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『カゲロウデイズ』×遊戯王オリカⅢ(No.6~No.9+?編)

↑の記事に引き続いて【メカクシ団】の残りの団員5人分の遊戯王オリカを作ってまとめました。その記事と同様、この記事でも色々と解説を挟みながらオリカ紹介をしていきます。

『カゲロウプロジェクト』の全ストーリーのネタバレを含むので、読む際はご注意ください。

オリカイラストは現在製作中です。製作し次第掲載する予定ですので、少々お待ちください・・・。

サンプルカードまとめ -2 - コピー


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《メカクシ団No.6 エネ》

《メカクシ団No.6 エネ》
ユニオン・チューナー・効果モンスター
星6/光属性/サイキック族/攻2000/守2300
①:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールドの効果モンスターを対象とし、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターがフィールドから離れる場合、このカードを手札に戻す。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
②:このカードは装備モンスターの種族によって以下の効果を得る。
●機械族・サイバース族:装備モンスターのコントロールを装備モンスターのコントローラーから見て相手に移す。
●サイキック族:1ターンに1度、任意のレベルを宣言して発動できる。装備モンスターを宣言したレベルのチューナーとして扱う。
●それ以外:装備モンスターの攻撃力・守備力を入れ替える。
③:このカードが「カゲロウデイズ」の効果で除外された場合に発動する。
デッキから「夕景イエスタデイ」1枚を手札に加え、デッキの上からカードを3枚めくり、その中から通常魔法カードまたは罠カード1枚を選び自分フィールドにセットする。それ以外のカードは好きな順番でデッキの一番上に戻す。

スーパープリティー電脳ガールことエネちゃんは、不老不死の精神を持つ『目が覚める』の能力者です。その不死身の精神は電子機器に飛ばすことが可能で、侵入した電子機器は自由自在にハッキングして支配できます。
その能力によってシンタローのPCやスマホに居ついている様子から、”装備”を連想してユニオンモンスターとしました。

多くのユニオンモンスターと異なり、彼女は自分モンスターだけでなく相手モンスターにも装備してイタズラ(攻守反転)することができます。特に機械族やサイバース族ならハッキングしたり脅したりして傀儡にしたり、逆に送り付けたり自由自在にできます。
また、不死身の精神なので装備モンスターが死んでも自分は手札に帰ってきます。

サイキック族、つまり「メカクシ団」に装備した場合はアヤノやコノハの召喚をサポートする効果にしました。人造エネミーやロスタイムメモリーでシンタローに語りかけたりしているのをイメージした効果です。

彼女は目が冴えるの策略・実験によってカゲロウデイズに干渉させられ、「目を覚ます」の器にされました。この目が冴えるの”罠に嵌ってしまった”というエピソードに繋げて、③の効果は罠カードのサーチっぽい効果にしました。ただ【メカクシ団】テーマに罠サポートが無いので通常魔法もサーチ範囲内にしています。
「3枚めくり、~」という挙動は実験繋がりで《コザッキ―の研究成果》を強化した効果になってます。(1枚手札に加えてたらそれもう原型無いじゃんとか言わないで)

《コザッキーの研究成果/Fruits of Kozaky's Studies》 
通常罠
自分のデッキのカードを上から3枚確認し、
そのカードを好きな順番に入れ替えてデッキの上に戻す。

カゲロウデイズのヒロインなので意図的に効果モリモリにしました。
メカクシ団指定の効果でも無いので、色々出張されてデュエリストの悪用(イタズラ)にすごい加担しそう、ということで制限カードになってる・・・という設定です。

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《メカクシ団No.7 シンタロー》

《メカクシ団No.7 シンタロー》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/炎属性/サイキック族/攻250/守2500
【Pスケール:赤10/青10】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「メカクシ団」カードが存在する場合に、Pゾーンのこのカードを破壊して発動できる。フィールドのモンスター1体を選び、自分は手札・デッキから「メカクシ団」ユニオンモンスターをそのモンスターに装備する。
【モンスター効果】
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から墓地に送って発動できる。「メカクシ団」モンスター1体をEXデッキから墓地に送る。この効果の発動後、墓地にこのカード名のカードが存在する限り、次の自分のターンの終了時までお互いに融合召喚以外の方法でEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
②:このカードが「カゲロウデイズ」の効果で除外された場合に発動する。デッキから「ロスタイムメモリー」1枚を手札に加え、墓地の魔法カードを任意の数まで「カゲロウデイズ」の下に重ねる。

『カゲロウデイズ』の物語の主人公なので、守備力は主人公数値の2500です。

ペンデュラム効果は物語の1巻、またはアニメ1話にて、デパートのテロ事件での活躍を再現しています。シンタロー自身もしっかり破壊されていく再現度。

手札1枚からレベル6チューナーをリクルートできるの強そう。

シンタローは目の能力が無い(?)ので、モンスター効果も物語の再現で済ませています。ペンデュラム効果もあえて対象効果にしていません。
①効果は自分を置いていった貴音と遥、そしてアヤノのことで悩み、引きこもり、記憶にしがみつく『ロスタイムメモリー』のROUTEXXのシンタローの再現です。亡者(墓地)にしがみついたままでいる限り、本当の(正規召喚の)アヤノには会うことはできません(自分と相手フィールドの両方で)。
カゲロウデイズ発動中に使う場合、この効果で墓地に送られたアヤノは蘇生制限がかかってるので、カゲロウデイズの効果で特殊召喚できず、カゲロウデイズに飲み込まれる選択肢しかなくなります。
その代わりにシンタローは②効果で魔法カードを『XX』しながら特殊召喚されるので、これはROUTEXXのその後が開拓されるかもしれない(??)。


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《メカクシ団No.8 ヒビヤ》

《メカクシ団No.8 ヒビヤ》
効果モンスター
星8/地属性/サイキック族/攻200/守250
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功し、フィールドゾーンに「カゲロウデイズ」が存在しない場合に発動する。デッキから「カゲロウデイズ」をフィールドゾーンにセットする。
②:自分の手札・フィールドのカード1枚を対象とし、そのカードをお互いに確認して発動できる。そのカード名が記されたカードまたはそのカードにカード名が記されたカード1枚をデッキ・墓地から手札に加える。この効果を発動するターン、自分は「メカクシ団」モンスター以外のモンスターを召喚・特殊召喚できない。
③:このカードが「カゲロウデイズ」の効果で除外された場合に発動する。
デッキから「オツキミリサイタル」1枚を手札に加え、自分フィールドのモンスター1体を選んで手札に戻す。その後、自分は手札からモンスター1体を特殊召喚する。

ヒビヤ君には皮肉っぽくなってしまって申し訳ないですが、一応曲名の方の『カゲロウデイズ』の主人公なので、「カゲロウデイズ」のサーチ効果をつけています。

②の効果は彼の『目を凝らす』能力がモチーフになっています。対象の居場所を探ることができる千里眼のような能力なのでサーチ効果に特化させました。【メカクシ団】で使用する場合は、楽曲の魔法カードを参照して「メカクシ団」をサーチするか、「メカクシ団」モンスターを参照して魔法カードをサーチできます。前半は《マジシャンズ・ロッド》、後半は《儀式の下準備》のような効果です。あまりにも広すぎるサーチ効果なのと、彼が人に慣れない生意気な性格という面を考慮して召喚制限がついています。

エグゾディアあたりに悪用されそう。

《マジシャンズ・ロッド/Magician's Rod》 
効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1600/守 100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
「ブラック・マジシャン」のカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分が相手ターンに魔法・罠カードの効果を発動した場合、
自分フィールドの魔法使い族モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを手札に加える。
《儀式の下準備/Pre-Preparation of Rites》 
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから儀式魔法カード1枚を選び、
さらにその儀式魔法カードにカード名が記された
儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。
そのカード2枚を手札に加える。

共通効果の③は《救出劇》を参考にしました。ヒヨリをトラックから助けようとしてカゲロウデイズに接触したのが由来です。

《救出劇/Dramatic Rescue》 
通常罠
フィールド上の「アマゾネス」という名のついた
モンスターを対象にしたカードが発動した時に発動する事ができる。
対象になったモンスターカードを手札に戻し
別のモンスター1体を手札から特殊召喚する。


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《メカクシ団No.9 コノハ》

《メカクシ団No.9 コノハ》
シンクロ・効果モンスター
星9/光属性/サイキック族/攻3000/守3000
「メカクシ団」チューナー+チューナー以外のサイキック族モンスター1体以上
①:このカードは戦闘・効果では破壊されない。
②:このカードは相手モンスターに攻撃宣言できない。
③:このカード以外の「メカクシ団」モンスターが攻撃対象に選択された場合に、その攻撃モンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
④:このカードが「カゲロウデイズ」の効果で除外された場合に発動する。
デッキから「夕景イエスタデイ」1枚を手札に加え、自分の手札・デッキ・墓地からモンスター1体を選び、「カゲロウデイズ」の効果扱いとしてエンドフェイズまで除外する。

『目を醒ます』能力を持つ記憶喪失の謎の少年です。
彼はその能力によって自身を「強い身体」に作り替えているので、明らかに人の域を超えた身体能力と回復能力を持っています(攻守3000と①の破壊耐性)。
一方でマイペースながら心優しい性格の持ち主のため、むやみに人を傷つけることはありません(②の攻撃制限)。しかし友達を助けるためなら自ら進んでその力を発揮する人物でもあります(③の効果)。

④の効果は『コノハの世界事情』などを表しています。「カゲロウデイズ」の効果で除外されるのはヒビヤのことか、それとも・・・。
「の効果扱いとして~」というテキストは《死の宣告》などで使われているものです。はて《死の宣告》・・・?

《死の宣告/Sentence of Doom》 
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
自分フィールドの「ウィジャ盤」及び「死のメッセージ」カードの数まで
悪魔族モンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):魔法&罠ゾーンのこのカードを墓地へ送って発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「死のメッセージ」カード1枚を選び、
「ウィジャ盤」の効果扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに出す。

(システム的にどうしても効果を似せ切れなかったのは目を瞑ってください。)(『カゲロウデイズⅥ -over the dimension-』のネタバレをしたいのかしたくないのかはっきりしないうp主)

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《メカクシ団No.0 アヤノ》

《メカクシ団No.0 アヤノ》
エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク0/炎属性/サイキック族/攻700/守700
【Pスケール:赤0/青0】
このカード名の①のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:お互いに「カゲロウデイズ」に重ねられたカードの数×300LP回復する。
②:1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに存在する「メカクシ団No.7 シンタロー」を対象として発動できる。
そのカードに以下の効果を与える。
●1ターンに1度、手札・デッキから「カゲロウデイズ」が記された魔法カード1枚を「カゲロウデイズ」の下に重ねる。
【モンスター効果】
ルール上、このカードのランクは1として扱う。
このカードはX召喚できず、自分フィールドに表側表示で存在するレベルが1つずつ異なる「メカクシ団」モンスター3種類をこのカードに重ねた場合のみ特殊召喚できる。
①:1ターンに1度、500LPを払い、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:フィールドゾーンに「カゲロウデイズ」が存在し、このカードがEXデッキに戻る場合、またはこのカードが除外された場合に発動する。デッキの一番上からカードを1枚墓地に送り、このカードを「カゲロウデイズ」の下に重ねる。

攻守の700は彼への思いから設定しました。切なく、尊い・・・。

モンスター効果から解説します。
召喚条件の「レベルが1つずつ異なる~」はキド・セト・カノを守り包み込むメカクシ団の初代団長としての存在を表しています。

ヒーローものが好きな彼女は初代○面ライダーを意識して常にマフラーをつけ、幼少期のメカクシ団メンバーを導いていました。
①の効果は仮○ライダー1号がモチーフっぽい、赤いスカーフの《M・HERO ブラスト》の効果を一部受け継いでいます。

《M・HERO ブラスト/Masked HERO Blast》 
融合・効果モンスター
星6/風属性/戦士族/攻2200/守1800
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を半分にする。
(2):1ターンに1度、500LPを払い、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。

彼女は目が冴える蛇の計画を阻止するため、自ら屋上から飛び降りることでカゲロウデイズに留まることを選びました。
②の効果でも、ペンデュラムモンスター故に墓地に送られない(目が冴える蛇の計画に組み込まれていない)ので自身の効果でカゲロウデイズに飲み込まれます(しかし実情は・・・)。デッキの一番上を墓地に送る効果は前述の飛び降り自殺の再現です。

彼女は自身の効果ではペンデュラムゾーンにセットされることが無いのですが、ある方法によって彼女をカゲロウデイズから救い出すことでその効果を発揮することができます。

ある方法 ↓(《ペンデュラム・シフト》とか使えば普通にPゾーンに置けるのは秘密ってことで...)


彼女が持つ目の能力は「目をかける」。「相手に思いを伝える」という一種のテレパシーのような能力で、アニメではこの能力によってシンタローの記憶をマリーに伝えることが悲劇を食い止める鍵になりました。

ペンデュラム効果では”愛を伝える”という面からライフゲイン効果をひとつ。
先ほどのアニメの話の他、ロスタイムメモリーでの活躍をイメージして、シンタローに「目に焼き付ける」の能力を思い出させる効果にしました。カゲロウデイズでの記憶として【メカクシ団】サポートの魔法カードを重ねていきます。
《サマータイムレコード》とかを重ねて勝利に繋げましょう。

あとがき

以上で『カゲロウプロジェクト』シリーズの遊戯王オリカは完結となります。

対象耐性が蔓延る昨今、進んでつけた対象効果に、展開効果を魔法サポートに頼りながら、その魔法カードのサーチは遅く限定的な状況のみという、全体的には少々パワーに欠ける印象があります。
しかし《目を合体せる蛇の女王》によるリセット効果と《サマータイムレコード》の特殊勝利という、勝負を極端に0か100に動かせるポテンシャルを持つ波乱万丈なテーマになりました。

相手は一度食らったリセット効果に怯えながらデュエルをしているといつの間にか特殊勝利されてた、という不思議な体験をするでしょう。
「私はきっと、明日も忘れない」

また特殊勝利以外でも、単純に【サイキック族】と絡めたり、《カゲロウデイズ》のエンドフェイズの特殊召喚効果を狙って、相手ターンに展開できる【クリストロン】を混ぜてコントロール色を強めたり、除外された場合に効果を発動する【不知火】を差し込んでビートダウンっぽくするのも有りかもしれません。多分。
カゲロウデイズが「2体以上同時に墓地に送られた」タイミングで発動する癖に、テーマで大量に墓地に送るサポートが《夕景イエスタデイ》くらいなので便利なチューナーを入れながらシンクロ素材として2体を墓地に送ったりするのが良い気がします。状況が《次元の裂け目》中にお互いエンドフェイズに1体帰還してくる、という癖のある感じがなんともいえませんが。

あとはカゲロウデイズにたくさんカードを重ねてから《シモッチの副作用》を発動してアヤノのペンデュラム効果を発動すれば相手に大バーンダメージが入れられますね。10枚重なっていれば3000ダメージ。27枚でワンキルできます。相手次第ですぐ溜まりそう。

とにもかくにも、ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。満足いただける内容になっていれば幸いです(不備を見つけた方はコメントしていただけると助かります!)。

また他の記事で出会った際は、どうぞよしなに。

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