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じっちゃま(広瀬隆雄)議事録「ウクライナ情勢と株式市場」2022/2/13 YouTube Liveまとめ【米国株投資】

ウクライナ情勢と株式市場

👴「先週金曜日にホワイトハウスが記者会見で『ウクライナにいるアメリカ人はすぐに国外にでなさい!』という退去勧告をしました。その時に、報道官が『ロシアとウクライナの情勢はウィンドウ期間に入った。』と表現した。」


👴「ウィンドウというのは、この期間中なら攻撃があるかもしれない…というウィンドウ。具体的には、ウクライナ寒いので冬は地面は凍る。すると、戦車がぬかるみにハマらないので走りやすい…などの色々な条件があるらしい。それとオリンピックとの兼ね合いで開戦できないとか色々なファクターがある」

👴「しかし、『オリンピックを考慮した上でも戦略的なアドバンテージの方が上回っている。攻撃がいつあってもおかしくない…アメリカ人は退去しなさい!』というメッセージを出した。それには別のメッセージが隠れてる。それは、『もしあなたが逃げ遅れたらアメリカは助けに行かない!』ということ。」

👴「とりわけアフガニスタンから米兵が撤退したときに、アメリカ人あるいは戦争期間中にアメリカに手助けした現地の人たちが逃げ遅れて、アメリカ政府が飛行機よこして、退去するのをヘルプしたという経緯をご覧になったと思いますけど、アレはやらないというメッセージだった。」

👴「もっと言えば『ロシアがウクライナに攻め込んだ場合でも、アメリカ人が取り残された場合でも、アメリカは動きません!』という風に言ってる。だから、『誤解を受けそうな行為は一切しません!』ということを言ってる。その週末にバイデンとプーチンの電話会談があって、全然進展なかった。」

👴「【ロシアがウクライナに攻め込もうとしてる理由】引き金になってるのは、ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)との合同軍事練習を許可したから。NATOを一言で言えば、共同軍事同盟…メンバーの誰かが攻め込まれたら、全員で反撃する。その意味において、日米安保条約に似てる。」

👴「日米安保条約の場合、日本が攻めこまれたらアメリカが攻撃されたのと同じとみなす。だから、アメリカが助けに行く。そういう条約。それのヨーロッパ版がNATO(北大西洋条約機構)だと思ってください。正確には違うけど、単純に理解するならそう思ってください。」

👴「共産主義…社会主義が出始めたのは、それが実際の国の生態として具現化した…実現した…最初の例は1917年にロシア革命があって、封印列車でレーニンがロシアに戻っていったことがある。それ以降、世界には二つの大きなイデオロギーができた…という風に総括できた。」

👴「【2つのイデオロギー】1つは自由主義経済…アメリカとか。もう一つは計画経済(社会主義とか共産主義とか国が経済をデザインして、それに従って国民経済が動いていく。という2つの大きな勢力ができた。」

👴「第二次世界大戦が終わって、ドイツ敗戦後、『ぼろぼろのヨーロッパをどう立て直すか?』という話になったときに、みんな貧乏なので政治の真空とうこともあった。つまり、人間貧乏になればいい条件の方に、なびきやすい。とりわけ終戦後は、資本主義経済…自由主義というものが脅威に晒された。」

👴「もっと言えば、みんなは資本主義とかに辟易してたと思う。なぜなら、それが格差や戦争を生んだ。その時に、ソ連が出てきたので、『これはほっとくと大変なことになるぞ!』ということで、『ヨーロッパが全部赤アカになっちゃう!』という風にアメリカは考えた。それは阻止しないといかん!」

👴「ということで、お金を送ったのがマーシャルプランと呼ばれるもの。ありていに言えば、アメリカからヨーロッパに対するお金の贈与。『せっかくお金あげたなら自分たちの陣営に入っててほしい』ということで、北大西洋条約機構という形で共同の防戦体制を構築した。」

👴「具体的には『各国の持ってる軍隊をNATO軍という形で供出して!人質にとります!そして、NATOの総司令官を輪番でやらせます。』だから、ドイツならドイツが勝手に自分の軍隊を勝手に動かせない。だから、NATOというのはソ連に対する共同防衛であると同時に、内部に対する睨みを効かせてる。」

👴「3番目の欧策が…石炭鉄鋼共同体(ECSC)と呼ばれる組織を作りました。その理由は、ヨーロッパの地図を出して資源がどこにあるかみたら鉄鉱石や石炭はほとんどアルザスロレーヌ地方にある。それはドイツとフランスの国境あたりにある。結局そこを抑えてる国が工業国として発展する以外にない。」

👴「そうすると、その国を自由にさせておくとまたドイツが力をつけて第二次世界大戦と同じことを繰り返すすリスクがある。それで石炭や鉄鋼とかの限られた資源をみんなで分かち合うための生産調整のシステム…それがECSC(石炭鉄鋼共同体)と呼ばれる組織だった。それが発展して今日のEUになった。」

👴「だから、EUというのはもともとは石炭とか鉄鋼の生産調整のカルテル…そういう存在だった。繰り返しになるがNATO(軍事)…マーシャルプラン(金)…ECSC(資源)…その3セットでもってヨーロッパを無理やり一つにした。それがワシントン体制って呼ばれる大構想。]

👴「その後、1989年にベルリンの壁が崩壊して旧ソ連邦の国々をCIS諸国と呼び方をしてた。その国々が次々にソ連の影響圏から離脱して西側に寝返った。その事件を一言で総括すれば、資本主義が計画経済に勝った瞬間…という風に西側では…アメリカではそんな捉え方をしてる。」

👴「すると、ベルリンの壁崩壊で起こったことを人こで言えば、NATOとかが想定してた仮想敵国(ソ連)…計画経済が少なくともイデオロギー上は、アカに対する備え…ディフェンスというのは無くなった。つまり、ロシアも資本主義経済になった。]

👴「【ロシアがウクライナに攻め込んだら何が起こるのか?】僕の考えではロシアはキエフ(ウクライナの首都)に行くと思います。それを占拠する。西側…NATO側との戦争にはならない。なぜなら、ウクライナはNATOのメンバーではないので、同盟国が攻撃されたという反撃理由にはならない。」

👴「経済制裁しかできない。ロシアが輸出してる天然ガス…石油…アルミニウム…穀物…鉄鋼tなどに対する不買運動が始まる。つまり、天然ガスや石油が急騰する可能性が高い。なぜなら、天然ガスはパイプラインを使うので移動しにくい。そのインフラはすぐに変えられない。」

👴「今回のコンフリクトは一過性だと思う。3カ月ぐらいホットになってクールダウンすると思う。そもそもNATOとかICACとかを構想した時の想定的はアカ…共産主義…社会主義に対する防波堤であり、今は中国もロシアも資本主義だから戦う相手いない。今後戦争あっても最終的には沈静化する問題だと思う」


すいません!本日、質問・売買まとめは省略致します💦

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