![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100302748/rectangle_large_type_2_4e1ff97e2359d1cf68bee281d2c6cc32.jpeg?width=1200)
レコード棚を総浚い #56:『Christopher Cross / Another Page』
映画主題歌『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』を挟んでリリースされた2ndアルバム『アナザー・ページ』
![](https://assets.st-note.com/img/1678835888133-zMKL2qjYou.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678835888446-uqeTjhpkZK.jpg?width=1200)
大ヒットとなった『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』は、本アルバムには収録されず、CDにはボーナス・トラックとして収録された。
本作も実に豪華なゲストが参加していて、それを追いかけているだけで、あっという間に時間が過ぎる。
前作に引き続き、マイケル・マクドナルドが参加しているが、本作では控えめな歌唱に徹している。とはいえ、ヒットシングル『オール・ライト』でのコーラスワークはやはり業物だ。
そして本作ではビーチ・ボーイズのカール・ウィルソンも端正なコーラスを吹き込んでいる。
聴きどころはやはりカーラ・ボノフとのデュエット曲『愛に迷って』か。完璧なピッチで紡がれるコーラスに、確かにカーラの美しい声色が感じられる。
そしてやはり『夢のささやき』での、アート・ガーファンクルとの「天使の声」対決を聴き逃す訳にはいかない。元祖天使の声が、貫禄を見せつけたと見るのはファンの欲目か。
当時、ラリー・カールトンはスタジオの仕事が来るとスティーブ・ルカサーを紹介していたというが、本作にもスティーブ・ルカサーが参加して、その期待に応えている。そして例によって、僕も負けてないよと言わんばかりのクリス自身のギターソロが炸裂する『英知の言葉』も感動的だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?