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レコード棚を総浚い #43:『Boz Scaggs / My Time』

ボズ・スキャッグス、1972年リリースの3rd『マイ・タイム』は小さな中古レコード店で掘り当てた。
のちに先輩からも譲り受け、棚には2枚の『マイ・タイム』が収められている。


帯には、ミュージック・ライフ誌が選定したロックベスト100の一枚と書いてあった。

A1に収録されたダイナ・フローはベスト盤にも収録されている有名曲だが、あとは落ち着いたR&B系の曲が多い。
カバーでは、アル・グリーンの大ヒットアルバム『LET'S STAY TOGETHER』収録の『OLD TIME LOVING』が。

原曲と聴き比べると、ボズの声で歌われるとなんでも洗練されてしまうというマジックを体感できるが、この頃はまだサウンドがAOR的ではなく、そこがまたいいと思う。

B2収録のアラン・トゥーサン作『FREEDOM FOR THE STALLION』は、エルヴィス・コステロとトゥーサンのデュエットアルバム『THE RIVER IN REVERSE』 に収録されていたので知っていたが、オリジナルはリー・ドーシーというニュー・オーリンズのシンガーに提供された曲だそうだ。
アラン・トゥーサンはいい曲書くなあ。

で、B1の『ハロー・マイ・ラバー』という曲にはC.Toussaintとのクレジットがある。
英語版Wikiによれば、お父さんのクラレンスとお母さんのナンシーの名前を時々自分の作品にクレジットしてたらしく、これもアラン・トゥーサン作ということだ。


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