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天鵞絨書店・11月第4週

こんばんは、青井いんくです。天鵞絨書店、第148回です。

天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するというものです。毎週水曜更新です。

それでは、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。

本日の天鵞絨書店

「家政婦は見た!」のような覗き見的なスリルが感じられる、一風変わったミステリー。事件が起きて探偵が捜査して……という「王道」からは外れた異色の展開と、主人公の視点の取り方が面白く、ラストまでかなり引き込まれます。読み終えるまでの間、あなたは騙されずにいられますか?(132字)

先週の天鵞絨書店

近代小説の巨匠が描く、微妙な三角関係。互いにエゴを押し付け合ったり、本当は持っている欲を隠したりと、内容にドロドロしたところはあるものの、下世話で下品な印象にはならず寧ろどこか上品で小粋な空気すら漂っているのが流石です。短編で読みやすく、人恋しくなるこの季節に読みたい一作。(138字)

先週紹介した本
芥川 龍之介「秋」

⇧Kindle版のリンクです。

⇧青空文庫でも読めます。

それではまた来週、お待ちしております。

スキをしていただけると嬉しいです :)