リメンバーミー

(時系列バラバラですが)

2018年この映画をお盆の時期に親戚と集まって夕飯を食べながら見ていた。

ギランバレー症候群を完治し、そこから派生した悪性リンパ腫(ステージ4)で再び父は入院生活をしている。

父が不在のお盆の行事を迎えました。

無菌室で生活している父は、抗がん剤治療の投薬で体調が悪くあまり面会に来なくても良いと言っていた。

いま思うと、私は微かな希望で治ると信じていたし本人の気持ちを考慮してあまり面会に行かなかったことを少しだけ思い出ししんみりしてしまう。

今日もこの映画をみて父と重なり少し泣きそうになった。

少しの弾みで水がコップから流れ出すように、なんてことない小さなきっかけで、鮮明に溢れてくる。

私は趣味のバスケット観戦でカメラを撮ることがあるが、父にだけはカメラを数回しか向けれなかった。自分には撮りたい気持ちがあったけど形に残すと過去になりそうで、

当時の私は父に撮ってほしいか何度か聞いていた。答えはいつも

「そんなの撮らなくていい。治る。元気だよ。」と撮らないでと言われていた。

抗がん剤治療で髪の毛は全部抜けていたので現実を写真でみたく無かったんだと思う。

帽子やバンダナを被ったりよく巻いていました。

具合の悪い時がほとんどだったので、写真が残っているシーンは具合のいい時だけあります。いま見返すとにこにこ笑ってる写真がやっぱり見ていて元気が出ます☺️

父が撮ってもいいときだけカメラを向けたことは結果的に今は良かったんだと思えます。


リメンバーミーの好きな歌詞。

声を合わせ僕ら家族   歌いながら伝えよう

みんなの思い出とともに  生き続ける    

いつまでも





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