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『カゲロウデイズ』×遊戯王オリカⅠ(No.1~No.5編)

【メカクシ団】の団員5人分の遊戯王オリカを作ってまとめました。色々と解説を挟みながら紹介していきます。

『カゲロウプロジェクト』の全ストーリーのネタバレを含むので、記事を読み進める際はご注意ください。

オリカイラストは現在製作中です。製作し次第掲載する予定ですので、少々お待ちください・・・。

サンプルカードまとめ -2 - コピー (2)

【メカクシ団】モンスターの共通項


-ステータス

【メカクシ団】は団員ナンバーがそのままレベルになります。わかりやすいので。

属性は前の記事通りカップリングで指定。

闇属性:キド/カノ
風属性:セト/マリー
地属性:モモ/ヒビヤ
光属性:エネ/コノハ
炎属性:シンタロー/アヤノ

前の記事 ↓

種族はサイキック族で統一。蛇を宿した超能力者集団なのでサイキック族が妥当な種族かなと。

攻守は実際の戦闘力(目の能力をフル活用した場合)を妄想して、遊戯王の通常モンスターの説明文や攻守と照らし合わせながら「こいつなら勝てそう」みたいので決めました。コノハ以外の団員は腕っぷしがみんな一般人なので攻撃力は低め。ですが目の能力で逃げたり隠れたりするのは得意そうなので守備力は高くしているキャラが多いです。


-効果

能力をそのまま効果にしたら、自然と「対象」に関する効果が多くなりました。「対象」、つまり「視線」や「認識」・・・。”目”の能力というのは伊達じゃないですね。

また、

このカードが「カゲロウデイズ」の効果で除外された場合に発動する。デッキから「(固有の魔法カード名)」1枚を手札に加え、(固有効果)。

が共通効果として備わっています。固有効果はメカクシ団団員それぞれの、原作でカゲロウデイズに飲み込まれた際の状況からイメージしたものを設定しました。

共通効果で手札に加わる魔法カードは以下の通りです。

キド/カノ...メカクシコード(速攻魔法)
セト/マリー...空想フォレスト(通常魔法)
モモ/ヒビヤ....オツキミリサイタル(装備魔法)
エネ/コノハ...夕景イエスタデイ(装備魔法)
シンタロー/アヤノ...ロスタイムメモリー(通常魔法)

それぞれの登場人物が入っている曲を選びました。


オリカ一覧

ステータスは前述のとおりなので、ほぼ効果の解説だけしていきます。

***

《メカクシ団No.1 キド》

《メカクシ団No.1 キド》
効果モンスター
星1/闇属性/サイキック族/攻300/守900
①:1ターンに1度、自分フィールドの「メカクシ団」カードを任意の数まで対象として発動できる。
対象のカードはこのターンの間、攻撃・効果の対象にされない。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが「カゲロウデイズ」の効果で除外された場合に発動する。デッキから「メカクシコード」1枚を手札に加え、墓地のモンスターの数×300ダメージを相手に与える。

「目を隠す」の能力は、自身と身の回りの認識を極限まで薄くする能力。しばしば「透明人間になる・する能力」と原作内外で例えられています。

効果は「対象耐性の付与」にしました。キドはメカクシ団内でも能力の扱いが上手いのでフリーチェーン効果です。

ただ「触れると解除される」ので、全体除去の効果は受けてしまいます。また、「対象に"されない"」なので、自分のモンスター全員にこの効果で対象耐性をつけると相手に直接攻撃を許してしまいます。

共通効果では通常魔法「メカクシコード」を手札に加えた後にバーン効果があります。彼女が焼死(焼く=バーン)によりカゲロウデイズに接触したことを由来にしています。


***



《メカクシ団No.2 セト》

《メカクシ団No.2 セト》
効果モンスター
星2/風属性/サイキック族/攻600/守700
このカード名の①の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
①:自分フィールドにこのカード以外の「メカクシ団」カードが存在し、相手が手札からカードの効果を発動した場合、またはフィールドにセットされた魔法・罠カード・リバースモンスターの効果が発動した場合にそのカードを対象として発動できる。
その効果の発動を無効にする。その後、相手の手札・デッキを確認する。その中に同名カードが存在する場合、そのカードを任意の数まで裏側にして除外できる。
②:このカードが「カゲロウデイズ」の効果で除外された場合に発動する。デッキから「空想フォレスト」1枚を手札に加え、自分の墓地から同じ属性のモンスター2体を選んで手札に加える。

セトの「目を盗む」の能力は「生き物の心の内や記憶といった情報を読み取る能力」。ほぼマインドスキャンな能力ですが、本人はこの能力を嫌っており自分から使うことは滅多にありません。

なので、制約をデュエル中に一度、仲間がピンチかもしれない時に使用する誘発効果にしてみました。その分、できる限り効果を強力にしています。心を読むので、非公開情報となる手札やセットカードの効果を無効にし、その後さらに情報アドバンテージを得た後、カードの記録を読んだのか使用を封じてしまいます。

共通効果は後述のマリーと同様「空想フォレスト」を手札に加えます。その後の固有効果は《サルベージ》を参考にしました。

《サルベージ/Salvage》 
通常魔法
自分の墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を選択して手札に加える。

川で溺れる犬の「はなこ」を助ける際にカゲロウデイズと接触したというエピソードが由来です。


***



《メカクシ団No.3 カノ》

《メカクシ団No.3 カノ》
効果モンスター
星3/闇属性/サイキック族/攻250/守600
①:1ターンに1度、手札または自分・相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。このカードのレベルを1つ下げ、そのカードをこのカードに装備する。また、このカードは装備カードの同名カードとして扱う。
②:このカードが元々の持ち主が相手となるカードを装備している限り、このカードは自分のカードが効果を受ける相手のカードの効果を受けず、相手プレイヤーに直接攻撃でき、相手モンスターの攻撃の対象にならない。
③:このカードが「カゲロウデイズ」の効果で除外された場合に発動する。デッキから「メカクシコード」1枚を手札に加え、相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。

カノは自身の容姿・動作・影響を誤認させる「目を欺く」能力を持ちます。自分を別人に見せることができますが、実際に対面したことがあり、尚かつ鮮明にイメージ出来る人物及び動物に限定されます。

効果では相手の墓地を調べるのに時間がかかるだろうということで、ターン制限をかけ、キドと違いフリーチェーンではありません。レベルも1つ下がります。見た目を化かすだけなのでコピーもカード名に限ります。

コピーできる要素が少ない分、「相手を騙す」という要素に焦点を当てた効果にしています。相手陣営に化けることで、相手の、自分に向けて放たれる効果から逃れることができます。また、攻撃対象に”ならない”なので自分フィールドにこのカードのみの場合、相手は攻撃できません。

『「おいおい、ちょっとオーバーだろ?」と笑う金髪のヒール』の彼の③の効果で手札に加わるのは、キドと同じく「メカクシコード」。

強盗にナイフで刺殺され、母親とカゲロウデイズに接触したことから、固有効果は《千本ナイフ》をイメージしました。

《千本ナイフ/Thousand Knives》 
通常魔法
(1):自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が存在する場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを破壊する。


***



《メカクシ団No.4 マリー》

《メカクシ団No.4 マリー》
効果モンスター
星4/風属性/サイキック族/攻0/守1000
①:このカードが攻撃・効果の対象に選択された場合にフィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃・効果を無効にし、ターン終了時まで、対象の表側表示モンスターは攻撃及び表示形式の変更ができず、攻撃力・守備力が0になり、効果は無効化される。
②:このカードが「カゲロウデイズ」の効果で除外された場合に発動する。デッキから「空想フォレスト」「メカクシ団」カードを1枚ずつ手札に加え、デッキ・EXデッキから「メカクシ団」モンスター1体を特殊召喚する。

「(対象の)目を見ると(対象自体が)石(のように)になってしまう」という「目を合わせる」の能力を持つメデューサのクォーターであるマリー。詳細は「一定時間の間だけ、目を合わせた対象の動きを停止させる」という能力です。

効果では、目を合わせたタイミング=対象に選択されたタイミング、と捉えて、ターン終了時までという制限時間を設けました。本人があまり使いたがらない能力というのもあり、誘発効果にとどめています。実際に動きを止めた際の挙動は《レプティレス・メデューサ》を参考にしました。

《レプティレス・メデューサ/Reptilianne Medusa》 
効果モンスター
星6/闇属性/爬虫類族/攻2200/守 800
手札を1枚墓地へ送り、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターは攻撃力が0になり、表示形式を変更する事ができなくなる。

共通効果では「空想フォレスト」に加えてメカクシ団のメンバーをサーチ・さらに追加でリクルートします。母のシオンと共にカゲロウデイズに飲み込まれた際に得た、『メデューサ』としての権能である『蛇』を統括する能力によって、『蛇』を宿す人間を自然に引き寄せてしまう力を効果に反映しました。

彼女たちが殺された時の状況から、《やぶ蛇》も少し関わっています。

《やぶ蛇/Waking the Dragon》 
通常罠
(1):セットされているこのカードが相手の効果でフィールドから離れ、
墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
デッキ・EXデッキからモンスター1体を特殊召喚する


***



《メカクシ団No.5 モモ》

《メカクシ団No.5 モモ》
効果モンスター
星5/地属性/サイキック族/攻300/守1000
①:自分フィールドの「メカクシ団」モンスター1体のみが相手の効果の対象になった時、または相手モンスターの攻撃対象に選択された時、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その対象を正しい対象となるそのモンスターに移し替える。
②:このカードが「カゲロウデイズ」の効果で除外された場合に発動する。デッキから「オツキミリサイタル」1枚を手札に加え、手札からレベル4以下のサイキック族モンスター1体を特殊召喚する。

相手の趣味や興味を全て無視して、強制的に視線や注目を集める事ができる「目を奪う」の能力者です。”集める方法”についても解ってしまう能力なのもあり、注目を集めさせるのは自分以外にも自分が作った物、自分が触れたものにも影響を及ぼす模様。モモ自身は最初、この能力を使いこなせずに悩んでいましたが、メカクシ団と出会うことで少しずつ使い方が分かっていきます。

”注目を惹かせる”ということで、攻撃・効果の対象を変更する効果にしました。テキストは《サブテラーの刀匠》を参考にしています。

《サブテラーの刀匠/Subterror Nemesis Defender》 
効果モンスター
星2/地属性/獣戦士族/攻 100/守2000
(1):自分フィールドの裏側表示モンスター1体のみが相手の効果の対象になった時、
または相手モンスターの攻撃対象に選択された時、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、
その裏側表示モンスター以外の自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その対象を正しい対象となるそのモンスターに移し替える。

(2):自分フィールドに裏側表示モンスターが存在する限り、
このカードは戦闘・効果では破壊されない。

彼女は過去、幼少期に海で溺れて、助けに行った父親と共に溺死しました。その際にカゲロウデイズに飲み込まれて能力を得ています。

そのエピソードから②の共通効果は《ウォーターハザード》を引用しました。条件取っ払ってて、引用と言えるかは怪しい分量の引用ですが・・・。

《ウォーターハザード/Water Hazard》 
永続魔法
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
手札からレベル4以下の水属性モンスター1体を特殊召喚できる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


***


あとがき

急に思い立って製作を進めましたが、改めて情報を集めていると、次々懐かしい思い出が見つかって、いつも以上に楽しく作業できましたね。実は今でも「カゲロウプロジェクトの系譜」っぽく見受けられるコンテンツもちらほら見つかることもあって、やっぱりなんだかんだ凄いメディアミックスだったんだなぁと感じました。

僕個人としては6年ぶりにカゲロウデイズをオリカしたことになります。2回同じテーマを作っただけあって、まとまりを持った物が作れそうなので、次回の記事もお楽しみください。

P.S.次回の記事ができました!


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