じっちゃま（広瀬隆雄）議事録「市場急落、大型歳出法案頓挫について」2021/12/20 YouTube Liveまとめ

市場急落、大型歳出法案頓挫について

👴「世界のマーケットがギクシャクしてる。アメリカのニュースで大型歳出法案が頓挫。新型コロナのオミクロンに対する不安などが原因。米国株10年債利回り1.38％、S＆P500先物は－1.3％、原油-3.9％、日経平均-2.13％」

👴「【市場参加者の考え方】『オミクロンがサプライチェーンの混乱を長引かせる…インフレを助長する…経済成長を押し下げる。』そういう捉え方をしてる。ただ、今はドル安気味…米国十年債利回りも低下…原油価格も下がってる。『経済成長を押し下げる』っていうシナリオはその通り。」

👴「しかし、インフレを助長するコメントは、今のマーケットのリアクションと相容れない。むしろ、200兆円の大型歳出法案が頓挫したことが景気の先行きに対する悲観論の回答に繋がってると考えられる。僕の印象は、『大型歳出法案なんかいらないのでは？』と思う。なぜなら、アメリカの景気は強い。」

👴「ただでさえインフレが心配になってるわけだから、これ以上バカでかい景気刺激法案なんか成立したって意味ないと思う。成立しなく当然と感じます。今日のマーケットのリアクションが正しいと仮定して、今後も長期金利が低下…原油価格も低下…というシナリオなら1月効果銘柄には理想の展開になる」

👴「なぜなら、デッドキャットバウンス候補銘柄（1月効果銘柄）というのは、金利低下で恩恵を被る銘柄だから。そのことから、今週～来週の目先は、1月効果でデッドキャットバウンスする（上昇する）銘柄のことだけを考えていればいい。と僕は思います。」

👴「【中長期的な展望】『オミクロンが怖い！！』というマーケットのリアクションが正しいかどうか？っていうのは疑問。間違ってると思う。1つの証拠として、オミクロンが始まった南アフリカでは、既に新規陽性者数は減少に転じてる。増加の減少も速いペースで起きてる。もう収束しつつある。」

👴「もう一つ重要な点は、入院患者数。それはほとんど増えなかった。死者数も全く反映されていない。何を言いたいかというと、『オミクロンはインフルエンザよりは怖いけど、デルタ株よりは弱い』といわれている。そして、米国…南ア…日本民は免疫力が国民の80％くらいに備わってると思う。」

👴「日本だってワクチン接種79％くらい…アメリカだって72％くらい。いわゆる集団免疫の一つの目明日である75％接種率には、アメリカではあと2～3週間ぐらいで達成する。確かにオミクロンはワクチンの防御の壁を破って、人々に感染してるけど、陽性になったからと言って、病気になるわけじゃない。」

👴「なぜなら、根底にある免疫力…ウイルスを跳ね返す力が人間に備わっているので重篤にならない。だから、オミクロンを心配するべきではない。ただ、それは科学の話であって、国民の感じ方…経済…はまた別の話。」

👴「ネット通販でいえば、2020年は非常に好調だったので、その反動で2022年は近年では過去初めて、ネット通販が、少なくともここまでの展は前年比割れすると言われてます。もっと言えば、AmazonのコアのＥコマースのＧＭＶは次の決算でマイナスになるリスクがある。クリスマス商戦期間は期待薄。」

👴「長期での趨勢を考えた場合、オミクロンのウェーブは、僕は小さいと思う。つまり、ダマシに近いと思う。そして、米国経済は基調としては回復途上にあって、いずれ力強く回復すると思います。ただ、足元はそういった形でちょっと攪乱要因ができてると思います。」

プロでも誤解してること

👴「『金利が上昇してるけど株は上がってる）』その通りだけど、"金利が上昇しても株は上昇する"ではない。投資理論では金利は必ず分母に来る。つまり、金利が大きくなると解は小さくなる。理論的にいえば、『金利上昇=リターンは低くなる。』」

👴「金利上昇しても株価があがるのは、金利の逆風を補って、余りあるほど業績…EPSが伸びてる。そもそも、『金利上昇=経済が良い状態』。好景気。だから株が上がる。金利の力で相場が上昇するのは金融相場。最近では2020年2～3月に始まった。2/19に度天井付けて3/24に大底。その差-35％急落があった」

👴「パウエル議長『こりゃあアカン！すぐに金利をゼロ！債券買い入れプログラムを指導！』マーケットから債券をどんどん買い込んだ。それと引き換えにキャッシュをバラまき…米国民一人あたり400ドル配ってた…そうやって経済の心臓発作防ぐためにキャッシュでジャブジャブにした。それが金融相場。」

👴「その局面では何を買っても儲かる。だから、株式投資をする上で一番安全な時は、『ひぇ～怖い～』という…危険は安全…安全は危険なんです。今は『みんな景気強いし、マーケット安全だよね！レバナスいこか！』という発想になる人は下の下。投資に明るくない初心者がマーケットに吸い込まれていく」

本気で米国株投資を学びたい人向けの本

👴「『One Hundred One Years on Wall Street: An Investor's Almanac』これは過去100年以上のウォール街の歴史を毎年、『何年には何が起こったか？』ということを資料にしたもの。」

One Hundred One Years on Wall Street: An Investor's Almanac

【売買まとめ】2021/12/20　じっちゃまLive

旬の銘柄

$XOM $CVX $PBR $CCL $MAR $DAL 2022年妙味ある米国株
$PBR キャッシュフローの塊！PER3倍！凄く安い！GAFAMより魅力ある

ホールド

$NVDA $AAPL $NET ホールドしてもいいけど、今までと同じリターンは期待できない

良い

$AER $AFG 筋が良いね！玄人の好みの銘柄
$MCK $VIG $VYM 良い投資対象だと思う
$VDE $CTLT

決算〇

$CRWD 1度も決算落としたことない。金利上昇でPERが縮小する。業績良くても当分は過去最高値は取れないかも
$DDS 商品だけで勝負してる百貨店。オールドスタイル。株価はクリスマス商戦不安

決算✖

$PINS :随分下がった
$LMT 防衛関連の典型的な長期の契約。その採算性がおかしくなったら注意。甘く見ない方が良い

その他

$BKSY 悪い増資
$PYPL 随分下がった。中立
$RTX 可もなく不可もない
$SNOW 手仕舞いするなら1月
$ASAN 1月効果でリバウンドあるかも
$T 僕も見れる。PER7倍。面白いかも
$EURN しばらくも何もない。割安
$AMCR 最近IPOされた銘柄。地味。面白いかも
$WST コロナワクチンの瓶の会社。相場終りかかけ
$SWX 可もなく不可もなく。インカムゲイン狙いならOK
$VTI をディスってるのは2022年の話。積立は継続して
$V $MA 随分安くなった。2022年のどこかで買い場がくるかも
$ADBE SaaSビジネスモデル行き詰まりる最初の例になるかも注意深く見守って
$RPRX 医薬品なのでディフェンシブ。新規銘柄なのでギクシャクあるけどビジネスは安心
$TMUS 良い通信会社。足元はマーケットシェア低下であんま良くない
$MS 今はパワーダウンしてる僕なら買わない。2～3年したら $JPM と逆転するかも
$XLRE ハイパーインフレの時に不動産はパフォーマンス悪かった。REITは過去に絶滅してる
$ABNB グロース株なので金利上昇はネガティブ。オミクロンの影響で次の決算✖かも
$BTI 割安だけどタバコビジネスは終りかかってる。サスティナブルじゃない。僕なら投資しない
$QCLN 200兆円の大型歳出法案頓挫ニュースはネガティブ。ソーラーパネルやEVの補助金が盛り込まれたから
$DOCS 特にニュースない。下落理由→今のIPO株は金利の見通しが激しく変化してるから
$AFRM $MQ 先週バイナウペイレイターに関して金融サービス庁が調査にでる悪いニュースあった。気を付ける必要があるかも
$ARノードストリーム2開通の話はゴチャゴチャしてる。冬のシーズンは間に合わないかも。思ったより欧州の気温は低くないのでアップサイドは限られてる

【ポジション】僕ならフル・インベストメント！クリスマス～新年は通常相場は高い。弱気になる理由ない。過去24時間で長期金利低下で株にプラス。心理的に買いにくい局面だけど強気姿勢は崩すべきでない

【レバナス】2022年1月までは相場高いので逃げ切れるチャンスある。2月以降はどんな酷いことあっても不思議じゃない

【デッドキャットバウンス（1月効果）狙えそうな銘柄】10～15％上がったら売ってください。そして2度とその銘柄には戻らないで！損切は1/10までにお行う。 $OTRK $CURV

【グロース株】金利の変動に弱い

【バリュー投資】もともといいビジネスが何らかの理由で割安で放置されてる時に買い込む手法（今こそリア充関連銘柄をを買うべき）

【オミクロン株】重篤になる患者少ない。あと3週間くらいで『インフルエンザと変わらないじゃん！』という認識が生まれてくる。そのあとで旅行株が買われてくる。

【FOMC】2022年2月を心配してる。スタグフレーション（景気が後退＆物価上昇）になるかも。長期金利が低いということは❶市場参加者のインフレ期待が低い❷経済成長できない（例：日本）

【GAFAM】割高ではない。安くもない。アメリカ全体のPERは21倍。歴史的に見れば割高。GAFAMより成長してる企業はたくさんある

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