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お金の真理

単行本 – 2020/4/23
与沢 翼 (著)
出版社 : 宝島社 (2020/4/23)
発売日 : 2020/4/23
言語 : 日本語
単行本 : 368ページ
ISBN-10 : 4299000145
ISBN-13 : 978-4299000149

社会から認知されている状態と言うのはデメリットも多くある分、それを相殺して余りあるだけのメリットがあるのです。

虎の威を借りている状態で「勘違いを起こしてはいけない」と言うことです。

これからお金持ちになりたい人は、まずお金を大切に扱うように自分を変えていく事が最初のステップです。不要なものは買わず、お金を旅に出す(使う)時は真剣に悩み、考え抜くことです。

今この本を読んでいるあなたが絶好調だったとした場合、もう一度自分を見つめ直してください。尊大になっていないか、自分が全て正しいはずだと思い込んでいないか、お金を雑に扱い始めていないか、小額のお金はいつまでもいくらでも何度でも稼げるとたかを括っていないか。

評価は自分でするものでは無いからです。自分がいない場面、自分が全く関係のないどこかで自分の耳には入らない形で評価されていてこそ、初めて価値があると考えているからです。

ピンチは断捨離をするためのまたとないチャンスです。

お金とはすなわち備蓄であり、その備蓄とはすなわちパワーです。この部分こそがお金持ちになるための基本的な土台です。

つまり年収10,000,000円と言っている人の本当の年収は、ここでは3,360,000円と見るべきです。すべての必要な支出をさっ引いた後の金額、これが可処分所得と言う考え方です。

最終的なお金持ちと言うのは年収が高い人ではなく純資産が大きいとのことです。

権力や、法律、行政に対して怒ったり喧嘩したりするのではなく、そういったものとは上手にお付き合いしていくことがこの世を上手に生き抜く秘訣です。

会社を作れば消費税の免税効果もあります。最初の2年間は原則として消費税が免除されるのは個人事業主も会社も同じです。この仕組みを利用して、個人事業の開始から2年後に法人に切り替えれば、最長で4年間、消費税の納税が免除されることになるはずです。

くだらない感情に固執して、意固地になって争う事は自分を損させると肝に銘じておいてください。

なお、こうしたインカム(株式の配当金や債権の利息など)ベースの資産運用は、資金が大きくなってからやる方が有効です。当社はビジネスを通じたり、キャピタルゲイン(資産価値の上昇による利益)の出る短期投資を行って、まず軍資金そのものを大きくする必要があります。

「なみなみといっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃダメだよ。いっぱいになって、溢れて、垂れてくるやつ。これを舐める。我慢するの」

ただし、1点だけ付け加えておくと、私の考えでは、あふれ出た水もその半分は最低でも残すべきです。例えば500万円が溢れ出てきたとした場合、最大でも250万円までしか使えない計算です。

お金は稼ぎ続ければ良いと言うものでは決してありません。逆説的ですが、稼ぎ続けようとすればするほどに、稼ぎ続けられなくなるのです。稼ぎ続けたいなら、あえて「お金を稼がない」と言う期間を作るようにしてください。すると、考える時間が増えます。そして、考える時間が多いほどにお金を稼ぎ続けることが可能となるのです。

小さな支出が最も恐ろしい、と。

不完全な世界で快適に暮らすために大事なのは、反発をしないこと、世の中の流れに逆らわず、それに沿うことです。

思うに、貧乏生活というのは誰もが1度は経験するものです。それが早いか遅いかの違いで、一度は通らなければならない道です。世の成功者がそれを語るかどうかは別として今立っている世のお金持ちたちも過去を振り返れば、どこかの時代できっとお金に苦しみ、お金に困窮していた時期があるはずなのです。

お金を投じようとしている対象が、時間のテストを経ているかどうかです。この1点を考えるだけでもお金を随分と守ることができます。

お金とは、足りている人のところには集まり、不足している人の所からは去っていくものなのです。つまり、必要な人にはお金は届かず、もうこれ以上はいらないと言う人にはお金が集まるものです。

好きな人と全力の仕事をし、自分がやりたいことだけを選んで生きていく。

大切な家族を守り、こうした自信をつけるためには経験を積むことが全てです。

こうした自信をつけるためには経験を積むことが全てです。経験の裏付けがないすべての自信はただの空威張りに過ぎず、ピンチになれば、あっけなく崩れ去っていきます。

お金持ちになりたいと心から願い、本気で行動を開始したとしても、その想いが成就するまでには非常に長い忍耐の期間は避けられません。その間、酸いも甘いも噛み分けることになります。その道程は決して甘くはありませんが、最後は、「それでもあなたがやるかどうか」、この一言に尽きます。



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