マフラーの話(ジネッタ豆知識)
マフラーの取り回しについて解説します。
見た目の割に新しいフォードのZETECエンジンからエキマニが出ています。
昨今じゃ珍しいパイプを曲げたタイプです。
メッキ加工が手の届く範囲のみ処理されています。
DARE世代では他のマシンも同様なので仕様なのでしょう。
折角なら最後までやってくれよ...笑
写っていませんが、画像下の方で4→1に集合します。
で、ボディ左前方から出てきてサイレンサーに接続されます。金属バンドで留まっているのでバイクのサイレンサーと同じ仕組みです。
ちなみに僕のジネッタのサイレンサーには触媒が内臓されています、そうは思えないほどガス臭いですが...
そしてそのまま出口に至るわけです。
サイレンサーの後端部あたりにステーがあり、防振ゴムを介してボディと接続されているわけですが
お気付きでしょうか?エンジンから出てからマフラーを支える点がこの場所しかないことに。
当たり前ですが、エンジンからの振動は全てこのゴムが受け止めますし、アクセルON-OFFでエンジンが捩れたり段差で揺られてもマフラーに関しても同様です。
それはまぁ、千切れますよね。。
モノとしてはこんなモノで、本来は置き型の機械の足に噛ませるような用途が多いようで
引っ張られる方向は得意ではないようです。
つくづくイギリス車というものは、そこらへんにあるパーツを使っているんだなぁと実感します。
お陰でいつでも手に入るし、値段も安い(これは500円くらい)のは助かりますけどね。
ちなみにローバーミニもサイレンサーを同様のパーツで吊っているそうで、千切れるのはあるあるらしいです。(またイギリス車か)
ここがイギリス車のいいところで、イタフラ車だとそうはいかないんだろうなぁ。興味はあるけど踏み出せないポイントがこういったところです。
ジネッタのマフラー関係でマニアックな豆知識です。
↓の写真はオリジナルのジネッタです。
↓はDAREの再生産モデルです。
違い分かりましたか?
マフラーの出口側にて、オリジナルはボディがそのまま降りてきた形状に、DAREはえぐれている形になっています。
言われなきゃ気づかないポイントですが、知っていればすぐに分かるので是非覚えておいてください。
街で見かけたG4がいたら、すかさずここをチェックして
「これは再生産(オリジナル)ですね」と、したり顔で話しかけましょう。
これだけでもだいぶ通ぶれます。
小話のつもりが意外と沢山書いてしまった。
ジネッタはうるさいですが、旧車あるいは旧車然としてますのでまずオフィシャルに声をかけられることはありません、ラッキーですね。
長距離は辛いですが...
終わり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?