製品の製造過程
原料の破砕と調合
地元で採れた安心安全な原材料をメインに、ミキサーやジューサーなどで破砕し、調合します。
煮込む
200ℓの大鍋を2つ使って、グツグツ煮込みます。煮込むことによって、ショウガの身体を温める成分が強化されます。
濾過
煮込んだ後、余分なカスや繊維などを粗く濾過します。
冷却
急冷することで、雑菌などの繁殖を防ぎ、すぐに発酵を開始できるようにします。
発酵
この工程が発酵ジンジャーエールと呼ばれる所以であり、最大の特長です。菌類の出す様々な成分が加わることで、複雑な香味を醸し出し、清涼飲料を嗜好品へと昇華させます。酵母菌をメインに、商品によっては乳酸菌や酢酸菌も使いながら低温でゆっくりと発酵させます。
熟成
低温で発酵を停止させ、同時に液体中に舞う菌類を落ち着かせ、沈めることで洗練された味わいを実現します。しかし弊社の場合、手造りの味わいを大事にしたいという想いから、雑味と旨味を落とし過ぎない程度に抑えています。
フレーバリング
発酵・熟成が完了した液体をハーブやスパイスの層を通過させることで、商品コンセプトに沿った味わいに仕上げます。発酵前の段階でフレーバーを入れてしまうと、菌類に香りの成分を食べられてしまうため、キーになる香りはこの工程で付けられます。
炭酸ガスの補填
発酵段階でも炭酸は湧き出てきますが、それではほんの少ししか発泡しないため、炭酸ガスを補填します。また、弊社の商品は旨味や雑味が少し強めなので、炭酸ガスを補填することで、「不思議とさっぱり飲める」という演出が可能になります。
ボトリング
一本ずつボトル詰めし、王冠で栓をします。
弊社は障碍者雇用を応援・推進しており、この作業は彼らの雇用と、それによる自立を実現する第一歩となりました。
加熱殺菌
活躍してくれた菌達を断腸の思いで加熱し、殺菌します。
そうでないと、法的に販売が不可能ですし、もしも殺菌しなければ、数日のうちに瓶内発酵によって内圧が高まり、最悪の場合なんと商品の爆発を引き起こしてしまいます。
冷却
加熱殺菌によって高温になった発酵ジンジャーエールをなるべく早く冷却することで味わいの劣化を防ぎます。
熟成
仕上げに暫くのあいだ静置することで、味わいを落ち着かせ、まとまりのある、こなれた味わいに仕上げます。
完成
飲食店や皆様のご家庭に運ばれ、シャンパングラスなどでゆったりとしたリラックスタイムを過ごすのに用いられます。一口飲んで、笑顔になって頂ければ本望です。
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