療育の確実性について

このような業界にいると、他の事業所や他の支援者の話を聞くことがある。

まず大前提として保護者の方は子供に良くなってほしいと思っている。

当然のことだ。

次に療育者も子供さんに良くなってほしいと思っている。これも当然だ。理由は売上、想いなど色々あると思うが、良くなってほしいと思い行動する。それさえあれば、個人的には問題ないと思っている。

しかし、問題なのは療育についての内容を、過大にうたう療育者がいることだ。

そもそも何をもって療育者は現在の療育法を選択しているのか。

色々な場合が多いが、主観としては大きく3つである。

1.文献・研究に基づく療育方法

2.過去の先人たち(職場の先輩、勉強会、昔からある療育法)などによる知識

3.個人の経験

細かく分けるともっとたくさんあるが、大きくは3つかと考える。

ではこの中で客観的評価に基づいた内容はどれになるのかと言えば、実は1のみである。

2、3も大切ではないかと言う方もいるかもしれない。もちろん大切である。しかし、客観的評価に基づいていない内容というのは往々にして偏りが生じる。

そもそも素晴らしい療育方法を知らないでする経験とは、偏っていて当然だ。

では1を読んでいる専門家はすごいのかというと、必ずしもそうではない。

研究をしたことのある方なら分かるかと思うが、研究の数字というのは正しくはあるが、すべてを示しているというわけではない。

望ましい結果を得るために、不必要な数字を省いたり、母数を増やすことで意味を持たせることに成功したりと簡単に言えばある程度は操作できてしまう。

そのため、本当の意味で素晴らしい専門家とは研究の意味を理解し、その効果を理解し、さらに使いこなしている専門家のことをいう。

まぁ、そういない。。。

ではなぜこんな記事を書いたかというと、時々研究を読んで「この研究内容に沿って、療育すれば必ずよくなります!!」みたいな療育者がいる事とそれに家族が踊らされることを防ぐためだ。

そもそも「100%良くなります!!」みたいな研究は見たことがない。ということは、合うお子さんと合わないお子さんがいるということだ。

よくネットニュースなどで「こうすれば発達障がいは良くなる!」みたいな記事が載っているが、1事例をもとに判断するのはもってのほかだ。もちろん試してみることは悪い事ではないが、それをすべて信じてはより良い療育方法や、より良い療育者に出会う可能性をつぶしてしまう。

ではどうやって良い療育者を見抜けるのか?これは分からないというのが正直なところだ。客観性を持ってみるには資格、修了研修などが大切かと考えているが、それをもって良い療育者と断定できるものはないと考えた方が良い。

そのため、一度選んだ療育者でも必要があれば変更や別の場所の見学などをするべきである。見るべきは子供の反応だ。結局、子供とは「一人の独立した個人」なのだ。決して、重度知的障害の自閉症児などとカテゴリー分けするものではない。

親は大変だがぜひ、子供をほめたり、子供を見たりする時間を可能な範囲で作ってほしい。本当に大変だからこそ、良い療育者を選んで、少しでも子供の行動を変化させていくことが大切になる。

では、今日の結論!!

「発達支援事業所 ひらそるの芽」に来れば、必ず子供はよくなります!!

(ここから小さい文字)上の文章は代表者の思いであり、必ずしも効果をお約束するものではありません。

決して悪い療育者に引っかからないようにしましょう(*ノωノ)

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