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療養終わり!!!


一度でいいから見てみたい、全部青信号の交差点。
モラルが試される。


朝6時半。最後のアナウンス。検温。
寂しさよりも面倒くささが勝ってたな。ゴールが近いと近いでとっとと帰らせてくれってなるのは人間の真理。
7:30。朝ご飯はいつものパンに数日前と同じ「ウィンナーとシーザーサラダ」といったおかず。もしかしたらローテーション2周目に入るギリギリ前に退所できたのかもしれない。そう考えるとラッキーだ。

9時に荷物をまとめて部屋を出ないといけないわけだが、前日までにほとんど準備をしていなくてバタバタと焦る。歯を磨きたかったのに先にゴミ箱に歯ブラシを捨ててしまうほど焦ってた。
シーツやらリネン類とゴミをまとめて脇に抱え、空いた手でキャリーケースを持つ。よし準備は完了。いよいよ退所だ。
荷物をまとめた状態で歩くホテルは、なんだか別空間のように落ち着かなかった。このフロアの光景を写真にでも残そうかなと思ったけどやめた。なんか気持ち悪い柄の床だし。あと、思い出したくなったらホテルなんだし泊まりに来ればいいやって。アパホテルさんありがとうございます。


9:15  ホテル退所。いや、出所。


お勤めご苦労様でした!
出口で案内をしてくれた人がそう言ったように聞こえた。ホテルにいた六日間、全く外の天気など気にしなかったが、このタイミングはちょうど土砂降りだった。でもなんだかそれが嬉しかった。当たり前だけど部屋にいると天気は変わらない。だから外の空気が吸えた!って喜びだけじゃなく、天気とかいう概念あったわ!!と気付けた。

外に出ると、たった六日間とはいえ軟禁状態によって色々と概念が消えてることに気づく。
駅に向かってすれ違う人たちを見て、オシャレとかいう概念あったわ!!と気付かされる。メイクとか髪のセットとか。そんなことあったよね〜。


真っ直ぐと電車に乗り込み、最寄り駅につく。
そこで理由もなくセブンイレブンに入ると、無料で何本と飲んだいろはすが売ってる。療養中に飲んだ本数と値段を計算し、うわ〇〇円も得してない?と貧乏勘定。情けないね〜。
でも大冒険な気がして楽しい。普通にあったことが楽しく思える感覚は素晴らしいし、それだけちゃんと療養したってことだよね。

早くこの薄ら鼻詰まりも治ってくれ!!!


そして帰宅。
キャリーケースの荷物を戻して、ようやく全てが終わった。おつかれさま自分。
そこから米を炊いて、熱々のご飯にお味噌汁、サバ缶、納豆でお昼ご飯。何度も、めしが美味い!と言って食べてた。あれ?本当に刑務所いた??
のんびりと昼寝をする。夏用に買ったひんやりシーツのおかげですぐに寝れた。これでこそ我が家。


これからも油断せず無理せず、スロースタートで普通の生活に戻っていきます。
ということで、療養日記は今日まで。総じてホテル療養はすごいオススメです。困ったらぜひ選んでいい選択肢だと思います。読んでくれた方々ありがとうございました〜〜〜。

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