見出し画像

2024年5月5日、貴船神社の「菖蒲神事(しょうぶしんじ)」に参列してきました。

5月5日は五節句のひとつ、「端午の節句」。菖蒲神事とも呼ばれます。

貴船神社さんは、節句の神事に一般の参列者も受け入れてくださる、貴重な神社。前泊して京都へ入り、当日も早起きして、貴船へ向かいました。

貴船といえば新緑。とても綺麗です。(本宮)

朝9時前に並んで、整理券を無事入手。

東京からなので、始発の新幹線では間に合いません。前泊して、翌朝の経路を何度も確認して、8時すぎには神社に到着。

いただいた整理券は「1番」。

ホッとして、結社(ゆいのやしろ)で瞑想しながら、エネルギーチャージさせていただきました。

結社(ゆいのやしろ)。平安時代、和泉式部もお参りしたという、縁結びの神様です。

10時40分くらいに本殿へ戻り、心静かに開始を待ちます。

本殿に上がる前に使わせていただくお清めの水は、菖蒲を浸したご神水。なんとも貴重な経験です。

神事の前に、貴船神社さんにいただいた資料によりますと・・・。



古代中国では、旧暦の5月は「悪月」と呼ばれ、邪気が入りやすく、病気や災難が多い月と信じられていたとか。

そこで、薬用効果がある菖蒲や蓬(よもぎ)を屋根や玄関に飾ったり、蓬団子をちまきにして食べることで、「邪気払い」をしたのだそうです。

やがてその風習が日本に伝わり、宮中行事として、節句行事が行われるようになりました。

11時、ご神事開始。


お祓いや祝詞(のりと)奏上、巫女さんによる「豊栄の舞」奉納など、式次第はもりだくさん。

普段は閉じている「御扉(みとびら)」を、宮司さんが開ける瞬間はとても神秘的。ふわーっと、感じるものがありました。

ご神事の後には、神職さんから丁寧な説明が。


ご神事は30分くらいで、とどこおりなく終了。その後、ご神前に供された「ちまき」を小さく切り分けたものを、参列者にも全員に分けてくださって、神職さんと一緒にいただきました。

ご神威(しんい。神様のパワー)がこもったものをいただけるのは、とてもありがたいこと。

さらに神職さんから、特殊神饌(とくしゅしんせん。神様に捧げたもの)の解説がありました。

ちまきは鬼のちょんまげの象徴。これを食べて、鬼の悪行を征服するのだそう。

ネットなどでは出てこない専門的なお話しが伺える、ものすごーくありがたい時間でした。

ここまで神職さんが、参拝者に親切にしてくださる神社は、なかなかないと思います。


貴船神社には27年、毎月お参りをさせていただいています。

神職さん達が参拝者に親切に接してくださるので、お参りが楽しみになり、あっというまに27年経ちました。ありがたいことです。

このあとも七夕神事(7月7日)、菊花神事(9月9日)と、五節句の神事が続きます。また参列できるように、がんばります。

甲冑も飾られ、本殿は華やかな雰囲気でした。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?