80→60…

人は口から食べ物を摂取しなくなると20kgも痩せます。

鼻から流動食のみの生活で、かなり父は痩せました。

痩せる箇所は足が著しく細くなり、筋肉質で脹脛がぽこっと出ていた父の足は棒みたいに細かったです。

(あと、これは確認取れずに未だにモヤモヤすること)

流動食の量(摂取カロリー)は体重で計算しています。とハッキリ看護士さんに言われていました。

しかし明らかに変で

日に日に体重が著しく減っていく。。父は喉を切開していて思うように喋れない。指しか動かない。

思い切って、自分の気持ちを言ってみました。

すみませんが、これでは痩せすぎていて、83キロ以上体重があったのにこのままいくと60キロを切ってしまいます。痩せすぎている。

そう伝えると、看護士さんはベッドの体重計をみてどこか行かれました。そして数時間後、

「明日から流動食の量を増やしますね。」とあっさりプラン変更を言われた。

もっと早く伝えたら良かったとすごく悔しくて悔しくて下手に我慢するのをやめようと思いました。

治療だから、信頼しているから、きっとこれは合っていて、医療が分からない私には知識ないだけと自分の意見を抑えていました。すごく辛かったです。


私は自分の性格上、父の体に何を投与されているか把握したくて調べたりしていた。

一日の摂取カロリーが1つ200キロカロリー。それを2パック。 一食400キロカロリーしか取っていない。

人が生きるに最低限の量だと気づいた。そりゃ痩せるよねと少し残念な気持ちにもなった。

ダイエット食をたべつづけていると一緒だと私は感じてしまいました。

お願いをしてから流動食は3つになり600キロカロリーを3食。 1800キロカロリーに増やして頂きました。成人男性の体に合ったカロリーになり、著しく痩せることはなくなりました。

もし、疑問や違和感を持ったなら、聞いてみること、確認してすり合わせることがかなり重要だと気づいた。

改善できること、工夫できることはきっと治療の中で見つけれるんだと思いました。

長い治療生活で私が見つけたこの経験はすごく大きなことでした。

写真はじいちゃんの老人ホームを訪れて米寿のお誕生日と七夕会を父の代理で私が出席した頃。

短冊に願いを込めて。

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