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しいて言えば卵とトマトを炒めたやつです

この前「得意料理って何なの?」と聞かれて答えに困りました。言われてみれば何だろう。

というのも会社の先輩と話していたとき、普段の食事どうしてる?という話題になったのです。そこでうっかり「自分で作ってます」なんて答えたから、へーじゃあ得意料理とかあるんだ?と聞かれた訳ですね。
無いよ!そんなもの!!

自炊はしているけど、ふだん得意料理と思って料理をしたことがありません。有りもので作っているから。冷蔵庫に豆腐とひき肉があるから麻婆豆腐を作ることはあっても、麻婆豆腐を作るために豆腐とひき肉を買うことはあまりない。目的が先に来ないのです。
そもそも先輩も本当に得意料理が気になってる訳じゃないですからね。あくまで会話のキャッチボールの一つでしかない。だから極論、何を答えてもいい訳です。「仏跳牆《ファッチューチョン》です!(※作るのにめちゃくちゃ手間のかかる中華スープ。美味しんぼに出てくる)」って答えても別に構わない。

でもどうせなら、ちゃんと実(じつ)のある答えを用意しておきたいなと思いました。これから先も聞かれるかもしれないし。


得意料理を作るぞ!


ちょうど冷蔵庫に鶏肉があったのでちょっと本格的なカレーをつくることにしました。バターチキンカレーとか良さそうだ。
ネットでレシピを検索したらチキンは事前にヨーグルトに漬け込んでおくといいらしいです。

ヨーグルト…冷蔵庫にちょうどあるな。朝食べようと思ってたミックスフルーツのやつだけど。大体こういうときのヨーグルトってプレーンヨーグルトだけど、大丈夫なのかな。

……

まあいいか!有りもので!



漬け込んだらなんかダメそうな色になりました。ヨーグルトに入ってたブルーベリーのせいか全体的に紫っぽい。毒属性の鶏むね肉?

その後、いい感じに玉ねぎを炒めたり引き出しの奥にあったトマト缶を入れたり毒チキンを加えてしばらく煮込んだりしたら……


有りものカレーの完成だ!!

食べたら遠〜くにフルーツヨーグルトの風味を感じました。カレー粉とトマト缶のおかげで隠し味程度まで存在感が薄れてます。たまに入っているブルーベリーもいいアクセントでした。

よしこれで本格料理がつくれたな。


得意…料理……ではないかな。

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