです。


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