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生産技術-小噺

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製造業の生産技術のちょっとした小噺や大切な事をを短い文章でアップしていきます。分かる人にはクスッとできるネタもあります
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2024年2月の記事一覧

【物流】大物部品の養生

大きくて通い箱に入れられないような部品は、それまで仕入先が毛布で包んでPPバンドで縛ったり、パレットごとラッピングするなどして納品していた。 しかし、これらのやり方は手間も掛かるし、ゴミも出る。傷が付いた場合に仕入先責かどうかで揉めると言う状況であった そこで見つけたのが、引越し用の養生品。 冷蔵庫やタンスに上からすっぽり被せるだけのものでこれを流用。 キズ防止、ゴミレス、手間削減に大きく貢献した #製造業 #物流 #トヨタ生産方式

【物流】Tスティック

TPコンテナにキャスターを付けた「TPコロ」で水すましの作業である運搬と保管が大きく改善された。 しかし、積み上げるコンテナが一箱しかないなど高さが低い時は中腰の姿勢で押すことなりかなり腰の負担となる事が明らかとなった。 そこで登場したのが名付けて「Tスティック」 キックボードのハンドルのような形状で棒の下端にボールジョイントを付け、その先にコンテナのフチに引っ掛ける断面がコ型のバーを取り付けたもの。 これをコンテナのフチに引っ掛けて押すだけである これで腰痛問題は

【物流】TPコロ

重い部品が入ったTPコンテナを運搬しやすくするように作ったのがTPコロ。 これはTP-331、TP-362、TP-462に自由輪のキャスターを付けたもので、荷下ろししたコンテナをそのままTPコロに乗せて部品ストアまで運びそのままストアに入庫する これにより、荷受け時や入庫時のコンテナの積み替えの手間が「ゼロ」になった #製造業

【物流】TPコンテナ

かんばん方式を導入するなら、少し高価ですがトヨタ規格の「TPコンテナ」を使うといいでしょう。 TPコンテナは大きさや形状が違っても組み合わせてスタックできるようになっています。 うまくスタックするとパレットの上に直方体状に積み上げられるのでトラックの積載量を目一杯高める事ができます ただし、一つでも規格に合わないコンテナがあるとうまく積めません。多品種少量生産の場合、異形部品の専用箱などが必要になるのでトラックの積載量は量産メーカーほど上がらないでしょう #製造業