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離乳食中期~後期 作り置き攻略法


はじめに 

離乳食づくり、しんどいですよね!!

離乳食中期から嫁とバトンタッチで料理担当になったのですが、
初回、1週間分の離乳食を準備するのに”約8時間”かかりました。。。

時短の為、ここ数か月間色々試していくうちに、攻略法がまとまったのでこのnoteにまとめます。


まず結論から申し上げますと・・・

共通の野菜ブイヨンを作り、それを丸ごとさまざまな料理に転用する

という方法です。
レシピサイトってどうしても単品の工程なので、その連続性が組み立てられていないんですよ・・・

だからそれぞれ作ろうとするとめちゃくちゃ時間が掛かる

まずはこのベースとなる野菜ブイヨンの作り方を載せておきます。

「野菜ブイヨン」の作り方

材料(1歳児1週間分想定)
人参 ・・・1本
キャベツ・・・1/8玉
玉ねぎ ・・・中2個
鶏もも ・・・1枚
作り方
・人参、玉ねぎ、キャベツを細かく切る(時期に合わせてサイズ調整)
・鍋に↑と鶏もも肉(皮を外したもの)と水を入れる
・圧力鍋(高圧)で60分煮る

鶏もも肉は切らずに1枚肉で煮込み終わったら肉と野菜を別にして、肉は赤ちゃんが飲み込めるように手でほぐしてしまいます。

電気圧力鍋を使用するとコンロが空くので他の作業進めやすいです。

ここで理解されて、レシピだけ知りたいよ!
って方は一番下にレシピ的なやつをめっちゃゆるくまとめてますのでそこをご覧ください

こっから下はなぜこの方法にたどり着いたのか?という部分を説明していきます。


離乳食のルール

離乳食は料理として以下を満たす必要があります。
・アレルゲンを使用しないなど安全を担保
・化学調味料なし&薄味でもおいしい事
・歯が無くても大丈夫なぐらい柔らかい事

更に全体の工程において、以下の工夫が必要です。
・飽きさせない献立
・時短(離乳食だけに時間を使えない)
・1週間分を小分け冷凍する保存

一文にまとめると・・・

安全で化学調味料を使わずとも美味しくて、赤ちゃんが喜んで食べてくれる献立を、飽きさせないように豊富なバリュエーションで、かつ出来る限り短い時間で1週間分作り貯めする必要がある


という感じです。難易度高い。


特に大変な点


1. 献立
様々な制約の中、食べるかどうかわからない状態で新たなメニューを“毎週”考案しなくちゃいけない上に、仮に食べなかったときの為に代案を用意しておく必要がある。
食べなかったらどうしよう・・・という部分から大体同じような献立になってきてしまいがち

2. 「柔らかさ」と「時短」の両立
僕が離乳食づくり初戦に8時間かかったのは完全にこれが理由です。
焦げないようにチェックしながらも、歯が無くても食べられるレベルまで煮る。これがめちゃくちゃ時間かかる。


この二つの課題に対して、
先ほどの野菜ブイヨン大作戦(共通の野菜ブイヨンを作り、それを丸ごとさまざまな料理に転用する)がかなり効いてきます。

何が解決されるのか?


1. 献立作り

「何食べたい?」と聞いた時「なんでもいい」が一番困る残念ながら1歳児は喋ってくれません。事実上、常に「なんでもいい」状態です。

その点この野菜ブイヨンをベースに考えると
「鶏肉・人参・キャベツ・玉ねぎを使った何か」となる為、レシピを考えるのがとても楽です。検索するにしても、食材が限定されていればある程度狙ったレシピにたどり着くことができます。

2. “柔らかさ”と“時短”の両立

わかりやすいように事例で説明します

みんな大好き“カレー”作る場合

■普通の工程
- 玉ねぎを飴色になるまで炒め(時間かかる)
- 肉を投入して更に炒め
- その他の野菜類を投入して炒め
- 水を入れて煮込み(赤ちゃんが飲めるレベルなので、最低でも20分とか)
- カレー粉を入れて煮込む

という工程になります。急いでも1時間ぐらいかかる。

それに比べて野菜ブイヨンを元にすると・・

■野菜ブイヨンを元にカレーを作る場合
- 野菜ブイヨンにカレー粉入れて煮込む

以上です。5分で終わります。

“煮込む”という工程を共通化している為、煮込みに必要な時間が丸ごとカットされます。これにより我が家では、“カレー”と“肉じゃが”と“シチュー”を「同時に作る」みたいな事やってます。この方法であればそれが余裕で可能です。

メリットまとめ


① 時短!圧倒的時短!

先述した通り、これを使えばカレーとシチューを同時に5分で作れます。我が家では週に10品目ぐらいの作り置きをしますが、作業時間は2時間を切ります。

② 豊富な献立

後述でレシピを載せますが、あらゆる方面をカバー出来ます

③ 味

圧力鍋の煮込み火力は通常のおよそ3倍なので、言ってみれば「3時間強火で煮込んだ鶏肉と野菜の出汁」です。スープは天然のコンソメで、塩だけ入れて大人が飲んでもおいしいレベルでいい出汁が出ます。

④ 自己肯定感

「無添加の自家製でしかもおいしい離乳食を毎日違う献立で食べさせてあげられている」というのは作る側の満足度も高いです。それに、美味しそうな表情で自分が作ったものを食べてくれるとめっちゃ幸せです。笑

・・・という感じで、

それ以外にもパウチ系のものをほとんど買わなくなったり、嫁との共同作業でコミュニケーションになったりと離乳食いい事多いのでマジでおすすめです。

では、最後に野菜ブイヨンを応用したレシピの紹介です!

応用レシピ15選

繰り返しになりますが、共通の野菜ブイヨンを作り、それを転用するというのが基本です。

レシピ上に「野菜ブイヨン」と書いてあるものは、鶏肉、ニンジン玉ねぎ、キャベツを圧力鍋で煮込んだスープと認識してください。   

またその野菜のみを使うレシピ等もあるので、その場合はスープを除いた具だけを使っているという感じです。

それでは、超雑ですが転用例です

① 野菜スープ
野菜ブイヨン+塩
そのままでもうまいので食べてくれます

② 温野菜
掴み食べ用に大きく切った人参などを一緒に煮てそのまま出します。

③ ミネストローネ
野菜ブイヨン(肉抜き)+トマト+塩

④ 洋風茶碗蒸し
野菜ブイヨン(肉抜き)+塩+卵でレンチン
スープと卵1:1ぐらいで耐熱容器に入れてレンチンで完成です。楽です。

⑤ 卵焼き(スペイン風オムレツ的な)
野菜ブイヨンの具だけ+卵+塩+バター

⑥ チキンのトマト煮
野菜ブイヨン+トマトソース+塩
カゴメの子ども用のトマトソース入れるといい感じです。ケチャップ可

⑦ カレー
野菜ブイヨン+これ↓ これ最強。
https://www.sbfoods.co.jp/oji/

⑧ シチュー
野菜ブイヨン+牛乳+小麦粉+バター+塩
シチューはパンの時にも出せるので献立のバリュエーション増えます。調理難易度は最も高く、小麦粉で作るシチューのレシピも別途参考にした方が良いです。

⑨ 肉じゃが
野菜ブイヨン+本みりん+醤油+牛肉+ジャガイモ
ジャガイモだけ別でレンチンして細かく切った牛肉と一緒に投入してチョイ煮です。

⑩ 麻婆風
野菜ブイヨン+長ネギ+味噌+みりん+ごま油
ごま油で長ネギを炒めてから、ブイヨン投入、煮込んで味付けです。※あんかけにするとより良いです。

⑪ 中華風あんかけ
野菜ブイヨン+ほうれん草+白菜+ごま油+豚ひき肉+鶏ガラスープの素   ほうれんそう、白菜を先に炒めて、ブイヨン入れて煮込んであんかけ

⑫ 豆腐ハンバーグ野菜ブイヨンの”野菜のみ”+豆腐+鶏ひき肉+塩 
豆腐と挽肉と野菜の割合は2:2:1ぐらいのイメージで、混ぜて焼くだけ   手づかみ食べにも対応なので、中期から後期に最適です。

13.チキンライス野菜ブイヨンの野菜のみ+ごはん+卵+ケチャップ+バター        卵を炒めたところにご飯投入(乳児用の柔らかいやつ)そこに野菜ブイヨンの具材を入れてちょい炒めて終了

14.チャーハン

野菜ブイヨンの野菜のみ+ごはん+卵+鶏ガラスープの素  

卵を炒めたところにご飯投入(乳児用の柔らかいやつ)そこに野菜ブイヨンの具材を入れてちょい炒めて終了

⑮ 鳥ごぼう炊き込みご飯           野菜ブイヨン+ゴボウ+醤油+みり+酒      ブイヨンの出汁で炊き込みごはんにしちゃいます。水量は離乳食の時期に合わせて調整ですが、我が家は※1合に対して250ccぐらいの感じでやってます

終わりに

ざっくりレシピはこんな感じです!
我が家では、紹介した中からバランスを取りながら7品目程度を作成して毎日のバリュエーションを担保してる感じです。

例えば今週はカレー、シチュー、炊き込みごはん、中華風あんかけ、チキンのトマト煮、ハンバーグでした。朝はパンで固定しているので昼夜は毎日違うおかずを提供できてます。

詳細なレシピや作り方については聞いていただければ可能な限りお応えします。皆さんの離乳食ライフがより快適なものになりますように!


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