紅茶
ポットの温度が触れるくらいになって
さっきまで居たあなたを忘れようとしてる
涙の雫は絞っても出なくなったけど
まだ熱い 熱くて触れない
やっとの事で一緒に居られたのにさ
どっかで混ざらなくて濁って沈んで
真っ黒な底の方の想いはきっと
全部詰まってて だけど深くて
小さなカップに少しずつ注いでく
上澄みの透明な思い出
溢れて汚れて少しずつ色付く
強い香に目眩がしたんだ
どうかこの夜の色に混ざって
分からないように雨になってよ
枯れた涙がまた湧いて出たら
今度は上手にやってみるから
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