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インドのコンダラ

会社から帰ってきたら、アパートの敷地にある芝生で子どもたちが遊んでいました。バットとボールを持ってワイワイ賑わっている。草野球かな?楽しそうだ。



あっ違う!

草クリケットだ!!


彼らの遊び場をよく見たら野球じゃまず見かけない棒が立っていました。アレは確かクリケットで使う道具だったはず。この辺はインド人の家族が多く住んでいるから、そこの子どもたちがクリケットを遊んでいたんでしょう。彼らには野球より人気のスポーツですからね。
…そういえばクリケットってどういうルールなんだろう。これも一つのきっかけだし、さわりだけでも知っておきたい。だからアレを見ることにしました。




スーラジ ザ・ライジングスターを…。


インド版巨人の星ことスーラジ。巨人の星の野球の部分がクリケットになっているリメイク作品です。昔トリビアの泉で紹介されてたから知っていました。
どういう訳かバンダイチャンネルで視聴できるみたいなので観てみます。これでルールを覚えるぞ!


……


第1話を観ました。すごい、全然違う話なのに巨人の星を感じる。舞台がインドだし作画もどこかのっぺりしてるけど、要所要所で巨人の星のイズムが伝わってきます。いけ好かない金持ちの青年が車から出てきた瞬間に「コイツ花形満だ!」って直感したもの。
見慣れてくると面白いもので、主人公のスーラジが段々星飛雄馬に見えてきました。謎のギプス(原作通り)を装着しだした辺りからはもうエンジン全開だった。修行パートで流れる『ス〜ラジ♪ライジングスター♪』のメロディーが耳に残ります。

あとこれは仕方ないけど、作中にそもそも読売ジャイアンツが存在しないので星親子の目標である「巨人」の部分が若干フワフワした感じになっていました。その代わり「あの夜空に輝く星になるんだ!」みたいなセリフを父親が言っていた気がします。
でもいいよな。何の星だろうと輝いてほしい。第1話が意外とアツい展開だったせいか、彼を応援したい気持ちが自然と芽生えてきました。スーラジ、絶対クリケットの一番星になれよ!


ちなみにルールは全然覚えられませんでした。


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