4人目の芸人さん

4人目の芸人さんは、この方です!

「人力舎所属 ういろうプリン 内間」

内間さんですね。良い人ですね。好きですね。

ういろうプリンさんは、東京の漫才師で1、2を争うぐらいのしゃべくり漫才師。
しゃべくれすぎ。
気づいたら、しゃべくり出す。

内間さんの「あっち行けよ。」ズルない?
おかしな事を言う奴に、「あっち行けよ」って言うもん。
関わりたくないもん。
あっち行ってもらったら解決するもん。
この言葉選ぶセンスがあるように、内間さんのツッコミでごもっともばっか言う。
「練習でやった事は本番で出るんだよ」
「その気持ちでこの世を生きろよ」

丸山さん黙るしかないやん。
そりゃ、太るよ。
そりゃ、漫才前にやたら甘い物食べるよ。
漫才始まったら、自分の提案をあっという間に、ごもっともされちゃうんだから。

ういろうプリンさんって、後半にかけて尻上がりに笑いが大きくなる理想の漫才。
ネタの内容ももちろんだけど。
やっぱ、漫才のリズム。

今年1年のモンローズの漫才の課題は、漫才のリズムを作ることでして。
モンローズの漫才のリズムは、僕が主導で作ってかないといけないくさくて。

リズムの相談を、内間さんにした時、お互いすごい共感し合えた。

実は、似てんのよ。漫才のリズムの取り方。

丸山さんは、一見変な提案してくるけど、絶妙に話の筋は通ってるから。
ライブのお客さんによって、丸山さんのところで笑いが来たり来なかったり。
その笑いによって、内間さんのツッコミを入れる間が変わってきちゃう。

モンローズも。
宮本って真剣に演技してるだけだから。
ライブによって、宮本の演技で笑いが来たり来なかったり。
それによって、僕のワードを入れる間が変わってきちゃう。

内間さんは、その間の取り方リズムの取り方が黒帯。
内間さんが、道着着て漫才してるように見える。

3分の漫才で、お客さんをおいてかいないように加速したり落としたり。
そして、残り30秒で猛ダッシュ。
去年の3回戦なんかわかりやすいよ。

しかも、内間さんは技術だけじゃないのよ。
それは、内間アビリティ「脳内内間」

2018年の8月の池袋GEKIBAでのこと。

モンローズが、本気で漫才に取り組みだしたのが、2018年7月から。
KOCダメだったから、漫才に慌てて切り替えて。

8月の終わりの段階では、漫才が形になりだしたばっかで、2回戦のネタ何にするか決まってなかった。
どれが自分たちがやろうとしてる漫才に、1番しっくり来るネタか。わかってなかった。

そんな時、衣装に着替えながら内間さんが池袋GEKIBAの楽屋で

「この間見た弱小野球部の監督のネタ、面白かったなぁ。」

弱小野球部の監督のネタ?
正直、2回戦は違うネタを仕上げていこうと思ってたんで、その時は「ふーん。」って感じ。
この後、何が待ち受けてるかも知らずに。

そして、帰り道。
「この間見た弱小野球部の監督のネタ、面白かったなぁ。」

帰って、シャワー浴びてる時。
「この間見た弱小野球部の監督のネタ、面白かったなぁ。」

布団に入って、差し入れのアイマスク着けて
「この間見た弱小野球部の監督のネタ、面白かったなぁ。」

寝れない。
しょうがない。
ごそごそしよう。

そして、ティッシュに手を伸ばして
「この間見た弱小野球部の監督のネタ、面白かったなぁ。」

ごそごそ中。
「この間見た弱小野球部の監督のネタ、面白かったなぁ。」

脳内内間が、巣食っちゃってんじゃん。

脳内内間の出で立ちは、白い髭生やして、白い着物着て、先が曲がった茶色の棒持って、白い雲乗って、後光差してた。

もう弱小野球部のネタするしかないやん。
脳内内間が、出ていかないんだもん。
「今日、夜何食べたい?」とか聞いてくんだもん。

ほんで、あれよあれよと準々決勝進出。

そして、あれから一年ちょっと経って。
若手にアドバイスするライブに出てた内間さんと楽屋でばったり。
「いや、面白い若手いっぱいいるな。油断出来ないな。来そうな人いっぱいいた。」
続けざまに
「モンローズ、初めて見た時も衝撃受けた。そしたら、ちゃんと来たもんな。」

あ。やばい。

そして、帰り道。
「モンローズ、初めて見た時も衝撃受けた。そしたら、ちゃんと来たもんな。」

帰って、シャワー浴びてる時。
「モンローズ、初めて見た時も衝撃受けた。そしたら、ちゃんと来たもんな。」

布団に入って、差し入れのアイマスク着けて
「モンローズ、初めて見た時も衝撃受けた。そしたら、ちゃんと来たもんな。」

ごそごそ中もこのnote書いてる時も
「モンローズ、初めて見た時も衝撃受けた。そしたら、ちゃんと来たもんな。」

またかよ。
まあ、俺も去年置いてった歯ブラシまだ捨ててなかったけど。

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