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愛については分からなかった

このブログを再開するべくまた過去のtumbler晒し芸人しますよ!
今回は好きな男のためにVISIONに通いまくってた2015年9月14日の投稿です。

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漫画を買いました。岡崎京子。
タイトルは「恋とはどういうものかしら?」。

ちょうどその日、具合の悪かった私はクラブを断念するか悩んでいて、でも大好きな男友達(純粋な意味で)が気合いの入ったパーティーをやるとのことでどーーーしても行きたくて酒のんで気合い入れて行った、はいいが、結局具合悪くてクラブに前一回だけセックスしたことのある男の人(富ヶ谷に住んでる←いい立地♡)がいたのでその人に上手くお持ち帰りをされようとしていた(寝たかった)、のだが、

これまた偶然、本当に偶然、かなり前にhiphopのイベントで知り合ったお姉さんが声をかけてきて、なんとなんとその男の人と1年近くも関係がありなおかつ同棲の話も出てるとぶっちゃけられ(そんな偶然ある?)、でもわたしとその男の人が喋ってんの見て勘づいたらしく「もし他の子に手出してるならもう関係やめようと思ってる」と言われ、ああ、つまり好きなんだな、どうしようもない男のことどうしようもなく好きなんだな、と理解した(同情した)、わけなんですけど、

しかし、一度その気になるとなかなかひけないわたし、しかも男の人は先に出ててわたしを待ってる状態で、とりあえず「あの人とはなんでもないですよ、わたしがクラブ出るのは酔った友達介護するためですよ」と嘘をつきそそくさと男の人のおうちにドロンちょしたのでした。

家まで行くタクシーの中、オスとメスのにおい、タクシーの運ちゃんって大変だなあ。(余談)

んで家についてそのお姉さんのこと話したら、同棲の話は嘘、とのこと(ほんとか〜?)。で、人の欲しがってるもんだと思うと余計燃えてきたわたし、たっぷりたっぷりサービスして向こうも変態(わたし)相手に本気出してきてそれはそれは楽しくて、なおかつ男の人の香水がめっちゃいいにおいで…これは安眠できる…と思った訳なんですが、セックスが終わってまたお姉さんの話になって、どうしてちゃんと付き合わないのか(別に気なってないけど)聞いてみたら「あの子はいい子だから、普通の子だから、俺なんかよりいい人いるよ、俺おじさんだし(31歳)。」とのこと。

つまり好きじゃないんだなあ。簡単なこと。

「でもあっちは好きですよ。」

「うん、でも○○○(わたし)もかわいいしなあ〜…。」

「駄目な人ですねえ(感心)。」

「うん、そう、俺駄目なんだよ。」

そう言ってわたしのおなかにうなだれて落ち込んでる男の人を見て、想われるって大変だなあってちょっと思って、そういう意味では自分は今気楽だなあと思ったり。お姉さんを置き去りにしてわたしとセックスしたこと後悔するの、分かってるくせに、自分のしたいこと止められないんだろうな。そしてこういう駄目なとこがお姉さんは好きなんだろうな。

そしてお姉さんがあのクラブにいたのは、この男の人のためなんだろうな。でもこの男の人がクラブにきてたのは、多分わたしのためで(行くって公言してたからね)、でもわたしがクラブに行ってたのは大好きな男友達のためなんでした。

で、なんでこの話と岡崎京子が関係してるかって、タイトルの短編集の中に「愛する人を大切にするのと自分を必要としている人を大切にするの、どっちをとるか?」みたいな題材の漫画があって、その漫画の登場人物達は、もっと愛してる人がいるにも関わらず「自分を必要としている人」を選んでいて、それが、わたしのおなかの上でうなだれていた男の人の姿となんとなく被ったんでした。

愛とは?

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