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少女都市生活

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兵庫県と東京都で活動する、少女のための劇団 【 少女都市 】がお送りします、5分で読める、小さな物語。他 http://girlsmetropolis.com/
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2017年11月の記事一覧

桜の園の亡霊たち(コラージュ日記)

コメディが難しいのは、もう全部このくだりいらんのではとカットしたくなるとこ。書き終わらな…

少女都市
6年前
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おとうと日記

「あんね、こういうことあったんよ」 と弟に電話すると、だいたい、「お姉ちゃんそういうの多…

少女都市
6年前
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弔いの歌

そんなことってあるんですね。 と、その人は声を震わせてくれた。 あの頃わたしが感じた絶望…

少女都市
6年前

とびきりはね上げガールズライン

これから思っていることは全部、小説にしてみることにした。 と、ツイッターに書こうとして、…

少女都市
6年前
9

ごめんねモダンジャズ(寺山修司は嘘つかない)

「初めて、小説を書いてみてわかったけど。小説ってこりゃ確かにモダンジャズの手法だな。寺山…

少女都市
6年前
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ごめんねモダンジャズ(寺山修司の言うとおり)

「初めて小説を書いてみて気がついたけど」 と、彼女は言った。 「寺山修司が言う通り、あり…

少女都市
6年前
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バッサーニオを聞きながら

もしかしたら今日、憧れの人に出会っちゃうかも。 と思いながら、家を出た。 書を捨て、街を歩き、 そして劇場へ行く。 当日券が無いことは知っている。 ◇ 「あの、この劇場って、24歳以下の割引システムがあるって聞いたんですけど・・・」 と、受付の人に言うと、 「ちょっと待ってくださいね」 うん、それが聞きたかったの。 奥に引っ込んだ受付の人の背中を見ながら、ありがとうできればとっても手こずって、と少し念じた。 もう上演が始まった演目は、なんでか知らないけど