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君と見た、あの丘でもう一度桜を。

【1-3:晴れ時々桜吹雪】

「取り残された……?」
 葵と離れ離れになり、桜の吹雪が去っていく。
 そこに葵の姿は無く、ただ一人、俺だけが取り残されている。
「嘘……だろ?」
 周りの建物は依然と変わらず、ただしかり「人間」だけが排除された様な、そんな感覚だった。
「本当に何が起こっているんだ……?」
 とりあえず周りを散策してみるも、なにも変化がなし。
「なにかあったら怖い。一旦家に帰ろう」
 そう思い、家に帰宅。
「やっぱり誰もいない……」
 周りを見やっても誰もいないのは当然だが、人の気配がない。
 ふと、机に一枚の紙があるのを見つける。

此処は、お前と向き合う世界だ。

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