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レコード棚を総浚い #55:『Christopher Cross / Christopher Cross(南から来た男)』
クリストファー・クロス、1979年の記念すべきデヴュー・アルバム『南から来た男』
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クリストファー・クロスの素晴らしいソング・ライティングとマイケル・オマーティアンの見事なプロデュース・ワークがこの名盤の肝だが、やはり豪華なゲスト陣にも耳を奪われる。
なにしろ一曲目から、ニコレット・ラーソンのキュートな声にやられる。
続いて『愛はまぼろし』のマイケル・マクドナルドのあの声に痺れかえり、極めつけは『スピニング』のヴァレリー・カーターだ。
憧れてやまないアイドルたちの競演にすでにA面でお腹いっぱいだが、クリストファー・クロスは許してくれない。
B面トップのデヴュー・シングル『風立ちぬ - ローウェル・ジョージに捧ぐ』でのマイケル・マクドナルドの熱い歌唱は、バックグラウンド・ボーカルの域を超えて、心に迫る。それを上回る熱いギター・ソロはなんとクリストファー・クロスご本人のプレイで、続く『ライト・イズ・オン』でのラリー・カールトン渾身のソロに勝るとも劣らない。
ギターソロといえば、最終曲『ジゴロの芸人』ではなんとなんとあのエリック・ジョンソンがギターソロを弾いているではないか!
スムースからパーカッシブに縦横無尽に変貌するピッキング。突然挟み込まれるハーモニクスに歪みからクリーンまで虹のように変化する音色。これはさすがに別格と言わざるを得ない。
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