8/31 日記 「星」

すっかり隔日更新みたいになってしまったが、そんなつもりは全くない。できる限り書いていこう。

Fateシリーズの根幹と思われるStay nightをとりあえず一通り履修した。昨日は劇場アニメとして現在公開中の最終章「Heven’s Feel」を有識フォロワー立ち会いの下鑑賞することに。
上映後、バッカデカいナンとカレーを貪りながら立会人との会話を楽しんでいると「星」の話になった。

「星の物語」に引かれることが多い。モチーフとして扱っている作品が多いのはそうだろうが、意識して選んでいるわけではなくそれでも影響を与えられた作品たちはキーワードに星が関わっているように思う。

いつか、星を眺めた。
手の届かない星と、叶う事のない願いを。
共に残せたものなど無く、
故に、面影も記憶もいつかは消える。
それでも。
届かなくとも、胸に残るものはあるだろう。

Fate/stay nightの一節。シリーズ全体の根幹とも言えるテーマだろう。「届かないものに手を伸ばす」ことこそが「今を生きる」ことであり、それを『星を眺める』と表現してくれることを嬉しく思えた。
同時に、似たような言葉を思い出した。

この子の目は はるか彼方を見ておる。
遠い未来、地平の彼方を。
今ある現実を正しく見つめようとはしておらん。

スターウォーズEP5帝国の逆襲の一幕、ヨーダのセリフだ。主人公を叱咤する言葉だが、ルーク・スカイウォーカーをヒーローたらしめていたのは彼が理想とも言える未来を信じ続けたところでもある。

自分は人よりもほんの少しだけ星を想う時間が長いと思うし、その意識が作品たちに連なりを持たせてくれているのだと感じる。
「星」という言葉からは未来や理想といったイメージが自然と浮かぶ。そのイメージ通り、地平線の先を眺めて 星を求められているのだろうか。星を追う道筋を無駄ではないと肯定できるように、せめて虚構の彼らから得たエネルギーを使えるようになりたい。

‪ひとりの囚人は壁を見た…‬
‪もうひとりの囚人は 鉄格子からのぞく星をみていた‬
強い光に弱い光、誰かの光さえ、全部束ねて、私であればいい。

星や宇宙に向ける慕情はどこかで向き合う必要がありそうなので、とりあえず手紙でも書いてみようかな。

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