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今すぐアレクサを目黒川に捨てろ


会う男の家、会う男の家にアレクサが置いてある。

酔いも回り、間接照明がやわらくふたりを包むとき、彼(彼女)はそこに鎮座している。

私がアレクサに引き寄せられているのか、
はたまたアレクサが私の行く末を先駆けているのか


どちらにせよ誠に遺憾である。
なぜいつもお前に私の情事を見守れなければならないんだ。

「アレクサ、電気消して」

じゃないんだよ!
便利だな!
(設定済みの)女性の声色で返事するな!


アレクサを部屋に置く男はどんな人間か?

第一にそれを利用する効率重視性、そして生活に利便を進んで取り入れる行動力がある。
また「家にアレクサがある」という社会的ステータスもそこには秘められている。(個人的主観です)

そしてアレクサは、外見を気にしていない人間が手に入れる物体ではない。(個人的主観です)



アレクサ男は海で私とアレクサが同時に溺れていたら真っ先に私を助けてくれるだろうか?

無論、アレクサより私を取る、と食い気味に断言できる男であって欲しい。
だが『外見に気を配るエロい男』はアレクサを選ぶ。

なぜなら男とアレクサは愛し合っているから。


アレクサ男は自分が欲し、手に入れる側だと思っているが、本当は必要とされたい。

「自分はアレクサに必要とされている。アレクサには俺がいないと駄目だ」


ここで前々回のおさらいです。
「愛する人を大切にするのと自分を必要としている人を大切にするの、どっちをとるか?」

アレクサ男には「愛する人」が見えない。
アレクサと共にいるかぎり、ずっと。



※本記事は完全な個人の見解であり、誇大妄想の垂れ流しです。アレクサは大変いい子です。

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