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天鵞絨書店・9月第5週

こんばんは、青井いんくです。天鵞絨書店、第89回です。

天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」

本を紹介するというものです。毎週水曜更新です。

では、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。

本日の天鵞絨書店

世界はちょっと大きすぎる。そんな著者のコミックエッセイです。思わぬラッキーがあったり、ちょっとトホホな出来事があったり。書き手の温かい人柄が感じられる、気負わずゆるっと読める空気感が魅力。背が低い人は共感しながら、背が高い人は驚きながら、くすっと笑えて楽しめる一冊です。(135字)

先週の天鵞絨書店

異形の怪物が凶器を振り回す怖さではなく、仄暗いところから「何か」が迫ってくるような、日本的な恐怖を存分に味わえる短編集。ただ、怖いだけではなく、どこかすっきりとした読後感の話も。タイトルが象徴するかのように、全編を通して「女であるが故の業のようなもの」も感じられます。(134字)

先週紹介した本
朱野 帰子『くらやみガールズトーク』(KADOKAWA)

個人的には、「変わるために死にゆくあなたへ」という作品が特に印象的でした。

それではまた来週、お待ちしております。

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