Photo Exhibition "Relation" 感想
大学で偶然に知り合った先輩は、首からコンパクトフィルムカメラを下げていた。私は写真部の部長を務めており、同時に所謂スランプでもあった。
弊学の写真部の活動は活発だが、単調な繰り返しでもある。年5回開かれる写真展には抽象的な写真が、モノクロフィルムの写真が多くを占める。それを悪いとは言わないが、私は正直なところ、見飽きてしまっていた。当然だ。同じ人物の写真を数回見れば、ある程度パターンは読める。新鮮味は薄れ、「あぁ、なるほど、今回はそういう感じね」という印象しか感じなくなって