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Wrigleyのヒーロー、ここに終焉

お疲れ様です、イサシキです。

日本時間13日の午前1時20分ごろ、Cubsは先発投手のJake Arrietaを無条件でウェイバーにかけました。早い話、チームから去るということです。

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Arrietaは今シーズンPHIから復帰移籍し、開幕を先発ローテの3番手として迎えました。4月は30日のCIN戦以外では毎試合5~6イニングを投げ、3失点以内に抑えており、不調だったHendriks、Daviesを含むCubsの先発陣を引っ張っていましたが、よかった期間はそこまででした。

5月以降は早いイニングで打ち込まれることも多くなり、正直MLBクラスの先発とは呼べないレベルまで投球内容が良くありませんでした。結果的に昨日の登板では1回にいきなり7失点をしてしまい、ここでCubsもArrietaを見限ったという形になりました。

CY賞に輝いた2015年Lesterと共に投手陣を引っ張ってチームを世界一へと導いた2016年が彼の全盛期で、96MPH前後の高速シンカー(通称ヘビーシンカー)を武器に、2013年にトレードで途中加入してから2017年までのおよそ3年半でキャリアの半分以上となる68勝を稼ぎました。

しかし、MLBで大ブームとなったフライボールレボリューションの影響で、Arrietaの武器であったシンカーが捉えられる機会が多くなったこと、さらには2018年にPHIへと移籍してからの球速低下に歯止めがかからず、それに比例してどんどん成績も悪化していきました。

最終的にキャリアの晩年にもあたるここ数年で大きく評価を落としてしまいはしましたが、Cubsで成し遂げた功績は大きく、今でもCubsファンは彼のことを英雄扱いしているくらいの人気を誇る選手でした。

私自身もCubsが好きになった試合(2015WCシリーズ)で登板していたのがこのArrietaで、PIT打線を蹂躙する投球が圧巻過ぎてそこから徐々にCubsに惹きこまれていった経緯があります。そのため、私も例外なくArrietaはCubsのヒーローであるとちょくちょく発言してきました。

私とCubsを出会わせてくれた投手もいなくなり、これでまた世界一を知るメンバーが1人チームから去ることになりました。

それでも、おそらく最後になるであろうメジャー球団にCubsを選んでくれたこと、またWrigleyで再びArrietaのピッチングを見ることができたこと、本当に幸せでした。

最大限の敬意を持って...

さようなら、Arrieta

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