厭離穢土欣求浄土、いいとこ持ってく杉野遥亮にやられた
厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)
何度読んでも覚えられず、史実はどうなのかはよくわかりませんが、刺さるシーンで、3回見て3回泣きました!2023年の大河ドラマ、どうする家康、第二話…私の心は持っていかれました。そして心に決めました。
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自身の心の弱さから、厭離穢土欣求浄土、この汚れた世の中から浄土へ行くのだと自害しようとする家康・松潤。
代々、松平家に仕え、命を賭する価値のある主君でなければ殺すまで、と真っ直ぐすぎる平八郎(本田忠勝)山田裕貴。
そこにひょうひょうと現れた、小平太(榊原康政)杉野遥亮。
彼は厭離穢土欣求浄土とは汚れたこの世をこそ、浄土にすることを目指せという意味だと教わったと。
「汚れたこの世をこそ、浄土に…」信長に「この世は地獄じゃ、強くなれ」と叩きのめされた時と同じように、覚醒する家康。
(ちょっと前まで、ちむどんどんでフニャフニャした優男だった山田裕貴が、自らを崖っぷち追い込むような超絶ストイック、生きる刃物のような尖った男になっていたのも参りました。
やたらに海老踊りにこだわる大森南朋もまた、毎回大反省会を巻き起こしたちむどんどんな日々を懐かしみ、遠い目になります)
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汚れたこの世を浄土にする。と言われると天上人の仕事のように感じる。
私のような凡人に落とし込むには?と考えてみた。泥沼で咲く蓮のように、世の中が汚れても自分まで汚れる事はない。
まずはそこから始めてみようという考えに至った。
生涯の学びとして取り組んでいる教義神道の、「この世は地獄である」という一説に通ずるものがあった。
地獄でのたうち回っていた私も、心を浄土に変える手がかりをみつけた。光の差す方へ、向かう道も少し見えてきた。
恐る恐る歩き始めたら、流れが変わり手応えを感じている。
一人一人が浄土に変えることが出来たら、この世の地獄は少し薄まるかもしれない。
一滴の滴が波紋となって、波になるかもしれない。
異口同音、それぞれのやり方で浄土を見つけていけばいい。
まずは同じように、暗闇でなす術なく立ちすくむ友と、一歩を踏み出してみよう。
これは、そんな友と、長いトンネルから抜け出す挑戦の記録である!!
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