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フジロック2024を終えて その1

こんにちは。フジロッカー2年生与良健吾でございます。

いやあ、終わっちゃいましたねフジロック2024。本当に本当に楽しかった。

2023年は終了後寂しすぎてサマソニ前まで抜け殻のようになっていました。そう、フジロックロスです。

でも、今回は案外大丈夫なんですよね。なんだろう、この心境の変化。

しかし今、くるりの「奇跡」を聴きながらこれを書き始めましたが少し感傷的になりました。早く来年になってほしいなあ。

では、今年のフジロックを振り返っていきます。

事前準備

初参加で不安もあった去年の2023、先輩フジロッカーに指南を受けながらしっかり事前準備をした。特に持ち物。

流石に2年目、持ち物に関しては買い足すものはほとんどなかった。イスだけはもっと軽くて小さいものに更新し、ポンチョは先輩にお下がりをもらったぐらい。

虫よけ、日焼け止め、ボルタレンは去年買ったものをそのまま利用。冷タオル、100均ソックス、お菓子なんかは出発前日に購入。パッキングの出発前日の晩。準備不足だとは思わない。だってぶっちゃけ雨具・イス・水分・塩分タブレットがあればなんとかなるもの、きっと。

前夜祭

今年も車で苗場に連れて行ってもらった。私は免許をもっているが10年以上車に乗っていない。完全なるペーパーで申し訳ありません。11時間弱後、無事に苗場到着。

宿に荷物を置いてゲートへ向かう。イエロークリフの半分ぐらいまで入場列が並ぶの途中、おそらく法被を着ているであろうフォロワーさまに電話する。
「どこにいます?」「みんなイエロークリフで飲んでますよ。」
え、前夜祭並ばんの?とりあえず集まっている場所に向かう。

「あ、ヨラさん!」昨年お会いしたフォロワーさまたちが飲んでいる。Xで交流はしているがお会いするのは初めましてのフォロワーさまも「え、ヨラさん?ヨラさーん!」
何コレ、まだフジロック始まってないのにこんなに楽しくていいの?

苗場音頭が始まるのにずっとイエロークリフで飲んでる。櫓まで行かない前夜祭があってもいいじゃないか。

会場に入り、Usを観るためにレッドマーキーに向かうとDJマメヅカがミッシェルの「世界の終わり」をかける。感情が昂った。昨年フジに参加したばかりの私がこれなのだから、フジロックでミッシェルを観たフジロッカーたちはもっとだっただろう。レッドマーキーが熱狂に包まれる。

日高大将がフィンランドから引っ張ってきたUs、痺れるパフォーマンスだった。
センターで機敏な動きでカッコよくハープを吹く男、コイツがボーカルに違いないと思ったら、何と隣のギターが歌った。まさに「お前が歌うんかい」状態。しかしステージでセンターに立ち、ハープを吹きながら機敏なステップを踏みパッと停止する動作を繰り返すこの男こそ、バンドパフォーマンスを盛り立てる現代のベズであった。 

その後、苗場食堂ステージの横でフォロワーさま達と交流。東の柱と日本酒まで行ってしまった。まだフジロック始まってないのにこんなんでいいんか。まあ楽しいからええやん。

その後、0時になるまでに宿に戻ったが、宿メンバーで飲み直し。

結局床に就いたのは午前2時30分。今年のフジロック、一体どうなるのか。

DAY1

アーティストグッズの列に並ぶために午前6時20分に宿を出て急いでグッズ売り場に向かう。列に並ぼうとすると、フォロワーさまに声をかけられる。彼は大阪に住んだことがあり話が通じすぎるばかりか、私の知らない美味しいお店をたくさん知っていた。

彼と話していたので2時間(ちなみに去年は3時間並んだ)なんてあっという間だった。
2時間の間に少し心が揺らいだが初志貫徹でライドのTシャツを購入(言っておくがライドは観ていない)。

美味しい食べ物のことを「麻薬」と呼ぶ彼と苗場食堂で「きりざいめし」を食べた。

その後、昨年は一度も足を踏み入れていない初のピラミッドガーデンへ急ぐ。さらさのステージを観るためだ。宿からゲートまではかなり近い。朝のピラミッドガーデン、さらさのゆったりしたグルーヴが気持ちよかった。

一旦宿に寄り、少し身支度をしてからグリーンステージのインディゴへ。
妻の大好きな「夏夜のマジック」朝イチのステージではしはしないだろうと高を括っていたが、ゲートを潜る前に聴こえてきたのは…いや、いいねん。もう苗場で聴くこの音だけで美しかった。これを演奏するインディゴも観たかったけど。

数曲聴いて渋さ知らズを観るためにフィールドオブヘブンへ。みんな我を忘れて踊っている異様な熱狂。

終了後、ヘブンでフォロワーさまから声を掛けられる。去年多くのステージを一緒に回った彼と噂のうな重を食べる。4500円の極上に比べたら2300円のうな重はまだ安い(目を覚ませ、フジロッカー!)。

続けてヘブン、4月に単独公演を観に行った家主。単独を観たしもういいやとはならなずやっぱり最後まで観た。ヘブンのロケーションと家主は最高だった。いずれホワイトやグリーンでも彼らを観ることができればいいな。

ヘブンを後にし、ホワイトの大貫妙子に移動。「フジロックはやっと私をロックと認めてくれた。」貫禄のステージだった。
何十年も後にシティポップブームで彼女の音楽に出会ったが、80年代には名前を知る程度だった。もっと早く彼女の音楽に会いたかった。

絶対に聴きたかった名曲「都会」が終わり、グリーンのフリコに移動。辛うじて3曲聴けた。
アルバムタイトルともいえるオープナーのWhere We've Beenはスタジオよりもエモーショナルで心に響いた。

せっかくグリーンに戻ったのにOriginal Love Jazz Trioを観るために再びヘブンへ。田島貴男はいつまでもセクシーでカッコいい。JAZZアレンジで始まった「接吻」は素晴らしかった。

ヘブンを後にし、息子2人が大好きなマカえんのステージを観るために再びグリーンへ。
DAY1はヘッドライナー後ではなく、夕方に風呂に入り、そのまま深夜まで楽しむ予定。

数曲観て帰ろうとすると、またフォロワーさまから声を掛けられる。フジの申し子であり仮称「新潟の娘」とそのまま続けて観ていると大好きな「ヤングアダルト」が。これには感激、彼女がいなければ、宿に引き上げて聴けなかっただろうから。

風呂に入り、アミノバイタルをキメた後レッドマーキーのキングクルールへ。同行は宿が同じの関西フォロワーさま。
キングクルールのロックなのか何なのかわからない、何とも形容し難い異質な音楽が黒い夜の波のようにレッドマーキーを包み込む。いい感じだ。

その後、キラーズを前方で観るためにエイウィッチを観ながらモッシュピットを少しづづ進む。
しかし彼女のステージは素晴らしかった。「ヘッドライナーが飛んだ?じゃあワタシがやってやるよ」ぐらいの気概が感じられた圧巻のステージ。これをほとんどアタマから観られたのはラッキーだった。

そしていよいよヘッドライナーのキラーズ。気付けば彼と私は2列目まで移動していた。緊張の待機時間、一緒に並ぶ人のいる心強さよ。

私と彼は代表曲Mr. Brightsideが1曲目かラストかどちらに歌われるかアルコールを掛けた。待つこと1時間、いよいよブランドンフラワーズが登場。

さすが各国でフェスのヘッドライナーを任されるバンドのフロントマン。観客の盛り上げ方がとにかく上手い。キラーズの曲はキャッチ―かつみんなで歌えるポイントが随所にある。ブランドンは観客にマイクを向け、観客がこれに応えライブの一体感が生まれる。楽しい、とても楽しい。

アンコールラスト2曲、HumanとMr. Brightsideの2コンボまで駆け抜けた18曲2時間は最高に楽しく至福の時だった。

間髪入れずに深夜のレッドマーキーに移動して初の電気。初っ端からシャングリラで上がった。

その後、オアシスへ移動して乾いた喉を潤す。私は彼にハイボールを奢っていた。

オアシスで談笑した後、パレスのテントに2度目のUsを観に行く。センターのハープの動きは深夜でもシャープ。Usはやっぱりカッコいい。

演奏を終えて袖に消えた後、MCの爺が「お前ら、もう1曲聴きたいだろう?」と煽ったので、再びステージに戻り、さっき演奏した曲をもう1度演奏し、笑顔でステージを後にした。Usは偉いなあ。私なら「アドリブでアンコール煽んなよ、もう持ち歌ないねんぞ!しかも眠たいし」とブチ切れていただろう。

おわりに

こんな感じで始まった自身2回目のフジロック。友だちも増えて、会場内を歩いていても顔見知りのフォロワーさんから「おーヨラさん」と声を掛けられます。音楽(言い換えれば「大好きなモノ」)が繋ぐ縁って本当にすごいなと思います。

去年のフジロックの前夜祭で携帯がぶっ壊れたフォロワーさまがいましたが、友だちの連携で無事翌日の昼には代替機がイエロークリフのアマゾン宅配ボックスに届いたというエピソードがありました。

やっぱり長年のコンビネーションは違うなあと思ったら、何と知り合って1年足らずということに驚きました。
でも待って、私がいつメンと呼んでいるフォロワーさんたち、実際に会ってまだ1年経ってないいんだよね。音楽の力って本当に凄い。

その2に続きます。

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