公園の猫(ヤス編)
ヤスは私がここに越してきた年に近所で生まれた猫だ。6月のある日わが家の脇の隙間からウーウーという呻き声?が聞こえたので見てみると、生い茂ったチカラシバに隠れて3匹の子猫がいた。
ヤス
ヤスとの出会い
彼には同じく野良猫の母親がいる。我が家にも頻繁に訪れるミケヤンだ。
当時の私は野良猫の扱い方を知らず、ミケヤンの状態にも気づいておらず、生まれてからの発見となった。
その日は雨模様だったのでラグでテントを張ったものの翌朝にはいなくなり若干のモヤモヤを残したが、数日後にまた元気な姿を見せてくれた。
その後3人中2人は保護されたのかいなくなり、ヤスだけが残ったというわけである。
警戒心強めの母親がべったり付いているため、TNRを実施し地域猫として見守ることにした。
名前の由来
映画「蒲田行進曲」で銀四郎を慕う大部屋俳優、ヤスより。
真面目でひたむきな映画のヤス(演 平田満)とはちょっとイメージが異なるのだが当時、銀 小夏に続く「第三の猫」として勝手に命名した。
愛称は「ヤッチー」。ヒッピーのように気ままに放浪する彼にはこの呼び方のほうがしっくりくる。
ちなみに地元ではヤスのほかに「チビ」の愛称がある。7kg近い長毛猫はもはやチビではないが、会う人によって私も使い分けている。
性格
母親に常に守られているせいか野性味が無く穏やか。
他の猫たちが喧嘩していても「ぼく関係ないですから」と視線を逸らすことで上手に争いを回避する。
人に対して警戒心がやや足りないヤスは、外でもみんなに声を掛けられる人気者。立派な毛並み&イケメンという恵まれた容姿も相まって次々とマダムのハートを鷲掴みにし、瞬く間に地域のトップアイドルとなった。
好きなもの
好きなこと
触らせ可否
プレイスタイル
お気に入りイベント?
まとめ
ヤスは母親に見守られ、草の上で日向ぼっこを楽しみ、みんなに声を掛けられ、家に招かれればご飯やおやつ、安心して寝られるベッドもある。
さらには専属トリマー(私)やかかりつけの病院まであるというこのあたりでは最も恵まれた猫なのだ。人も猫もイケメンは何かとお得である。
地域猫についてはさまざまな議論がある。迷惑に思う場面もあるだろうし、事故にあったり病気になったりした姿を見たくないというのもわかるが、この子らが人々の心を癒し、楽しませてくれていることも事実だ。
そんな彼らが嫌われないように、安心して暮らせるようにこれからも見守っていきたいと思う。(嫌わないでね活動についてはまた別途)
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