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10年後の仕事図鑑

堀江 貴文 (著), 落合 陽一 (著)
単行本: 256ページ
出版社: SBクリエイティブ (2018/4/5)
言語: 日本語
ISBN-10: 9784797394573
ISBN-13: 978-4797394573
ASIN: 4797394579
発売日: 2018/4/5

これからの時代において仕事がないから収入がないと言うのは言い訳に過ぎない。誰にとっても仕事を引き受けるものから作るものへと変わっていくのだ。

これから好きなことを見つける際には収入等の打算を捨てて考えることだ。なぜならそれが仕事になるか?ペイするか?なんて未来になってみないとわからないからだ。

AIの時代は古代ローマに似ているかもしれない。古代ローマに奴隷制度が存在したが、その役割をある程度AIが果たすと言うわけだ。

現場監督はAIに代替される。データをもとに効率的に働くプランを作るのは、人間よりもAIの方が得意だ。AIの指示に従って人間が実働するのが最も理想的だと言える。

クリエイターの価値は運営に広がる。体験価値を提供する存在として、クリエイターの役割は広がっていくのではないだろうか。

人が消える飲食店、人が集まる飲食店。スナックのように「ママに会いたいから」といった属人的な理由でお客さんが来る店はつぶれない。AIが絶対に仕事を奪えない典型例である。

イケてる職人たちは、自分たちの技術や能力をいかに機械で再現できるかを考え、研究・実践している。自分の作業効率を上げようと、AIを使いこなす考え方をしているのだ。

ちょっとマイナーなアクティビティーや、そこでしかできない体験を提供するサービスは、今後重宝されるだろう。「現地ならでは」と「富裕層向け」を掛け合わせたサービスを考案してみてはいかがだろうか。

ポルカ(polca)と言うサービスをご存知だろうか。不特定多数から支援を募るクラウドファンディングに対し、URLを知っている人のみが支援できる「フレンドファンディング」だ。「怪我をしたので治療費を募りたい」「友人の誕生日プレゼントを買いたい」「家族と旅行に行きたい」など、日常で資金需要が発生した際に、友人・知人に限定して支援を募ることができる。

今まで、「信用」が価値になること、そしてその「信用」には知名度や能力・リサーチ力など、様々な要素があることを説明した。ここでは、「価値」について掘り下げたいと思う。

プリンテッド・ロボティクスとは、書類が印刷されて出てくるのと同じように3Dプリンターでロボットが「印刷」される技術のことだ。

自分が求めているものは何か、やりたい事は何か。今この瞬間、どんな生き方ができたら幸せなのか真剣に考え抜けばいい。自分の「これが好きだ」「これがしたい」という感覚を信じ、それに従って下した判断を、誰のせいにもせず生きる。

価値や機能の突発的上昇が「シンギュラリティー」と呼ばれる現象に他ならないのではないか。つまり手を出す前に出せなくなる、ということだ。

能力差=経験差といった構図が生まれるのではないだろうか。「何を経験したか」で差分が生まれるのだから、「何をやりたいか」と言うモチベーションの有無が人間の価値を左右する変数になる。

IBMの初代社長トーマス、ジェイ、ワトソンの言葉
「不確かな持論を持つ思想家の道を辿れ。自らの考えを論争の脅威にさらけ出せ。率直に意見を述べ、変わり者のレッテルよりも、従順と言う汚名を恐れよ。そして、自分にとって重要に見える問題のために、立ち上がり、どんな困難にも立ち向かえ」

ディスパッチとはやるべきことを適材適所に割り振ること。

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