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メンタリストDaiGoさんの話題から禁パチに大事な客観性を学ぶ!第三弾

どうも、ぎんじろうです。

メンタリストDaiGoさんの炎上の件から客観性を学ぶシリーズの第三段です!

第一弾⇨https://note.com/ginjiroyaranai/n/n5e9a541b0075
第二弾⇨リンク

ホントは第二弾で完結編だったんですが、いくらでも語れることがあるなーとあらためて思ったので、また筆を進めている次第です。

今回もパチンコというものに感情を支配されないために、客観的にみる練習をしてみましょう!

今日は「論点のズレ」をみながら客観視を鍛えていきます。



■論点のズレを考える
人は感情に飲まれて客観性を失うと、論点がどんどんずれていく傾向があります。

口げんかは典型です。怒ってる人同士が口論をすると論点がずれていくのが経験的にも分かると思います。

DaiGoさんの件でもわかりますが、他人事にもかかわらず、コメントとかをしてる人が客観性を失い、皆わかりやすく論点がバラバラになっています。

例えば・・・

・DaiGoの人格、価値観という論点
・差別が良いか悪いか?
・人権云々
・生活保護制度の云々
・ホームレスがいいか否か?云々

・動物愛護云々

皆同じことを話しているようで、実は別の話をしているって事ですね。



■DaiGo炎上の論点を割り出してみる
ということで、ここからこの問題の客観的な論点を割り出してみましょう!まずはズレていった論点を逆流させて源流に戻してみます。

①ヘイトだ!犯罪だ!だからDaiGoは教育し直したほうがいい!等

②これは差別だ!ホームレスの人権に関する議論等

③影響力で差別を扇動してない?等

④悪口っていうか差別じゃね?等


⑤社会的弱者の悪口を言うのは良くないんじゃない?等

⑥DaiGoむかつかない?気分悪くない?(⇐ここ源泉)


ぼく的には炎上のネックは「DaiGoがムカつく!気分悪い」みたいなとても個人的な感情の話だと思います。ムカつくやつを裁くために社会的な問題に転換させて、私刑をしてやる!と無意識にやっている。というのが普通の見方なのかな??とは思います。

もはや個々の人の感情の話ですから、論ずる必要性すら無く、

ゆえに論点すら存在しない。

というのが僕の結論です。


論点が存在しない・・・


いやそれじゃ話おわりやん!


ってツッコミが入りそうなので、論点をなんとか探してみましょう。



■僕の思考と論点(のズレ)探し

この僕の考えが客観的かどうかは確かめようが無いのですが、とりあえず、「論点がない」という結論に至った思考をちょっとだけ見せていこうと思います。

自分でも色々考えてみてください!

前提として「法治国家のルールに従う」という姿勢で話をすすめます。


■①これはヘイトだ犯罪だ!だからDaiGoは教育し直したほうがいい!
まずは①の論点についてです。

法治国家は「私刑」を否定します。

当たり前ですが、個人的に他人を裁くことは出来ません。仮にこれがヘイトスピーチだと解釈され、刑罰が与えられたとして、その話はそこで「おしまい」だということです。

その法律に何か物申したいなら常日頃、議論すべきで、DaiGoさんの炎上とは無関係です。

「DaiGoは人格がおかしいから教育し直せ!」なんてことを言ってる人もいましたが、筋ちがいすぎて、純粋に「こわい」としか思えません(笑)なんで赤の他人に性格を矯正されなきゃいけないのよ!というシンプルな話ですね。

現状日本では個人的な感情で「私刑」を行うことは出来ませんし、犯罪かどうかを決めるのは法です。

ゆえに、この論点がDaiGoさんの話題とは特別関連しているわけではなく、論点がずれている。という判断。


■②これは差別だ!!ホームレスの人権の議論
社会的に非難される「差別」というのは大抵、ある属性であることを理由に「特定の個人や集団を攻撃すること」です。

見た限りでは、DaiGoさんは「自分がみた象徴的なホームレス」に対して悪口を言っただけで、個人攻撃ではないし、特定の集団を攻撃しているともかんがえられません。まぁそこまで問題になる差別ではないだろう、とぼくは理解しています。

仮に差別だとしても、普通は「DaiGoむかつく!嫌い!」みたいな話に集約して終わりかな?と言う考えです。

例えば

「パチプロ、くそ、4ネ、コイツラに人権はない」

とDaiGoさんがネット上で叫んだ所で、普通、人権団体までが動き出したり、社会的な総攻撃には合わないと考えます。故にズレてるんじゃないかな?という話。


そして、人権の話。

「目に見えない人権が本当に存在しているのか?」という哲学的な問いをしない限りは「日本人全員に人権はある」と考える事ができます。

「ホームレスにも人権はあるんだ!がんばってるんだ!」

みたいに言ってる人がいましたが、それをいまさら議論する必要はありませんし、頑張ってることと人権にはなんの関係もありません。

人権に対して問題意識があるなら常日頃、勉強したり考えておけばいいだけのことです。ので論点のズレとして考えます。


■⑤社会的弱者の悪口を言うのは良くないんじゃない?

学校やお父さんお母さんに教わった道徳観に従うならば、多くの人は悪いことだと判断するでしょう。

ですが、善悪の判断はひとそれぞれですので、それをDaiGoさんがいいことだと思っていようが、悪いことだと思っていようが関係ありません。それは個々の人間が決めることです。

善悪についての考えを深める、と言う意味では、有意義な議論が出来るのかもしれませんが、これもDaiGoさんを引き合いに出すようなことでもなく、今回の件の論点としてはピンとこないです。

「善悪の議論は常に誰かとやるといいですよ!」と思うだけ。


■最後 ⑥DaiGoむかつかない?気分悪い(⇐ここ多分源泉)
おそらく、多く人がこの問題に引っかかった理由はここです。

今回の炎上、というか昨今のほとんどの炎上は本質的に「私達の正義が侵害されて、むかつく!」という感情論に行き着くのだと思います。

・差別の問題
・人権の問題
・法律の問題


それらしい社会問題を尾ひれにくっつければ、どんな事でも「正しい風の論点」は作れますが・・・

感情的にDaiGoさんに対して「私刑をしたい」という前提があって、そこに正当性を求めているようにしか見えず、そうだとすれば、それはもはや議論ではありません。故に論点も存在しない、という結論に至りました。

おわり…



■③影響力で差別を扇動してない?
さて、この問題の論点を無理やりさがすならば、DaiGoさんは「その影響力によって差別を助長しているのか?」という所に持っていける可能性はあります。

別の言い方をすれば、「DaiGoには公人のような責任が発生するのか?」「あるいはただの私人か?」みたいな話です。

厳密な意味ではDaiGoさんは公人ではありません。

「公人」とは「公務員や政治家、議員」のこと、それ以外は「私人」。

公人は公に奉仕することで税金から給料をもらう代わりに、私人よりも、「公のルールを遵守すること」を求められます。


問題になるのが「私人の持つ影響力」です。

ぼくら民衆は影響力を持っている私人に「公人的な期待」を勝手にします。

一般人がちょっと交通事故おこしてニュースにはならないが、公務員が事故、事件を起こすとトップニュースと言わんばかりの扱いをされるのに似てますね。


でも、例えば、DaiGoさんのチャンネルが僕と同じく1900人の登録者だったとしたらどうでしょうか?1,900人でも、数十人くらいの方になら、行動を変えるほどの影響を与えることは出来ると思います。

でも、おそらく1900人のチャンネルでは「ヘイトだ!受信側の影響を考えろ!」と世間に総攻撃されることはなかったでしょう。

ということは「リーチ出来る人間の数」が鍵になりそうですね。



追伸:最後にちょっと僕の意見
こうゆう問題になったとたん、急に人を見下す人がいますよね。

大変に心が痛みますね。

例えば、こいつは殺人犯だからいくらでも見下していいんだ!なんなら56していい!みたいな事言ってる人を散見しますが、その発想がまさに「私刑」的なものです。


ぼくは生まれたとたん勝手に縛られてる、という意味で法律が嫌いですが、結局の所、ぼく達は社会秩序の生かされています。

社会的なルールは重要視されてしかるべきものだとも思います。

ですが、社会は絶対的な神じゃありません。

あくまで「社会悪=社会にとってジャマだと判断された」というだけで、そのルールも時代によって変わり、地域によっても変わりします。

「〇〇絶対ダメ!」と思い込んでいる事は、その時代の社会制度や宗教によって刷り込まれた価値観である可能性が高いです。人間の価値観がそういう物だという事は歴史的に見てはっきり分かっています。

自分の中にある確固たる信念と社会制度をゴッチャにすると、それこそ客観的にものがみえなくなります。

この記事で話した思考法や、さまざまな知識は、自分の客観性を保つための強い味方になってくれます!共に精進していきましょー


ではまた~


ぎんじろう。

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