堀江由衣ライブ文学少女俱楽部2幕間映像解説

幕間ストーリー

見てない人の為の大体のあらすじ

『今度の文化祭を1番沸かせた倶楽部には来年の部費を2倍にするぞ』
熊田先生からそう聞かされた文学少女倶楽部(一応文化部)の面々はステージでバンド&ダンスを披露することになった

しかし、
実際のメンバーと担当する楽器が違うせいで当日に間に合いそうにない程下手なバンド演奏とダンス

メンバーの1人が父の会社で大量にペンライトが余って倒産の危機だからバンドどころじゃないと言い始める
(父さんの会社が倒産きk)

科学部と出会い頭に衝突して大切なギターが壊れてしまう

作っていた看板が何者かに落書きされてしまう

体育倉庫で練習をしていたが誰もいないと思った熊田先生に閉じ込められる

『文化祭で色々と厳しい理事長が来るからうるさくするな』と無理難題を押し付ける熊田先生

などの災いが降りかかってさぁ大変


そんな中ひょんなことからタイムリープの力を手に入れたほっちゃんは、タイムリープを繰り返すことで災いの原因を取り除こうとする

しかし何度災いの原因を取り除いても『文化祭を1番盛り上げて部費をゲットする』という未来には絶対に辿り着けない

何度目かのループの後、原因を排除しても1番になれなかったからかほっちゃんは再度ループに入ろうと教室を出ようとした

ふと足元に落書きを見つけ教室を出るのを躊躇った時、どのループでも聞けたはずの声が聞こえてくる

『1番になれなかったけど楽しかったよね』

それを聞いたときほっちゃんはまるで時が止まったかのように感じた
そしてもうループは使わないようにしよう、そう思った

4時3分を超えられなかった時計の針が4時4分をしめす………


※文学少女倶楽部→ライブのバンドメンバー(文学少女帯)4人&ダンサー4人&ほっちゃんで構成された文化部
バンドをやろうとしたが人数が多過ぎる為一緒にダンスもしようという事になった
※熊田先生→外見がクマスターで自分の首が飛ぶことをいつも恐れている
※親父の会社→モストプランニングの事
東京都新宿区西新宿1丁目19−6 山手新宿ビル 11F
今回のライブの制作に同名の会社が関わってる
映像中、ペンライトが売れ残っているという話だったが実際は東京公演の当日物販に出せないほど売れに売れていた
因みに会場で社名が出たとき笑いが起こっていた(割と知ってるオタクがいるんだな)


解説

タイムリープについて

まず最初に一言だけ言わせてもらいますね


厳密に言ったらタイムリープじゃないじゃん!!!!


タイムリープの定義としてwikiを引用させてもらうと

「タイムリープ」は一般的に「自分自身の意識だけが時空を移動し、過去や未来の自分の身体にその意識が乗り移る」という意味で使われており、自分自身が意識・身体とも時空を移動することを意味する「タイムトラベル」と使い分けられていることが多い。

この意味における「タイムリープ」では、自分自身が産まれてから死ぬまでの時間が過去や未来への移動範囲の限界となる。また、同一時空に同一人物が2人以上存在する矛盾も発生しない。

Wikipedia「タイムリープ」より引用

とあり、幕間におけるタイムリープ(仮)を大まかに表現すると
『世界Aに類似した世界Bに肉体ごと一方的にお邪魔する』というものなので、「意識が乗り移る」「自分自身が産まれてから死ぬまでの時間が過去や未来への移動範囲の限界(そもそも明言されてない)」あたりがタイムリープ(一般)と異なるところですね

上記から「次元移動」といった方が合ってますがここではややこしいので「タイムリープ」としておきます


『世界Aに類似した世界Bに肉体ごと一方的にお邪魔する』と言いましたが分かりやすいように図示すると以下のようになります

(以後元々の世界に居たほっちゃんを「元ほっちゃん」、リープした方を「来訪ほっちゃん」とする)

未来が確定している点については後述するとして、要点をまとめると

・同世界にほっちゃんが同時に存在している(図上では問題解決時以降、来訪ほっちゃんを居ないことにしているが実際は存在している可能性もある)
・着地ポイントは時間が決まってるだけで日時は特に縛りはない
・リープ開始時間の制限は特にない
・問題を解決した後確実に別の問題が出てくる
・「優勝する」未来には辿り着けない(後述)

となり、下二つが重要なのですがその前に解決すべき問題について整理します

解決すべき問題

問題を時系列的にまとめる(うろ覚えなのでどこかしら間違えてる)と

・配置を逆にしたせいで下手になったダンスと演奏
・倒産危機
・科学部と衝突してギター破損
・看板落書き
・体育倉庫閉じ込め
(・熊田先生にうるさくするなと言われる)

となり、倒産危機と熊田は解決方法が同じなので実質5つの問題になります。

立川1日目で「5回ライブをした~~(くっそうろ覚え)」という発言があったので合ってると思います

それぞれの解決方法としては

・配置が逆→決める際に来訪ほっちゃんが元ほっちゃんに配置が逆である事を耳打ち、元ほっちゃんがそれを発言した
・倒産危機→ペンライトに可愛い女の子の絵を載せて可愛い女の子の声が出るようにしたらいいと来訪が元に助言、元がそれを発言した
またそのペンライトを来訪が熊田先生に手渡している
(ペンライトから音が出るからうるさくならないという謎理論)
・ギター破損→科学部とぶつかる前に来訪がギターを持ってる方の背中を押して転ばせた
(それ別の理由でギター壊れる可能性あっただろとか言っちゃダメ)
・落書き→犯人を見つける事は出来なかったが、来訪が落書きを元にして書き換えちゃえと元に助言
・閉じ込め→来訪が鍵を持ってくる

となります

閉じ込めに関しては、閉じ込められてる元ほっちゃんが誰かが開けに来るのを確信しているというシーンがありますが、これに関しては立川の二日目に「この元ほっちゃんも既にリープを知っていて(経験はしてない)過去のほっちゃんが来訪して解決するだろうという発言」という説明がありました

(リープは一人一回かつリープの経験自体はこの後に発生した問題を解決するために使う為、『経験している』のはあり得ない)

固定されている未来について

『「優勝する」未来には辿り着けない』についてですが、これに関しては『「優勝する」という未来を直接阻害する原因が存在しない/原因と思われる要素を排除しても神の見えざる手で他の要素が作られる』というのが正しいと思います

古今東西のSF時間系の話でも未来が固定されてるのは珍しくないし、そうじゃないと話が成り立たない(意志さえあればリープを繰り返せば何でもできる)ので………


因みにこの固定されてるのを活かしてなんとかして固定を解除してハッピーエンドに持ち込むという創作物もあったりします

逆もしかり

リープの条件のまとめ

・日時は指定してないが16時3分にしか戻れない
・一人のほっちゃんにつきリープ出来るのは一回のみ(明言されてないが複数回やった方がいい場合に行ったというのがない)
・肉体と記憶が新しい世界に移動する
新しい世界では堀江由衣が二人いる事になる(他の人にはどっちがどっちかの見分けがつかない)
・同世界に二人が存在する時両者の意識/記憶が共有されるなどはない
・リープできるのを知っているため、元ほっちゃんが来訪ほっちゃんを観る/存在を知っても違和感を覚えない
・世界Bで解決した問題aは以降の世界C~では問題自体が発生しないと思われる(でないとaを解決するために世界Bに来訪した世界Aのほっちゃんが世界C~にも来訪しないといけなくなる=世界Aほっちゃんが複数体に分裂する事になる為)

小ネタ

・何故ほっちゃんがタイムリープ能力を得たのかは前回のライブ(2019年)で説明されている 映像化されてないのでオタクブログを漁るしかない

・他の部活もバンドをやる事に対して『これが……これこそが、大(ガールズ)バンド時代や!(CV:小原◯子)』と茶化したツイートを見たような見てないような気がするが、元ネタ?の5周年記念アニメでは頑張って作った看板が大雨で壊れたりしていた

・優勝する為にリープで他部の妨害をするという発想に至ってないのが堀江由衣っぽい

・演奏が下手というシーンで使われている音源は、ダンサーが演奏したものではなく文学少女帯内で楽器を交換して出した音である(立川2日目)
キーボード⇔ギターはともかくギター⇔ベースギターはなんとなくは弾ける為ある意味難しかったらしい

・看板の落書きの犯人は特に決めてないらしいが、同じくタイムリープ出来るダークほっちゃんがやってたという後付けになって文学少女俱楽部3のライブが始まる気がする(どこの蒼△翔太かな)

・最後に堀江由衣が二人いる事が倶楽部のみんなにバレている
これも文学少女俱楽部3(仮)のネタになりそうな気がする

・幕間で男性陣がスカートを着るというシーンがあるが、その前に実際にスカートを着て演奏していた


幕間だけじゃなくてライブ自体の感想も書きたかったけど時間的都合で難しそうです グヌヌ

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