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『カゲロウデイズ』×遊戯王オリカII(魔法・罠編)

この記事の続きです。↑

タイトルの通り、【メカクシ団】の魔法・罠カードの効果を調整したので記事にしました。

『カゲロウプロジェクト』の全ストーリーのネタバレを含むので、読む際はご注意ください。

オリカイラストは現在製作中のため、カード情報と仮のイラストのみ掲載しています。イラストは完成まで少々お待ちください。

サンプルカード女王マリー


以下概要です。

《カゲロウデイズ》

《カゲロウデイズ》
フィールド魔法
①:このカードは融合モンスターの効果を受けず、「メカクシ団」モンスターがフィールド・墓地に存在する限り、フィールドゾーンのこのカードはカードの効果を受けない。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、モンスターが2体以上同時に墓地に送られる度に、モンスターが墓地に送られたプレイヤーは以下の効果を発動する。
●この効果を適用するプレイヤーは墓地に送られたモンスターの中からモンスターを2体だけ選んで除外しなければならない。
この効果を適用したターンのエンドフェイズ時、この効果で除外したカード1枚をそのカードの元々の持ち主のフィールドに特殊召喚し、もう1枚をこのカードの下に重ねる。

カゲロウデイズの「8月15日に死んだ2つの魂を引き込み、選ばれた片方が蘇る」特性を効果にしています。2体同時に墓地に送られた場合にカゲロウデイズに取り込まれ、その内1体を蘇生します。

2体以上墓地に送るのは手札・墓地・フィールド・デッキのどの場所からでも良いので、既存のカードで色々できそうです。《手札抹殺》とかでお互いに発動させたり。ただ「墓地に戻す」には対応してないので除外ゾーンから墓地に行く場合は発動しません。

「フィールド魔法にカードを重ねる」というOCGには存在しない挙動をわざわざするのは、原作再現のために「公開情報ゾーンだが、手を出しにくい場所」を作りたかったという理由があります。初期案では除外ゾーンをカゲロウデイズに見立てて考えようとしていましたが、勝手に《異次元からの帰還》とかされたら堪らない的な限界を感じたので、「カゲロウデイズの下」という新たな隔離された場所を設定しました。

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《メカクシコード》

《メカクシコード》
速攻魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分または相手のバトルフェイズに発動できる。
手札から「メカクシ団」モンスターを任意の数まで特殊召喚する。
②:自分または相手のメインフェイズに墓地に存在するこのカードをデッキに戻して発動できる。
自分は「カゲロウデイズ」の下に重ねられた「メカクシ団」モンスターの数までデッキからカードをドローする。

①はデパートの事件で活躍するメカクシ団の再現。②は歌詞の『募集人数無制限。 無論、途中参加も歓迎。 〜』という感じで、どんどんドローする効果に。

手札から特殊召喚できる「メカクシ団」モンスターはみんな攻撃力1000以下なので、デメリット無くても良いかなという判断の①です。

②もカゲロウデイズに飲み込ませるのに必ず1ターンはエンドフェイズを迎えないといけないので、①②はそれぞれターン1で良いかな〜と考えました。

ちなみに、「重ねられた」というテキストは2020/5/15現在、OCGに存在しません(エクシーズは「X素材にして〜」という表記で統一しています)。どうしても重ねたカードを参照したいので、ここは妥協。

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《空想フォレスト》

《空想フォレスト》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:フィールドに「カゲロウデイズ」が存在する場合に1000LPを払い、フィールドの「メカクシ団」モンスター1体を対象として発動できる。
そのカード名以外の同じ属性の「メカクシ団」モンスター1体をデッキから自分フィールドに特殊召喚する。
この効果を発動した次の自分ドローフェイズに、自分は通常のドローの代わりにデッキから「メカクシ団」モンスター1体を手札に加えることができる。
この効果に発動に対して、お互いに魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

チェーンを許さずカップリングを成立させるパワーカード。

ペアになる団員を引き合せる①の効果は、マリーとセトの出会いを拡大解釈して効果にしてます。その後の効果はは歌詞の『あなたが また迷ったときはここで待っているから。』を効果にしました。

ライフコストを設けたのは、セトが「目を盗む」の暴走(心へのダメージ=ライフコスト)から逃げてマリーの家に辿り着いたことに由来します。あとサイキック族テーマなのでライフコストした方が源流に則ってるかなと。

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《オツキミリサイタル》

《オツキミリサイタル》
装備魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
フィールドゾーンの「カゲロウデイズ」の下にサイキック族モンスターが重ねられている場合に、そのサイキック族と同じ属性の自分フィールドの「メカクシ団」モンスターにのみ装備可能。
①:自分ターンの間、このカードが装備モンスターに装備されている限り、相手は装備モンスターを1体を対象としない装備モンスターのレベル以下のレベルを持つモンスターの効果を発動できない。
②:墓地のカードが除外された場合に手札のモンスター1体を相手に見せ、フィールドのこのカードをリリースして発動する。
そのモンスターを任意のレベルまで下げる。その後、そのモンスターを特殊召喚できる。
このターンの間、自分フィールドのモンスターの攻撃力はこの効果で下げたレベルの数×300アップする。

①は小説7巻のように街中の人を集めるモモの本気の力を発揮させます。
②は手助けされたヒビヤ一歩踏み出した時のように、手札から場へ背中を押す効果です。

実質、自分ターンにおける相手のモンスター効果の発動をロックします。「対象としない」をテキストに持つカードは実は《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》が居ます。

《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン/D/D/D Doom King Armageddon》 
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守1000
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで800アップする。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
対象のモンスターの元々の攻撃力分アップする。
この効果を発動するターン、このカードは直接攻撃できない。
(2):このカードは、このカードを対象としない魔法・罠カードの効果では破壊されない。

これは「対象」をコンセプトにしたテーマが出る伏線やもしれません。

話を解説に戻します。装備モンスターを対象にしない効果であれば、相手はフィールドの効果はもちろん手札誘発だろうが墓地誘発だろうがなんでも発動できません。めちゃめちゃ強いです。

②の強制効果で勝手にフィールドから離れてしまいますが、自身の手札にモンスターが居なければ発動しないので、相手は魔法・罠でなんとか除去するしかありません。

一方、発動条件はちゃんと厳しめにしています。このテーマの中で《サマータイムレコード》の次に厳しいと思います。「カゲロウデイズの下に重ねられた同じ属性のサイキック族」はヒビヤがカゲロウデイズから助け出したい『朝比奈ひより』がモチーフになっています。

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《夕景イエスタデイ》

《夕景イエスタデイ》
装備魔法
フィールドゾーンに「カゲロウデイズ」が存在する場合に、自分フィールドの「メカクシ団」モンスターにのみ装備可能。
①:装備モンスターと相手モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に1度、そのモンスター2体を対象として発動できる。
相手はその相手モンスターの表示形式を変更することでこの効果を無効にできる。
変更しなかった場合、お互いに手札を全て墓地に送る、またはデッキに戻す。その後、お互いに任意の枚数までデッキからカードをドローし、ターン終了時まで手札のカードを公開し続ける。
この効果の処理時に手札のモンスターのレベルの合計が10以上になるプレイヤーは手札を全て除外しなければならない。
ダメージステップ終了時まで、手札のモンスターのレベルの合計が高い方のプレイヤーがコントロールする対象のモンスターの攻撃力は、そのプレイヤーから見て相手のモンスターの攻撃力分アップする。
②:フィールドのこのカードが墓地に送られた場合に発動する。レベルの合計が9になるようにデッキ・墓地からチューナー1体とチューナー以外のモンスター2体以上を「カゲロウデイズ」の効果扱いとして除外する。
その後、相手のエンドフェイズにこの効果で除外したカードを墓地に戻し、EXデッキからレベル9の「メカクシ団」SモンスターをS召喚する。

レ...レシートかよっ...。ってくらい長いですが、必要な効果なんです...。でもカードに入り切らなかったら②効果は《ヘッドフォンアクター》を作ってそっちにいれようと思います(必要な効果とは)。

効果自体は「カードをドローしていって、手札のレベル合計が多い方が戦闘に勝つ」という内容です。

コンセプトは小説『カゲロウデイズII』にて貴音と遥が文化祭で発表した自作ゲーム『ヘッドフォンアクター』の再現になります。といっても『ヘッドフォンアクター』の内容はシューティングゲームなので、効果自体は「球数で稼いだスコアが大きい方が勝ち」という要素を婉曲しまくった感じですが。アニメのメカクシティアクターズ公式HPでトランプゲームのブラックジャックのような仕掛けを用意していたので、それもちょっと取り入れています。

前記事に関連して、草案で永続魔法だったのを装備魔法にしました。原作では貴音が1人で対戦してたので。また、相手は表示形式を変えることでゲーム『ヘッドフォンアクター』を拒否できます。

②効果はあの8月15日の夕方、間に合わずして想いを伝えられなかった貴音の状況を指しています。

カゲロウデイズの効果扱いで除外するので、この効果でメカクシ団員の共通効果をカゲロウデイズを経由せずに発動させることができます。

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《ロスタイムメモリー》

《ロスタイムメモリー》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札・デッキ・墓地から「アウターサイエンス」1枚を除外し、以下の効果から1つを選んで発動できる。
●デッキ及びEXデッキから「メカクシ団」モンスターを1枚ずつ選び、「カゲロウデイズ」の効果扱いとして除外する。
この効果を発動したターンのエンドフェイズに、この効果で除外した「アウターサイエンス」を手札に加える。
●「カゲロウデイズ」の下に重ねられた「メカクシ団」Pモンスター2枚を自分のPゾーンにセットする。
このデュエル中、お互いに通常のドローの代わりに「カゲロウデイズ」の下に重ねられたカードの中から元々の持ち主が自分となるカード1枚を選んで手札に加えることができる。

上段の効果がROUTEXXの黒シンタローを、下の効果がROUTE1の赤シンタローをイメージしています。

上の効果でアヤノとシンタローを除外すると、アヤノは自身の誘発効果により「『サヨウナラ』しようか」と言ってアヤノだけがカゲロウデイズに飲み込まれて(戻って?)しまい、シンタロー一人が除外ゾーンに取り残される仕様です。

シンタローが何かしら自身の力でカゲロウデイズに入れば下の効果が発動でき、「目に焼き付ける能力」を手にしながらアヤノを救出できます。女王マリーで完全リセットされた時のゲーム性も考え、お互いのプレイヤーが目に焼き付けるの能力を得られるようにしました。

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《アウターサイエンス》

《アウターサイエンス》
通常魔法
このカードはこのターン、自分が「メカクシ団」が記されていない魔法カードの効果を発動していない場合にのみ発動できる。
①:手札・フィールドから「メカクシ団No.4 マリー」を含む「メカクシ団」モンスター8種類以上をデッキに戻し、EXデッキから「目を合体せる蛇の女王」を融合召喚する。
②:相手がこのカードの効果を元々の持ち主が相手となるカードの効果で無効にした場合、お互いにデュエルに勝利する。

”目が冴える蛇”の謀略によって覚醒マリーを顕現させます。

耐性をちょっと面白くしてみました。アウターサイエンスが阻止できたなら、そのままハッピーエンドを迎えられるだろうと思ったので。

因みに、相手はこっちのメカクシ団を除去したりすれば効果を不発にして止められます。メカクシ団員を殺してアウターサイエンス止めてもハッピーエンドにはならんでしょうということで。

女王マリーの融合素材数は10能力の内、アヤノと目が冴える蛇自身を抜いた数です。

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《目を合体せる蛇の女王》

《目を合体せる蛇の女王》
融合・効果
星10/闇属性/サイキック族/攻0/守0
「メカクシ団」カード8種類以上
このカードは上記のカードを融合素材にした、「メカクシ団」が記された魔法カードの効果による融合召喚でのみ特殊召喚できる。
①:このカードの融合召喚は無効化されない。
②:このカードの効果は無効化されない。
③:このカードが融合召喚に成功した場合に以下の効果を発動する。
お互いのLPを8000にし、お互いに手札・フィールド・墓地のカードを全てデッキに戻す。その後、お互いにデッキからカードを5枚ドローし、次の自分スタンバイフェイズまでターンをスキップする。スキップしたそのターンの間、自分はバトルフェイズを行うことはできない。
この効果の発動後、お互いのプレイヤーはこのデュエル中に使用・発動した、デュエル中に1度しか使用できないカードの効果及びデュエル中に1度しか発動できないカードをもう一度だけ使用・発動できる。

完全リセット。「皆がいないこんな世界、もう興味もない」

融合素材が8"種類"、召喚条件に「「メカクシ団」が記された魔法カードによる融合」と、なかなか出すのは厳しそうです。しかし、いざ発動してしまえば「目を合体せる」能力によってデュエル開始の状態まで徹底して巻き戻してしまえます。「カゲロウデイズ」がカードの効果を受けず、そのまま場に残るので、ロスタイムメモリーの効果で『目に焼き付け』れば、巻き戻る前のカゲロウデイズ内のカードを回収できるという流れです。

除外ゾーンまで戻すとゲームリセット過ぎてゲーム性が壊れそうなので、手札・フィールド・墓地のみリセットにしました(遅延行為になる前に、なるべく早くロスタイムメモリーの②の効果を発動させよう!)。

③効果の最後のテキストの「使用・発動」がとてっも無理矢理ですが、妥協。

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《サマータイムレコード》

《サマータイムレコード》
通常魔法
このデュエル中に自分が「カゲロウデイズ」「メカクシコード」「空想フォレスト」「オツキミリサイタル」「夕景イエスタデイ」「ロスタイムメモリー」の効果を発動している場合に発動できる。
①:この効果の処理時に、自分フィールドに元々のカード名に「メカクシ団」を含むカードが10種類存在する場合、自分はこのデュエルに勝利する。

魔法罠ゾーンも使いながら、フィールドにメカクシ団が全員揃えば勝利です。

EXモンスターゾーンにコノハ、Pゾーンにアヤノとシンタロー、ユニオンのエネと、カノの効果で装備カードにした「メカクシ団」モンスターで魔法罠ゾーンも団員が4枚揃えば、メカクシ団が全員集合してエンディング=特殊勝利という演出です。

「効果の処理時」なので、相手にチェーンして除去とかされると不発となってしまいます。「効果の処理時」というテキスト自体は《鉄のハンス》が持ってるテキストですね。

《鉄のハンス/Iron Hans》 
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1200/守 800
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「鉄の騎士」1体を特殊召喚する。
この効果の処理時にフィールドゾーンに「シュトロームベルクの金の城」が存在しない場合、
ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):フィールドゾーンに「シュトロームベルクの金の城」が存在する場合、
このカードの攻撃力は自分フィールドの「鉄の騎士」の数×1000アップする。

発動条件は《奇跡の創造者》を参考にしました。

《奇跡の創造者》 
効果モンスター(使用不可カード)
星4/光属性/戦士族/攻1800/守 900
自分のメインフェイズ時、「ゼアルフィールド!」と宣言し、
自分フィールド上の「CNo.39」と名のついたエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃でき、
さらにこのデュエル中に自分が「希望の創造者」と「勝利の方程式」の効果を発動している場合、
その時の効果に以下の効果を加える。
●このターン選択したモンスターが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
自分はデュエルに勝利する。


***

次回は団員No.6~9までやって【メカクシ団】テーマは完成になります。

以上、【メカクシ団】サポート魔法罠編でした~。

P.S.次回の記事です。完結編! ↓




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