3人目の芸人さん

じわじわ良い評価をいただいております。

ということで、この辺でこの人のことを書いておきましょうか。

僕が好きな芸人さん3人目はこの人です!

「マセキ芸能社所属 赤もみじ 村田」

言わずとしれたまえの軍団の懐刀。
我が兄弟。我が朋友。
その絆は、鉛筆の太さの蜘蛛の糸。
(ジャンボジェットを止めるという意)

赤もみじといえば、去年スーパーマラドーナの武智さんがM-1決勝に行きそうな芸人として名前を挙げてから、一気にライブシーンに名前を轟かせましたね。
そして、準々決勝進出。

赤もみじの漫才は、阪田の発言に、村田がブチキレるというものです。

髭生やしてグレーのスーツ着て黒のシャツ着てブチギレてるのに村田は、全然怖くない。
むしろ、みんなを味方につけてる。
(昨年色々ありましたが。これを読む人は、村田の味方だと思うので、このままいきますね?)

村田は、「確かに言われてみればムカつくけど、そないキレんでええやろ。」ってくらいブチギレるんだよなぁ。
でも、赤もみじのウケ方は、「ブチギレすぎやんwww」ってウケ方じゃないのが良いんだよなぁ。

なんでブチギレすぎてるのに、ちゃんとネタでウケてるのか?

「確かにあるな」っていう定番のあるあると「そういうことしそう」っていう偏見あるあるを絶妙に混ぜてるとかもあるんですが。

村田の評価するとこって、実は表情の作り方ちゃう?
阪田に呆れてる顔、ブチギレながらもどこか情けなさを感じる顔とか。
その表情の使い方としゃべりの技術とブチギレのパワーで、持論を笑いに変えてるとみた。

僕もモンローズ結成当初は、僕の偏見に重きを置いたネタしてたんですが、諦めました。
自分の持論を笑いに変える力がなかったから。
かわいいふにゃふにゃ声とガリガリが原因。
僕らは、僕の言葉で偏見を表現するの諦めて、宮本に僕の偏見の塊を演じさせることで折り合いつけました。

僕らの話は、今いいか。村田の話しましょう。

村田は、そういう技術以外にも長けてるとこがあるんです。
それは、才能の開花を感じ取る力。眼。

それをどうやって気づいたかって?

それは、ある事件がきっかけです。

あれは、まだ歩くとじっとりとした汗をかくような熱さの残る2017年9月22日平成サミットでのこと。

その時にモンローズが披露した漫才は、「赤と青のヒーロー漫才」
ざっくりとした内容は、宮本がヒーローの青をやりたいと言い出し、僕が宮本は「赤のサンプル」みたいな顔だから、赤をやった方がいいと提案して、僕が宮本の私生活が赤すぎるところを指摘するもの。

そのネタを見た後、楽屋に帰ってきた僕を捕まえて、彼は言いました。
(彼とは、この事件の主人公赤もみじの村田大樹を指す)

「えぐい!!!紳竜や!!!絶対M-1いけますよ!!」

その時、モンローズはM-1の2回戦を控えていました。
彼のその言葉に、背中を押されて挑んだ2回戦。結果は、敗退。

受け入れられない僕。漫才よりもコントを多くすることで言い訳を作ろうとする僕。

そんな僕の気持ちを知ってか知らずか彼は、
「大丈夫や。大丈夫。」
と前を向いてうなづくばかり。

そして、1年が経ち。
モンローズ
M-1グランプリ2018 準々決勝進出。

これか。彼は、このことを言っていたのか。

そして、同意を求めるように彼の方を見ると
「大丈夫や。大丈夫。」
とまだ前を向いてうなづいてる。

おいおい。まったくどこまで見えているっていうんだい?

彼に見えている世界が気になるので、僕もちょっくら行ってこようかと思う。








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