今まで行ったことのない劇団四季に行ってきた話　前編

みなさんこんにちは、あるいはこんばんは。
このセリフ、SPY×FAMILYでも結構好きな方のセリフかもしれません。
スマブラプレイヤーかつポケモンスリーパーの銀河です。
最近は厳選も進まず朝起きるたびに課金を促されます。助けてくれ。おれはホゲータが好きなのにクワッスしか来ない。

実は最近、わたくし、ポケモンスリープとスマブラ以外にももうひとつハマっているものがあります。
それは……

『起立、気をつけー！
こんにちは、月ノ美兎です！』

そう、彼女こそインターネットの委員長こと、
月ノ美兎さんである。
画像は本人がTwitterで配布しているフリー素材。

彼女はいわゆるV tuber。
にじさんじという事務所に所属している、いわば"Vtuber"を職業としている歴とした"プロ"だ。趣味でYouTubeをしているわけではないのである。

Googleで『月ノ美兎』『年収』で検索し、1番上に出てきたページを見てみると、
どうやら1億〜3億円ほどをこの6年ほどでYouTubeのみで稼いでいるらしい。
そんなことがわかるってインターネットってすげえな！インターネットに書いてあるんだからきっと事実なんだろう。うん。
こういう適当なまとめページ、いいかげんにしろよマジで。

閑話休題。
月ノ美兎委員長は色々な種類の企画動画をあげているが、その中でも自分が好きなコンテンツが『体験レポ』だ。
委員長は好奇心が旺盛だと自身でも語っており、面白そうなコンテンツや、したことのないことにガンガンと突っ込んでいくスタイル。
そのことを面白くネタにして、動画として消化していくことが多い。
過去には山奥で集団で断食する『断食道場レポ』や、施術中には"必ず眠れる"ということを売りにした『ヘッドマッサージレポ』など、
一風変わったレポが特徴となっている。

その動画を見ていて銀河は思ったのだ…

そう、たとえば
『時間がないから』とか、
『めんどくさいから』とか、
『ちょっと高いな…』とか！

今まで人生で、『やりたいのに、大きな理由がないけどやってないこと』ってたくさんあるやん！！！！！！！

って思ったんです。

んでもって、それが触れられるのって、
それを"経験したい"と思ってるのって、
今だけなのかもしれないなって。

そして経験したいことのひとつが、
『プロの舞台劇を観ること』だったんです。

銀河は実は高校時代は『演劇部』だったんですが、今まで人生でプロの劇を生で観たことって今までなかったんです。

理由は"観劇料が高いから"
"予約がめんどくさいから"の2点！！

ちなみに観劇料に関しては高いと思いつつ、ろくに知らない。過去におそらく調べて"高い！"
と思ったから記憶にあるだけ。

そして最近の話。
友人とのゲーム通話中、
『そういえば、近頃月ノ美兎委員長にハマってて〜』
『自分もプロの劇を観たいと思ったんだよね』
という話をすると、その友人は結構な頻度で観劇に行っているらしく、
『え、いいじゃん！一回行ってみなよ』
と言われ。

"行ってみるか、せっかくだから！"
と思ったわけです。

そして次は、何の劇を観るか。
自分が思いつく、見たことのない"劇"で最初に想像したものはズバリ…

"オペラ座の怪人"！

多くの作品で題材にされたりしており、自分も
"金田一少年の事件簿"や"FGO"で触れたことがある。

みんなも知っているであろう、
『やることが…やることが多い…！』
というネットミームはオペラ座の館殺人事件に関する話が元ネタである。

肝心のオペラ座の怪人のストーリーは、
なんとなく悲劇の話、ということは知っているが実は観たことがないので、それ以上のことは知らないのだ。

せっかくだから、観たことのない話を観てみるか、と思い調べてみると、
あの"劇団四季"が"オペラ座の怪人"を横浜で公演中とのことだった！

これは運命じゃないか…
と思い予約ページを確認してみると…

1ヶ月先まで予約でいっぱい！！！！！！！！

そう、人気作品にもなると、上映スケジュールが出た瞬間にはもう予約でいっぱいとなり、
"おっ、明日なんか予定が空いたな…
それじゃあ観劇でも行っちゃいますかあ…"
とはなかなか出来ないのである。
甘かった。
いやよく考えれば当たり前なんだが、
甘かった。
おれの人生この連続。

そして友人から、
『そういえば銀河くん、オペラ座の怪人のことってどれくらい知ってるの？あらすじも知らない作品を観てよくわからないうちに観終わっちゃうくらいなら最初は知っている作品から観たら？』
とのアドバイス。

そのアドバイスはまさしくだった。
おれは怪人のこともオペラ座のことも何も知らない。
オペラ座の怪人のあらすじをWikipediaに調べに行ったが、フランスの地名
(そもそも舞台がフランスであることもこの時初めて知った)が全然わからないのであらすじを観ても『？？？？？？？？？』
『これは人名？それとも地名？』となっただけ。

そして劇団四季の作品ページをにらめっこし、
観ることにした作品は…

"アラジン"！
実は銀河、家族の影響でディズニーアニメはかなり好き、いや、大好きなのである！
中でも好きなのは『ライオンキング』、
そして『アラジン』！！

詳しいあらすじはみんななんとなく知ってると思うので省かせていただくが、
(あらすじも知らない人は、アニメのアラジンはあらすじ知らなくてもなんとなくで観られるので是非アニメを見てほしい)

自分はアラジンという青年が『清く正しい心を持っているが、年齢相応の幼さと人間臭さを持っており、間違いを犯しながらも誠実であろうとする姿』に心を惹かれるのだ。
他にも好きな点がいっぱいあるけど、ディズニーランドに行くとアラジンのグッズは必ず確認するくらいには好きなのだ。

実写映画映画館で観ているが、劇団四季は観たことがなかった。というか正直、アラジンが劇団四季でやっているということが記憶になかった。
好きなのに。マジかよ。
劇団四季といえばライオンキングというイメージだったので。

ということで、意を決してアラジンを観ることに。
そして日程を決め、値段を確認すると…

た、たけ〜〜〜〜〜〜。

2階や3階の1番離れた席で5000円以上。
少しでも良い席で見ようとすると10000円は必ず必要、という感じである。

た、高い……

でも、観たい！観たいと思っているうちに！
人生！何事も！経験！！

友人との電話中に意を決して、席を予約！
初めてであることと、予約したい日程の席を確認すると他にほとんど選択肢もなかったこともあり、S1席を選択。
13000円である。

こうして意を決して、劇団四季を初めて人生で観に行くことにしたのであった───

後半に続く！

後日談、というか今回のオチ。
13000円という値段に「高いな……」
「いやでも観るか…せっかくだからな…」
とうじうじしてると

『いやでも銀河くん、ソシャゲに10000円突っ込むよりも遥かに良い経験になると思うよ…』

と言われてしまい、今月学園アイドルマスターとポケスリに余裕で数万以上を溶かした銀河はその正論に身体を焼かれ、死んだのであった。

完。