カーシェアリングアプリ(Anyca)利用時の注意点@弁護士

カーシェアリングアプリが流行っている。カーシェアリングアプリ大手のAnycaを見てみると、利用者は、1日限りの保険契約に加入し、仮に事故があった場合には、その保険契約から、修理代や対人賠償保険金、対物賠償保険金が支払われるというものである。

保険会社は東京海上日動や損保ジャパンなどである。

ここで、修理代についてみると上限額を300万円に設定していることが多い。そうすると、高級車で全損レベルの事故をした場合には、300万円以上の修理代になる可能性があり、300万円以上の部分は、利用者に対し、請求することになる。利用者に資産がなければ、回収可能性に乏しいこともあるので、高級車を貸し出す際には、利用者の属性をしっかりとチェックすべきであろう。

利用者の過去の利用履歴、口コミや職業までチェックすることが大事そうである。

利用者から申込みが入り、車両提供者が了承すると、利用者の名前を知ることができるので、この際に名前を検索して、例えば、会社経営者であれば、どのような事業を営み、信用性に値するかどうかを判断し、信用性に乏しければ、事後的にシェアをキャンセルすることも一つの手段である。

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