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サイ、3

賽の河原で石積みをしていて、いきなり壊す鬼、そして若い男

「こ~の 鬼どもめ!」

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20歳前後の若い男の強い声に起こされる。ふぁぁ~~~

なんだ新人、テラ帰りか、よしよし来たの初めてか

「免罪カード持ってた?」

男「あ、いや今ないですけど」一応はバックがないことを確認したので、これは間違いなく初見。genngo違うけどダイジョウブ。

「OKOK今までいた言語とは違うけどその感じヨーロッパだよね?ドイツご翻訳ね。OH-YES MENZAIFU OKOK DONT WORRY、Fuaaa」

魂が緩んだ 仲良くなれそうだ。

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おんそらそばていえいそわか

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「ふっ じぶん自殺したん?いや、まぁここ賽の河原やし銀河ホワイトホール中心部やし、いっちばん魂の白さ深い処よ。免罪符持ってたから安心したんやろー合ってるで!待ってたで ふ 次の巡航には連れてくよ、俺の名前は洋志、配達屋だから君も当然配達するよ ふっ ま、石積みながら飲もうか?」

ひょろながく頭を伸ばして免罪符のリーディング扱いに慣れてるなぁ。洋志を眺めながらそう思った。しかし眠いなぁ、銀河評議会のボーナス査定面談明日だからソロソロ寝たいんだけどな、河原だしうるさいし、、、小声で独りぶつぶつ言いながら拓矢は眼を閉じた。

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