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じっちゃま(広瀬隆雄)議事録「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」2021/11/24 YouTube Liveまとめ

【速報まとめ】2021/11/24 じっちゃまLive

北野誠のトコトン投資やりまっせ。

👴「FRBの政策、バイデン大統領がパウエル議長を起用すると発表した。これは事態はサプライズじゃない。『なぜ発表のあとに金利が上昇したか?』というと、それは議長のパウエルや副議長のラエルブレイナードとは無関係。議会の駆け引きが関していた。つまり、歳出法案と呼ばれる1.75兆ドル」

👴「議会の駆け引きが関していた。1.75兆ドルの歳出法案が動いてる。下院では可決されて上院に回されました。そして、上院で投票に付されるんですけど、その前に一部の上院の民主党のリベラルな議員がパウエル殺しみたいな感じで、この人事に対する投票を人質に取る形で、人事の発表を送らせた。」

👴「それが今回発表されたということは、『票読みができたのかな?根回し完了?』ということで、『法案が成立するんじゃないか?』という期待が出た。もし、成立したら1.75兆ドルが経済に突っ込まれるので、利上げを急がなきゃいけないという論法になる。あくまでも市場参加者がそう思ったという話」

👴「先週までは2022年の利上げ回数は2回ということを織り込んでいた。11/22に3回に増えた。すると、小今回のテーパーを2013年と比べてみたら、絞り込みのペースの速さが2倍。今回の方が速い。そして、今週から『利上げも速くした方が良いんじゃないか?』となると、何もかもがトントン拍子でくる。」

👴「株式の投資家というのは、せっかちしたことが大嫌い。ゆっくりやってほしい。秩序立てて粛々とやってほしいという気持ちがあるので、急成長株を中心に今週は荒れてる。それは『そんな金利上がるのかよ!やめて~』って形で彼らがパニックしたから。そういうことです。」

👴「ただ、今週は『金融引き締め』と『利上げ』っていう観測が前面に出てきますけど、来週になったらガラッと変って『デフレじゃない?』ってなるかもしれないし、まだわからない。実は今週は感謝祭でしてアメリカ人が1年で一番旅行する週。それが期待通りにみんなが旅行するかどうかに注目するべき」

👴「分解すると、アメリカのGDPに占める消費の割合は70%です。だから、ほぼ消費がGDPを決定する。その消費は更に2つに分解できる。1つはグッズ(物品)。もう一つはサービス。サービスの方が大きい。9月の物品消費は4.8兆ドル。大してサービスの消費は8.5兆ドル。倍ぐらいある。」

👴「新型コロナで2020年2~3月に何が起こったかというと、サービスは物凄く落ち込んで8.5→6.8兆ドルまで激減した。一方、モノの消費は4.8→4.2兆ドルまで落ち込んだ。僕が言いたいことは、モノの消費よりサービスの消費の方が減少した。今、モノの消費はコロナ以前よりも上にきてます。]

👴「だから、サプライチェーンの問題が起きてる。一方、サービスの方はコロナ前まで戻ってない。『コロナ前まで戻れるのか?戻れないのか?』の行方が判明するのが、今週~クリスマス~新年にかけて。そのタイミングで判明する。すると、今サービスセクターが一番最大の雇用主なんですよ。」

👴「もし、『サービスもいくぜ!』となったら人件費に対するプレッシャーは今より遥かに強くなるかもしれない。すると、もっと慌てて利上げしなきゃいけない。けど、そうなるかまだわからない。我々は大事な局面にきてる。『みんな空を見ろ!飛行機飛んでるか?』ということですよ」

👴「今話してることは、今までの金融相場が業績相場へ移行するというだけであって、『利上げ=マーケット終わった…アメリカ株終わった…』ということじゃない。バトンタッチの局面にきてる。上手くいけばマーケットは安泰ですよ。」

👴「バトンタッチするとは、これまで相場を引っ張ってきた高バリュエーション株…ハイパーグロース株…ネット株…そいうのが主役の座を降りて、低PEPの株に物色の矛先がシフトするかもしれない。」

👴「別の言い方をすれば、アメリカ株は好調です。どこをみても経済成長はある。その場合、何が悲しくて最近IPOした急成長株だけに投資しなきゃいけないの?ハイパーグロース株よりもシェール株の方がEPS成長は遥かに高いですよ。そいうことを投資家は見てる。これは軽視すべきじゃない。」

👴「それに加えて、ハチャメチャ感が出てはいけない。ホリデーシーズンのトラベルが絶好調でエアラインが悲鳴を上げるぐらい大盛況で、賃金に対するプレッシャーがきて、パウエルが慌ててドーンッと利上げしたというパターンになったら株式市場はがつーんとKOパンチ食らうかもしれない。」


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