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「2024年4月桜」no.2 (吉野山)

 2024年4月4日、雨上がりの早朝、筆者は近鉄南大阪線で奈良県の吉野に向かった。近鉄南大阪線の出発点、大阪阿部野橋駅から、急行に揺られ揺られて、やっと吉野駅に到着した。もう、9時20分を過ぎていた。
 吉野山に登る最初の山路は、商店街のような出店のオンパレードであった。元気な店員さんの呼び込みの声にうながされ、よもぎ饅頭やくずもちを食べながらの行程であった。

2024年4月吉野山

 周知のように、吉野は、下千本、中千本、上千本、奥千本、を経て吉野山頂上に向かう。下千本から中千本辺りまで、にぎやかな通りであった。その殷賑に酔いしれながら、孤独感から解放されたと思うと、上千本を経て、急に静寂な奥千本へと入っていく。

2024年4月吉野山
2024年4月吉野山
2024年4月吉野山
2024年4月9吉野山

 人の気配が無くなっていた。一人旅を感じながら進んでいく。

2024年4月吉野山

 有名な花矢倉である。

2024年4月吉野山

 これまで通ってきた、著名な建造物を紹介しておこう。

2024年4月吉野山
2024年4月吉野山

 周知のように、吉野は高野山と並んで、世界遺産に登録されている。

2024年4月吉野山
2024年4月吉野山

 上千本辺りで、昼食をとる団体がちらほら。晴天であれば、この辺りももっと喧噪に包まれていたであろう。浩然とした気分になった。

2024年4月吉野水分神社

 奥千本に入る。有名な吉野水分神社である。この辺りから、急登になっていく。雨上がりの曇天なので、人気はほとんどない。吉野山頂上に向けて、
さらに進んでいく。


2024年4月吉野山

 どこまでも、孤独な山行であった。というより、体も心も、空であった。

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