フジロック2024を終えて その3
その2の続き、完結編です。
DAY3
いよいよ最終日、まずはオレンジカフェを目指す。去年と同じで朝イチに牧場ブラックを食べるため。
途中ところ天国でゴンちゃんと戯れるために川に入る。キミら、すぐにいなくなるのよね。
誰も並んでいない軽井澤ソフトクリームに到着。これが美味いのよ。
今日はパールジャムが好きなフォロワーさまとTシャツをお揃いにするミッションの日。関東組の基地に行ってみると…おー、ちゃんと着て来てる。とりあえずツーショットをパチリ。
そのまま関東組の基地にお邪魔して台湾インディ・バンドNo Party For Cao Dongを観る。これがかなりカッコよかった。
次は舞茸天丼を食べるためにジプシーアバロンへ移動。途中でホワイトステージのコカレロで乾杯。ピンクのやつ、上手く色が出ない。店頭の写真と全然違うやん。
舞茸天丼でも乾杯した。
アバロンで夏川りみ。いつも最終日は何かしんみりしてしまう。りみさんかわいいし歌うまい。
ヘブンに移動しチョコパコ。めっちゃいい。雨が降ってきた。先輩からお下がりで頂いたポンチョを使う時が。
グリーンに戻りクリープハイプ。
尾崎世界観が「音楽が詳しい人からしたら邦楽ロックやロキノン系はバカにされる事もあるけど今日はロキノン系として誇りを持って演奏したい」とスピーチ。
バカにされるようなことは何もないと思う。バカにするやつがバカなだけだ。長男が大好きでよく聴いていたのでクリープハイプを聴くようになったけれど、私は彼らの曲も詩も大好きだ。
ホワイトのジザメリに移動しようとした時「社会の窓」が聴こえてきた。立ち止まって観入った。
しょっちゅう単独に行っている長男も殆ど聴いたことがないこの曲。この気持ち、逆にシングルカットして長男に贈りたいと思った。
ホワイトに到着。いやー、ジザメリカッコいい。80年代半ばから90年代がピークな気もするが、新しいアルバムもカッコよかった。
ラストナンバーはReverence。なかなか歌が始まらない。長い、めっちゃカッコいい。歌詞はだいたいI Wanna Dieばっかり言ってるけど最高。
レッドのフォンテインズへの移動中、通りすがりにグリーンのレイが歌うJBのIt's A Man's Man's Man's Worldを聴いた。痺れるステージだった。
フォンテインズはグリアンの声が好きだ。タンバリンを振りステージをぶらつく姿はちょっとリアムと思わなくもない。バンドの佇まいもカッコよく、ロックの熱狂を感じるステージだった。
2曲を残しグリーンステージのずとまよへ。次男が次の単独チケット全て落選したので、フジの配信は絶対観ると言っていた。
移動中、チャンネル確認のLINEが入ってきた。間違えたチャンネルを選んでいたので始まるまでに訂正できてよかった。
ずとまよは「本格中華喫茶「愛のペガサス」」の配信を家で観たが、生のライブは本当に良かった。消え入りそうなのに強い切実なACAねのボーカルが刺さる。バンドの演奏もステージ演出も良い。
嬉しかったのは短いフジのステージでは演らないと思っていた「機械油」。
ラストナンバー前、ACAねは昨日のくるり岸田さんが言っていた「ロックとは孤独に寄り添ってくれるもの」という言葉に触れつつ、「近づいたり遠のいたりしながらも傍にいてくれるのが音楽」と言った。
とてもいい言葉だと思った。
ずとまよのステージが終わり観客が入れ替わる。前方へと進む。3日目ヘッドライナーも最前2列目をゲット。
ノエルの姿を拝むのは、モーニンググローリー発表直前の1995年、オアシスの来日公演で観て以来。オープニングで演奏されたPretty Boyのように熱狂しない秘めた熱を感じながらステージのノエルを観た。
当然だけど感慨深いものがある。20代半ばにLive Foreverを聴いて以来、ノエルの書くメロディにどれだけ支えられてきたことか。心の中で何度も「ありがとう」を言った。
激しく降り出した雨に合わせて始まったAKA... What A Life!はグッと来た。
1995年、モーニンググローリー発表前の来日公演では未発表の新曲として披露されたDon't Look Back in Anger。その日会場にいた人々はこれを静かに聴いていた。
それから数年後、この曲は演奏されると必ず大合唱が巻き起こるアンセムに成長、それを今日ここにいる全員と大合唱ができる。
そしてアンコールのラストナンバー、ロック界のイギリス国家が始まった。
移動距離
7月25日(木)前夜祭
宿の往復とオアシスやレッドマーキーの移動だけで17104歩、そんな行くの?
7月26日(金)DAY1
朝イチオアシスからピラミッドガーデンまで戻ってヘブン行ってグリーンまで戻ってまたヘブンなのでなかり歩いた。
7月27日(土)DAY2
午前中はイエロークリフでのんびりしてからお散歩気分で会場内をぶらぶらしたけどまあまあ行きましたね。
7月28日(日)DAY3
実感としてそんなに動いたか?と思うけど何と4万歩。午前中、一体どこを歩き回ったのか、ああ、オレンジカフェまで行ってすぐにグリーンに戻ってきたわ。
ベストアクト
フジロック期間中に、各日のベストアクトをXでポストした。
DAY1
The Killers
DAY2
The Last Dinner Party
DAY3
Noel Gallagher's High Flying Birds
これはライブ直後の気持ちを反映したものだったけど、思い返してみればいいライブがたくさんあった。
他ベストアクトの候補はAwich、くるり、Beth Gibbons、ずっと真夜中でいいのに。
この中で今年のベストアクトを一組だけ挙げるとすると、やはりThe Killersになるだろう。
SZAのキャンセルから一転、キャンセル王のヘッドライナー起用。本当に日本に来るのか、ステージに上がるのかとずいぶん気を揉んだが、各国のフェスでヘッドライナーを張るキラーズは、スケールの大きいスタジアムロックをグリーンステージに響き渡らせた。
ブランドンフラワーズのフロントマンとしての差配はパーフェクトで、マイクを差し出されれば、観客はコーラスやパートを大合唱するという一体感溢れるライブはこの上なく楽しく、満足度は軽く100%を超えた。
フジロック2024のベストアクトとしてだけでなく、今まで観たライブで最も楽しかった。フジロック2024のキラーズはベストライブ楽しい部門歴代1位である。
おわりに
いやー、本当に楽しかったですフジロック2024。
フジロッカーにとって前夜祭は「大晦日」、フジロック開催期間は「正月」。また新しい一年が始まりました。
フジロックが終わると、私には大きな使命が待っています。多くの皆さまに投票いただいた「00年代洋楽ベストソング」のランキング発表です。
フジロック2024のDAY1、グリーンステージに響き渡ったあの特大アンセムは一体何位にランキングされるのか。
ぼちぼちコメントを考えてストックしていかないとなあ。
それではまた。
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