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フリー <無料>からお金を生みだす新戦略

クリス・アンダーソン著
小林弘人 監修・解説 / 高橋則明 訳
NHK出版 刊 2009年11月26日発売
定価:1,890円(税込み)
四六判上製 352ページ
ISBN978-4-14-081404-8

◆FREE 自分用メモ
・徹底したコスト削減を行うこと。
・追加料金を細かく設定すること。
・フリー品を限定日時で出し、限定以外の日には高額で提供すること。
・そもそも儲け=価値を得ること→原始的には物々交換・等価交換
 =金銭を得ることのみにとらわれず、価値を得る。
・フリーペーパーには読んでいる人自体が宣伝媒体として考慮されている
・他の利用者がカバーする

・よくあるパターン
→継続契約でタダ!:結局は分割払い
→二着目からは無料!:一着ずつが半額なだけ
→プレミアム会員:他の利用者がカバーする(前述)

・5パーセントルール
→残りの95を養っているのは5%

・ゴミを売る。
→ゴミではない価値の産物にする。

・そもそも「歌」はビジネス道具ではない
・キャッシュバックされた金額はすぐに使われてしまう事が多い

・演奏してもらってお金を払うのではなく
 演奏をさせてあげてお金を払って頂くという考え
→価値が提供できないと成り立たない事ではある
→デレク・シヴァーズ『さかさまにできるビジネスモデル』より

・イスラム法では利子を禁じているという解釈もされる事がある
→コーランでは利息を禁じているという節がある。

・150というダンバー数。
コミュニティが強固な結びつきでいられるメンバーの限界数値。
ポケモンの151という歌はこれと関連があるのだろうか!

・「フリーランチ」

・既存ビジネスが収益源としている商品をタダにする
→ためには?
→他のものと抱き合わせ販売とか。
→Google日本語変換は広告もはいるかもしれないという仕様

・ミュージシャンの収入はラジオでの生演奏収入からレコードの著作権料に変わった
→デザインで考えると?
→デザインのコンサートで?
→他で考えると?

・空気のように潤沢なものに気づく

・脳と口が生み出すものを作る

・有料から無料に切り替えることでの「質が低下した」というイメージは払拭しがたい。

・ダイレクトメールよりも実物を見せる方がよいので売店に置く方法

・コンテンツ制作は制作物で料金を取ろうという夢をあきらめるのが賢明
(クレイ・シャーキー)

・お金で時間を買う層
↑もっとも基本的だが忘れやすい。時間の有り余る人はお金を出さない。

・現在のコストから計算せずに「未来に要するであろうコスト」で計算する
→フリーになりうるものはさっさとフリーで提供をはじめるとシェアをとりやすい

・身分や年齢、人種、地位、性別による評価はインチキな基準だ。

・競合製品が無料化したら「運用コスト・セキュリティコスト・メンテナンスコストがかかって結局高い」と非難する。その間に次のビジネスモデルを考えておく。
→その前に無料化しそうな段階で次を考えておかないといけない。

・感情的なビジネスでは墓穴を掘るだけで、ますます相手が有利になる

・競合に対して「否認→怒り→取引→抑鬱→受容」。
最初から受け入れれば事が早い?

・「規約」そのものや、それに伴う「信頼性」が本当の商品である。

・すべてにおいて時間差を利用する

・クレイグスリスト

・人口の爆発的増加を考慮すると、幅広く小さなお金を稼ぐ事が吉

・直接収入を減らして集合知という価値を手に入れた現代

・無料コンテンツの再生を支援するものが売れる

・Webのビジネスモデルは、メディアのビジネスモデルが他の産業へと無限に拡大したものだと見ることができる

・やはりゲーム内と同じものがリアルにあると買いたくなる

・Radiohead のアルバム "In Rainbows" は前作のアルバム総売り上げ以上の金額をCD発売前のデジタルダウンロードで稼いだ

・無料で配布して情報をもらう→たとえば音楽データが多くDLされた地域に実際にコンサートに出向くとファンがより多くきてくれる

・すでに先行している音楽配信業界を見習う

・すべてが潤沢になればもっとも需要のあるのは「なりたいものになれる権利」
 http://www.kawanisi.jp/kogen/maslow2.gif
=なりたい自分を買う
=自分に不足しているものを買う

・収入源はコピーできないもの=ライブ
・※当日のライブを終了後にすぐDVDに焼いて売る!

これからのビジネス
=信頼性が増して浸透した整形手術・義手義足ではなく自分の部分の再生=再生医療・
=いつでもなりたい人物になれる
=仮想体験=バーチャル・過去や未来への移動(無理)
=SecondLife内でできる事が現実でできればビジネスに。
=瞬間移動
=仮想体験ではできない事をビジネスに
=故人の復活→映画化
=故人とのデート・ヒトラーとの対戦ボクシング1回100円
=ヒトラーの人権は?だれが養う?
=人口増加問題→宇宙への進出
=人類の脅威の撲滅がビジネス

・デザイン、ブランドの崩壊
→コピーできるもの(デザイン、ブランド)はコピーされてフリーになる
→模倣できない物に価値がある

・フリーを組み合わせたビジネス50例→本書付録部分



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