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天鵞絨書店・7月第3週

こんばんは、青井いんくです。天鵞絨書店、第79回です。

天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するというものです。毎週水曜更新です。

では、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。

本日の天鵞絨書店

「暑さ」と「熱さ」のある本。茹だるような夏の夜から始まる、冒頭の場面が印象的という方も多いのでは。タイトルが表す一瞬の眩しさ弾ける熱は、まるで痛みのように。狂おしくも愛くるしいラストは必読です火傷の跡が如く、心に消えない何かをあなたに残す一冊かもしれません。(131字)

先週の天鵞絨書店

……不可思議な形をもつ、人間の体の器官。それらが蠢きだすように、奇妙な屋敷の人体模型は語り始める――。各話が体の一部にフォーカスをあてているという、一風変わった短編集。足を踏み入れたが最後と分かっていながらも、抗えない魅惑の文章に、最後まで惹きつけられます。(138字)

先週紹介した本
中島 らも『人体模型の夜』(集英社文庫)

⇧文庫版は新品が無かったため、Kindle版のリンクを貼っています。

暑い日が続いていますね。体調にはお気を付けてください。

それではまた来週、お待ちしております。

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