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寄付カレンダー2023/01/30~02/05

【寄付カレンダー:1月30日】石井十次の命日 熱帯病制圧のロンドン宣言

1月30日は、児童福祉の父の石井十次の命日(1914年)で、熱帯病制圧を目指すロンドン宣言が発表された日(2012年)です。

石井十次(1865年5月5日(慶応元年4月11日) - 1914年(大正3年)1月30日)は明治の慈善活動家で、岡山孤児院を創設し、現在は「児童福祉の父」と呼ばれています。民間初の孤児院である岡山孤児院は寄付によって運営されていました。

2012年のこの日、世界製薬大手13社、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、世界保健機関(WHO)、米国および英国政府、世界銀行、および顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases: NTDs)の蔓延国政府によって、過去最大の国際官民パートナーシップが構築されました。2020年までにNTD10疾患の制圧に向けて共闘していくという共同声明「ロンドン宣言」が発表されました。

【寄付カレンダー:1月31日】高松凌雲の誕生日 ヨハネ・ボスコの命日

1月31日は、医師の高松凌雲の誕生日(1837年)で、カトリック司祭のヨハネ・ボスコ(ドン・ボスコ)の命日(1888年)です。

高松凌雲(1837年1月31日(天保7年12月25日) - 1916年(大正5年)10月12日)は、幕末から明治時代にかけて医師として活躍した人です。1879年(明治12年)に貧民を無料で診察する「同愛社」を創設しました。その運営は寄付で賄われていました。

ヨハネ・ボスコ(1815年8月16日 - 1888年1月31日)は、イタリア出身のカトリック司祭で、教育者でした。ドン・ボスコとも呼ばれていました。カトリック修道会であるサレジオ会の創立者です。世界100か国以上で青少年の教育に関する活動を広げていきました。その運営には寄付が役立てられています。日本でもドン・ボスコ由来の学校などがありますね。

【寄付カレンダー:2月1日】エリザベス・サンダース・ホームの開設 村上隆さんの誕生日

2月1日は、混血児救済施設「エリザベス・サンダース・ホーム」が開設された日(1948年)で、現代アーティストの村上隆さんの誕生日(1962年)です。

1948年(昭和23年)のこの日、エリザベス・サンダース・ホームが開設されました。三菱財閥の岩崎家に連なる沢田美喜が戦後、連合国軍兵士と日本人女性の間に生まれた混血孤児たちの施設として設立しました。その開設や運営のために募金活動を行っていました。ちなみに、最初の寄付者であるエリザベス・サンダースにちなんで名付けられました。

村上隆さん(1962年(昭和37年)2月1日 - )は、日本を代表する現代アーティストの一人です。自らのアート活動の他に、若手アーティストの支援・育成にも積極的に取り組んでいます。機会がある度にチャリティ活動にも積極的に取り組んでいます。東日本大震災では、ニューヨークでチャリティオークションを開催し、その売り上げを復興支援の活動に寄付をしました。最近では、Black Lives Matter活動の支援(作品の売上の寄付)、米国の新型コロナの支援(ファッションブランド「シュプリーム」とのコラボでチャリティTシャツを製作し、100万ドル以上を売り上げ、寄付)、YouTuberのヒカルさんとのコラボによる赤い羽根共同募金への寄付(チャリティTシャツの売上)を行っています。

【寄付カレンダー:2月2日】江崎利一の命日 世界湿地デー

2月2日は、実業家の江崎利一の命日(1980年)で、世界湿地デーです。

江崎利一(1882年〈明治15年〉12月23日 - 1980年〈昭和55年〉2月2日)は、江崎グリコの創業者です。父親の教えによりもともと社会奉仕への気持ちがあり、事業が軌道に乗った後、江崎グリコの本業に関わる母子健康の取り組みとして、1934年(昭9年)2月11日に私費5万円を出捐して母子健康協会(現在は公益財団法人)を設立しました。

世界湿地デー(World Wetlands Day)は、1971年(昭和46)2月2日、湿地の保存に関するラムサール条約が調印されたことにちなんで記念日として制定されました。この日は、湿地の恩恵や価値に目を向け、湿地に集まる野鳥などの保護に関する啓発イベントなどが世界各地で行われております。
湿地の保全に関する活動を寄付で応援してみてはいかがでしょうか。

【寄付カレンダー:2月3日】福澤諭吉の命日 ハンナ・リデルの命日 有田哲平さんの誕生日

2月3日は、教育者の福澤諭吉の命日(1901年)で、イギリスの宣教師のハンナ・リデルの命日(1932年)で、お笑いタレントの有田哲平さんの誕生日(1971年)です。

福澤諭吉(天保5年12月12日〈1835年1月10日〉 - 明治34年〈1901年〉2月3日)といえば、慶応大学の創設者ですが、新聞『時事新報』の経営者としても名を成していました。この『時事新報』では災害救援の義援金を積極的に呼び掛け、メディアによる義援金募集の流れを強くリードしました。

ハンナ・リデル(1855年10月17日 - 1932年2月3日)は、イギリスの宣教師で、熊本でハンセン病患者に出会い、1895年に熊本初のハンセン病病院である回春病院を設立しました。ハンセン病患者の救済のために、日本各地で募金活動を行っていました。

熊本県出身のお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の有田哲平さん(1971年〈昭和46年〉2月3日 - )は、2016年4月14日に発生した熊本地震への支援のために、くりぃむしちゅーとして熊本復興支援チャリティトークライブを不定期開催しています。

【寄付カレンダー:2月4日】小林富次郎の誕生日 Facebookの開設 世界対がんデー 

2月4日は、実業家の小林富次郎の誕生日(1852年)で、Facebookが開設された日(2004年)で、世界対がんデーです。

小林富次郎(嘉永5年1月15日(1852年2月4日) - 1910年(明治43年)12月13日)は、ライオンの創業者で、1891年(明治24年)に小林富次郎商店を創業しました。クリスチャンで慈善活動にも積極的に取り組んでいました。おそらく日本初の寄付付き商品である、慈善券付き歯磨き粉を販売していました。今でいう、ベルマークのような仕組みでした。

2004年(平成16年)のこの日、マーク・ザッカーバーグ氏と大学のルームメイトで同級生だったエドゥアルド・サベリン氏によってFacebookが開設されました。初めはハーバード大学の学生のためのサイトでした。現在は、Facebook上で寄付ができる仕組みも提供されています。

世界対がんデー(World Cancer Day)は、2000年に制定された「対がん同盟結成を呼びかけるパリ憲章」に基づき、国際対がん連合(UICC)が制定した国際デーです。世界中で人々ががんのために一緒にできることを考え、行動を起こす日として、世界各国で活動が行われています。
がんに関する活動を寄付で応援してみてはいかがでしょうか。

【寄付カレンダー:2月5日】留岡幸助の命日 安宅弥吉の命日 プロ野球の日

2月5日は、社会事業家の留岡幸助の命日(1934年)で、実業家の安宅弥吉の命日(1949年)で、プロ野球の日です。

留岡幸助(1864年4月9日〈元治元年3月4日〉 - 1934年〈昭和9年〉2月5日)は、現在の児童自立支援施設である感化院の東京家庭学校、北海道家庭学校を創始しました。感化院は、明治期に非行少年、保護者のない少年などを保護し教育するための福祉施設として設置されていました。留岡はその運営のために寄付集めを行っていました。

安宅弥吉(1873年(明治6年)4月25日 - 1949年(昭和24年)2月5日)は、石川県出身の実業家です。安宅産業や学校法人甲南女子学園の創設者です。大阪商工会議所会頭もしていました。同郷の宗教哲学者の鈴木大拙への支援や、郷土である石川県、金沢市の奨学金(安宅育英資金)、神社や仏閣への多額の寄進など地域への貢献に積極的に取り組んでいました。また、神戸にある甲南女子学園の設立資金を寄付して、理事長に就任するなど学校経営にも関わっていました。

1936年(昭和11年)のこの日、全日本職業野球連盟(現在の日本野球機構)が結成され、プロ野球が誕生したことを記念して、プロ野球の日が制定されました。
プロ野球は寄付やチャリティに積極的なプロスポーツですね。球団も選手も、いろいろな活動をしています。


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